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FPとファンドマネージャーが教える 世界標準の資産運用

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シンガポール在住FPの花輪とシンガポールでヘッジファンドマネージャーの経験がある河北が世界標準の資産運用について語るマガジンです。月数回程度更新予定です。
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#資産運用

資産の特性を理解する(株式は安全資産?)

株式・債券・商品など自分の資産を何に投資して保有するかは大変重要です。「世界標準の資産の増やし方」の中でもその考え方について、様々な角度から説明しています。 これから何が儲かるのかといった予測に目がいきがちですが、その前に各資産の特性を理解しておくことが大切です。 「世界標準の資産の増やし方」の中ではインフレヘッジ機能について特に詳しく書いていますが、米国の著名投資家であるウォーレン・バフェットがその違いを彼らしい言葉で説明しています。 バフェットは資産を大きく3つに分

中東情勢緊迫化 世界のマネーフローを読む 河北博光氏 ラジオ日経10/2/2024

ファンドマネージャーの河北博光さんがマーケットプレス(2024/10/02/水 前場)にご出演され、世界のお金の流れについてお話されており、勉強になったのでシェアします。radikoでも1週間放送を聴くことができます。 中東情勢を巡る地政学リスクの上昇岸田 中東情勢を巡る地政学リスクが昨日かなり高まりました。ここまではあまり市場には影響してこなかったんですが、昨日はヨーロッパアメリカでかなり意識されたようですね。 河北 そうですね。やっぱりさすがにここまでやられたい放題な

9/21(土)ニッポン放送「渡邉美樹5年後の夢を語ろう!」出演しました

9/21(土)放送予定のニッポン放送の「渡邉美樹5年後の夢を語ろう!」のワタミ本社での収録写真!よろしければポットキャストでご視聴ください♡ ジム・ロジャーズさんが日本の総裁選、米国の大統領選挙、8月の株式市場の乱高下、ドル円の為替の見方、最近の投資先をどう見ているかをお話ししました。 新刊についてもお話しさせていただきました♪ ✅noteメンバーシップ募集中♪ FP花輪陽子の世界標準のお金のレッスン|花輪陽子(FP@シ

日本人の資産形成・資産運用に対する考え方は 世界標準から見ると異質 「世界標準の資産の増やし方 」

世界標準の資産の増やし方: 豊かに生きるための投資の大原則(東洋経済新報社)から、note限定で1章の1-1を抜粋します。 1 日本人の資産形成・資産運用に対する考え方は 世界標準から見ると異質1 世界でも突出して貯金が大好きな日本人  日本人は貯金が大好きな国民です。「お金を減らしたくない」「万一の時に 備えておきたい」という気持ちがとても強い人が多いと感じます。働いて稼 いだお金を好きなことに使ったり、投資に回したりするよりも、貯める方が 正しいという教育を社会から刷

世界標準の資産の増やし方: 豊かに生きるための投資の大原則(東洋経済新報社) はじめに抜粋

世界標準の資産の増やし方: 豊かに生きるための投資の大原則(東洋経済新報社)から、note限定ではじめにを抜粋します。 「インフレで日本円の価値が目減りしたらどうしよう」 「年金だけで老後まで豊かな生活が送れるのか不安」  新 NISA が始まり、日経平均株価が史上最高値を超え、いよいよ「貯蓄か ら投資へ」の流れが加速しようとしています。しかし、そんな中でも、自分 は株式市場の上昇とは無縁で、老後や日々の生活が心配という声もよく聞き ます。また、このような上昇相場は異

『注目の米雇用統計』ラジオNIKKEI マーケット プレス ファンドマネージャー河北博光さん

ラジオNIKKEI マーケットプレスにヘッジファンド・マネージャーの河北博光さんが出演され、政治に揺れるマーケットについてお話をされました。お話しされた内容の一部を要約します。全放送はradikoでご視聴ください。 マーケットが急激に回復 注目の米雇用統計は?今回の相場は急激に下げた後の急速な戻しに非常に驚いたっていう風に思いますけども、ここから雇用もそうですけども、色々材料が豊富な中で、この時期にこれだけ強く戻すのは意外感もあったし、相場は強いなと感じます。 雇用統計に

新刊『世界標準の資産の増やし方』(東洋経済新報社)8/21発売

執筆協力をさせていただきました書籍『世界標準の資産の増やし方: 豊かに生きるための投資の大原則』(東洋経済新報社)が8/21に発売になります。 2017年に投資銀行の知人を経由してシンガポールのヘッジファンドで活躍をされていた河北さんと知り合いました。当時、河北さんは海外日本株運用のパフォーマンスで世界1位(2017年 マーサーランキング)となるなど大変ご活躍されていました。私はクォンタム・ファンド共同設立者である冒険投資家のジム・ロジャーズ氏に長年に渡って取材を続けていま

【8/7 水・無料】世界標準の資産の増やし方とは!? ~インフレを考慮した資産形成のあるべき姿を解説~

シンガポール在住FPの花輪陽子です。ファンドマネージャーの河北博光さんとnote本社でマネー勉強会(無料)を開催します。 ✅お申し込みはこちら↓ https://forms.gle/2dYypBDPpVwkfSxG7   今回の勉強会では、国内大手資産運用会社国内株式担当部長、シンガポール独立系運用会社日本株CIO(首席投資責任者)などを経験されているファンドマネージャーの河北博光さんと共にコラボレーションの勉強会を主催します。 日本における、これまでの資産形成がインフレ

ウェビナーレポート 第1回IR大全ウェビナー | 個人投資家 井村俊哉氏 x 機関投資家 河北博光氏

日本の投資家、中小企業診断士、YouTuber、元お笑いタレントで株式会社Zeppy代表取締役社長の井村俊哉氏と機関投資家の河北博光氏の対談ウェビナーを視聴しました。 個人投資家でバリュー投資で有名な井村さんは平均して1年強保有して、2倍を目指すと言うスタイルだそうです。例えば、人口が減っていくと言う理由からネガティブだった地銀の中で一番上がりそうな銘柄を探しにいくなど。情報収集はブログやツイッターなど膨大な数を適時全て何時間もかけて毎日読みこむそうです。 他方で河北さん

週末に投資アイデアを考える(6/2~6/8)

<マーケットチェック> 株価 経済指標で右往左往する相場が続いていますが、確からしいのは雇用市場が調整に向かっているという点です。一方、マーケットが判断し損ねているのが、「雇用市場が調整した結果、インフレは遅いながら鎮静化してきているように見えるが、それで景気は腰折れしないというシナリオでいいのか?」という事だと思います。米国では解雇率が上昇することなく、雇用市場の過熱が収まってきています。本当にこのトレンドを維持出来れば、インフレは徐々に沈静化し、失業率の急増もないの

¥150〜
割引あり

週末に投資アイデアを考える(5/19~5/25)

<マーケットチェック> 株価 米国株はNYダウが40000ドルを達成した後、大幅に下落しました。下落の場面でも好決算を発表したNVIDIAの株価は強く、半導体株もNVIDIA以外は弱いといった形で一極集中が強まっています。 最近の米国株はPMIやCPIでかなり動いています。しばらく、マーケットは金利上昇方向のヘッドラインで一喜一憂する展開になりそうです。 最近米国の景気関連の指標はネガティブサプライズの連続で、PMIは久々のポジティブサプライズでしたが、相場の連想は

¥150〜
割引あり

株価指標の基礎 PBRを考える

株式投資を行う上で、将来業績の見方が重要なのは皆さんもよく認識されていると思いますが、業績が完全に予想できたとしても、それだけではその企業の株価が割安か割高かは分かりません。 適正な株価を見つけるにはバリュエーション(企業の利益・資産などの企業価値評価)指標について理解する事が不可欠となります。 少し株式投資について勉強すると、すぐに株価純資産倍率(PBR)や株価収益率(PER)、配当利回り、などの指標について習うことになると思います。 計算式や使い方については、どこに

老後のお金を今すぐ守ろう!(インフレ対応の未来家計簿付き!50年分)

 さて、日本でも米国でも、中央銀行は2%のインフレ目標にコミットしています。しかし、実際にはそれ以上の粘着質なインフレが継続しつつあるように感じます。   記録的に長く続いた低インフレの時代が終わり、世界経済がインフレ前提になりつつある中、個人のライフプランを考える際にもインフレ前提で考えなければなりません。1970〜80年代はひどいインフレが長期で継続しましたが、歴史を遡るとインフレが長期間続くことはあるものです。   しかし、依然として、FPが提供するキャッシュフロー表に

¥100〜
割引あり