マガジンのカバー画像

FPとファンドマネージャーが教える 世界標準の資産運用

53
シンガポール在住FPの花輪とシンガポールでヘッジファンドマネージャーの経験がある河北が世界標準の資産運用について語るマガジンです。月数回程度更新予定です。
運営しているクリエイター

#日銀

市場動向の確認と経済ニュースの注目点(7/28~8/1)

今週末は記事を書くことができないので、8/1までのニュースをまとめさせていただきます。来週は8/2~8/10までの内容で書かせていただきます。 メンバーシップの申し込みはこちら <マーケットチェック>今週は日米の金融政策決定会合に注目が集まっていましたが、中東情勢や中国向け半導体規制に関するニュースが入ってくるなど、相場材料が多く変動が激しくなっています。 簡単にポイントだけまとめておきます。 日銀金融政策決定会合 政策金利の引き上げがサプライズであったため中心に報

¥150〜
割引あり

ラジオNIKKEIに出演しました(日銀追加利上げのポイント解説)

本日、ラジオNIKKEIのマーケットプレス(9:15~9:30)に出演しました。日銀の利上げについてもコメントしましたので、簡単なメモを出します。 マーケットプレス 前場 ラジオNIKKEI第1 2024/7/31(水) 09:00-11:35 日銀の追加利上げに関して 今日は日銀金融政策決定会合とFOMCの結果待ちです。 日銀が利上げするかどうかは見方が割れているようですね?今朝の日経新聞では利上げの見通しが出ています。 これだけ見方が割れているのも久しぶりです。海

もし日銀がETF売却を始めたら?

歴史は繰り返さないが、韻を踏む。 これは「トム・ソーヤーの冒険」で知られる米作家マーク・トウェインの言葉と言われている。 先日、伝説のファンドマネージャー坪田さんとの会話の中で「日銀がETFの売却を行ったら」、という話があった。 まだ、少し早いかもしれないが、過去の事例からどんな手順が踏まれ、市場にどの様なインパクトがあったのか、勉強しておきたい。 ちなみに、私はこういう事を始めるのが、やや早すぎる傾向にある。 マイナス金利に関しては、大学時代のゼミの教授に教えていただい

¥200〜
割引あり

日銀金融政策決定会合は本当にハト派だったのか?

日銀金融政策決定会合の結果が据え置きかつ公表文も短く、QT(量的金融引き締め)や利上げの示唆といった、市場期待への「ゼロ回答」の印象が強かったので、早期利上げ観測が後退した。とマーケットでは説明されている。 市場では、事前に国債購入額を減額する方法検討と時事通信が報じていたことから 、注目されていたが、減額を強く示唆する内容ではなかった。 「6 兆円」という数字はなくなったが、「2024 年 3 月」の決定という文言があるため、タカ派とは捉えられていない。今後の金融政策に

本日の為替変動の捉え方

本日は日本の祝日の中、為替が激しく変動しました。 10時半ごろに1ドル=160円台をつけ、 13:00過ぎからは一転、急激な円高で155円台前半に、 その後、少し円安方向に売動きましたが、 16:00すぎから、また急な円高になり154円台に入っています。 今日は遠くまでウォーキングをしていたのですが、途中、外国人の友人からも頻繁にメッセージが入りました。 「日銀はなぜ介入しないの?」 「介入のレベルを決めているのかと思ってた」 など質問攻めで、何度も立ち止まって返信し