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FPとファンドマネージャーが教える 世界標準の資産運用

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シンガポール在住FPの花輪とシンガポールでヘッジファンドマネージャーの経験がある河北が世界標準の資産運用について語るマガジンです。月数回程度更新予定です。
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#インフレ

日本人の資産形成・資産運用に対する考え方は 世界標準から見ると異質 「世界標準の資産の増やし方 」

世界標準の資産の増やし方: 豊かに生きるための投資の大原則(東洋経済新報社)から、note限定で1章の1-1を抜粋します。 1 日本人の資産形成・資産運用に対する考え方は 世界標準から見ると異質1 世界でも突出して貯金が大好きな日本人  日本人は貯金が大好きな国民です。「お金を減らしたくない」「万一の時に 備えておきたい」という気持ちがとても強い人が多いと感じます。働いて稼 いだお金を好きなことに使ったり、投資に回したりするよりも、貯める方が 正しいという教育を社会から刷

キャッシュハングリーな銘柄

*メンバーシップ(初月無料)の申し込みはこちら   6/19に元お笑いタレントで「億り人」となった個人投資家の井村俊哉氏と対談を行いました。正直に言って私たち機関投資家とは活躍の場が違うので、どんな話になるのかなと思っていましたが、とても優秀で勉強熱心で感動しました。彼は機関投資家の世界でも一流になるなと直感しました。とにかく考え方がシンプルで頭の回転が速い。全て自分のことばで話せているので、何かを見た時の判断が早く的確、不測の事態が起こってもすぐに軌道修正できる人だなと感じ

老後のお金を今すぐ守ろう!(インフレ対応の未来家計簿付き!50年分)

 さて、日本でも米国でも、中央銀行は2%のインフレ目標にコミットしています。しかし、実際にはそれ以上の粘着質なインフレが継続しつつあるように感じます。   記録的に長く続いた低インフレの時代が終わり、世界経済がインフレ前提になりつつある中、個人のライフプランを考える際にもインフレ前提で考えなければなりません。1970〜80年代はひどいインフレが長期で継続しましたが、歴史を遡るとインフレが長期間続くことはあるものです。   しかし、依然として、FPが提供するキャッシュフロー表に

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