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開幕1週間を終えて〜グリエルの打撃について感じた事〜
昨年は7月まで開幕がずれ込んだものの今年は無事4/1に開幕を迎えたMLB。僕の推し選手ユリ・グリエル擁するアストロズは開幕8試合を終え6勝2敗と上々の滑り出し。
サイン盗みで批判を浴び、昨年は大きく破壊力が落ちたように見えた打線が今年は開幕から大爆発。1〜6番までで打率.300超え、OPS.900超えがいずれも5人とまさに脅威の打線を形成している。
昨年終盤不振に喘いだグリエルも例に漏れず、今年は主に5〜6番に座り好調な打撃を維持している。
が、実は僕はグリエルの打撃を見て「なんかいつもと違うな…」と感じている点がある。そこで今回は開幕8試合を終えた時点の彼の成績を見て、時期尚早ではあると思うが感じた点を綴っていきたいと思う。
1.現時点の成績
ここまでの成績
8試合 打率.357(28-10) 1本 3打点 出塁率.500 OPS1.036
一目で好調と分かる成績。しかしグリエルについて多少は知ってる方であれば、これだけでも既に違和感を覚えたであろう。
そう、出塁率が例年にないほど高いのだ。
上の写真を見てもらえば分かる通り、グリエルという打者は例年四球が少なく、通算打率.288というハイアベレージにも関わらず出塁率が.327と若干物足りない数字になってしまっている。(積極打法もまた魅力なのだが)
それが今年はここまで打率は.357、出塁率は脅威の.500(リーグ5位)と明らかに普段と異なる成績を残している。
2.理由
理由もクソもボール選んで四球多いだけだろって思った方もいると思います。実際その通りなのですが少し解説させて下さい。
来年のグリエルはボール球スイング率が30%を切った年がなく、多い年には40%を超えた事もある超がつくほどのフリースインガー傾向でした。
それが今年はボール球スイング率22.9%と過去最も低かった2017年と比較しても約10%も改善されている。
それでいてコンタクト率は過去のものと大きな差はなく、打てる球だけに手を出している事が分かる。
これ以外にも例年より良い数字を残してる指標は数多くあるが、それはおいおい紹介したい。
3.まとめ
元々ボール球を振っていた時期ですらMLBトップクラスの三振率の低さを誇り、コンタクト力は絶対的なものがあったグリエル。それが今年は選球眼まで身につけ、ボール球を投げても見極められるとなれば投手にとっては脅威でしかないだろう。今年37歳とベテランの域に突入し若干衰えが囁かれる中での見事なモデルチェンジ。ファンとしては是非この調子を維持してもらいたいところだ。