【鉄道旅行】お年始冬の青春18きっぷ旅② ~関西で寄り道~
2022年1月9日・10日に一泊二日で関西に行きました。
敦賀から新快速乗車
何事もなく北陸トンネルを通り、敦賀に到着です。2021年12月25日の神戸日帰り、2021年12月31日の年越し旅行では行きの途上で何らかの形で特急を利用しましたが、今回は新快速に乗り換えて手持ちの「青春18きっぷ」を使い尽くします。
敦賀では以前は乗り継ぎの際に売店で新聞を買い求めていましたが、新型コロナ禍以降「福井新聞」が「嶺北版」「嶺南版」の区別を無くして県内同一紙面に統合した為、そのまま新快速姫路行きを待ちます。
敦賀駅の放送は原則自動化されており、日本語と英語での放送が交互に行われます。英語放送は合成音声ではなく誰かが声を当てているようですが駅名を英語ネイティブの発音で繰り返しています。日本語の原音との乖離が興味を引きます。
前回は大雪による計画運休で乗れなかった10:23発新快速姫路は今回は定刻に敦賀を発車しました。いよいよ北陸から関西に入ります。
滋賀県に入ると晴れてきました。雪に覆われていますが太平洋側の様相です。
しかし南下して行くにつれて雪は消えていきます。特急や普通列車を問わず冬季に北陸から関西に出る際に日本海側から太平洋側への移り変わりを実感し、雪が殆ど降らない太平洋側を羨ましく思う瞬間です。
晴天の琵琶湖を眺めつつ京都へ向かいます。
京都からみやこ路快速乗車
京都で新快速を下り、昼食を取ってから次の行動に移ります。奈良線に乗り換えです。
新型コロナ禍以降初詣の分散化が進んだ為かは知りませんが、結構な乗客がいました。みやこ路快速奈良行きに乗ります。「千本鳥居」で有名な伏見稲荷大社の最寄り駅である稲荷駅は通過する旨何度も放送がありました。
新型コロナ禍以前は外国人観光客にも大人気であり誤乗も相次いでおり対応は大変だった事でしょう。
車内は結構混雑していましたが何とか座れました。
京都を発車すると停車駅は少ないのですが、単線区間が多く含まれており行き違い為、通過駅でも停車します。ドアは開きません。
車内では北陸への観光キャンペーンの中吊り広告を見て通路を挟んだ席に座っていた中年男性が2人で北陸の事を話しているのが聞こえました。突っ込みどころもありましたが勝手に口を挿む訳にはいきませんのでそのまま聞き流します。
穏やかな日差しの中淡々と進み、40分余りで奈良に到着です。
奈良へは観光客の多くはより本数が多く、より中心部に近い近鉄を使う事が多いのですがJRになって本数が増え、駅も高架化されて綺麗になりました。
広々としたコンコースに下りると「せんとくん」がいました。
奈良から大和路快速乗車
改札を出て一旦外に出ます。東側には旧駅舎が保存されています。
駅前のローソンで奈良県の「奈良新聞」を購入します。県紙なのですが、大阪へのベッドタウンとなっている為県紙は弱く、紙面はほぼ県内のニュースで占められ、印刷も自社では持たず大阪府堺市の「朝日新聞」の印刷工場で委託印刷しています。
再びJR奈良駅に上がり、大阪方面の大和路快速に乗ります。
乗り込んだ大和路快速大阪環状線行きは行楽帰りなどで意外に乗客は多いのですが、それでも立ち客が出てくる程ではありませんでした。
それでも王寺に着くと一気に乗客が増えます。王寺を出ると大阪府との府県境を通ります。近鉄は山間部の峠越えをしますが、JRは奈良盆地から大阪湾に流れ出る大和川の渓谷に沿って走ります。一時的に大都市圏とは思えない車窓になります。
大阪平野に入り幾つもの駅を通過して最初の停車駅である久宝寺で大和路快速を下ります。
今晩の宿は新大阪駅近くに取ってあるので、ここからおおさか東線に乗り換えです。
久宝寺から普通電車乗車
全く意識していませんでしたが、久宝寺と新大阪を結ぶおおさか東線で走っていた201系は今年で引退が予定されていました。その為かホームでは写真を撮る人を多く見掛けました。
元々1980年代の国鉄で「省エネ電車」として首都圏の中央線で初登場した電車でしたが既にJR東日本では絶えて久しく、西日本でもとうとう引退を迎えます。
JR西日本のポリシーであちこちに手が加えられており、「老朽化」した様子はなく、引退させるのは勿体ない気がしますが、構造上地方の私鉄が受け入れるには難しいのでしょう。
久宝寺から大阪市の外縁部を走ります。既存の鉄道と接続する駅が多いのですが、既存の駅に遠慮してなのか「JR○○」と言う駅が目立ちます。首都圏では考えられない命名法です。
意外に乗客は多く、ほぼ座席が埋まった状態が続き所々で乗客が入れ替わりつつ新大阪に到着しました。
改札を出て、今晩の宿へ足を進めます。
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