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2022年「ガンジツスゴクオモイシンブン」(元日凄く重い新聞)蒐集行 第4章 ~昨年、2021年の「ガンジツスゴクオモイシンブン」蒐集行③~

毎年元日付の分厚くて重い新聞を集めています。
しかし、一応ラブライバーでもあります。

沼津で投宿

2021年元日付の分厚くて重い新聞、即ち「ガンジツスゴクオモイシンブン」を集め、静岡県の沼津駅に降り立ちました。
沼津市内のホテルを予約しており、内心弾んだ気持ちで手持ちの「青春18きっぷ」を改札で提示し、外に出ました。

沼津駅ホームに降り立つ。

なぜ弾んだ気持ちなのか?それは

今回の「ガンジツスゴクオモイシンブン」蒐集行のもう1つの目的が、大好きな作品「ラブライブ!サンシャイン!!」聖地巡礼だからです。

新聞を集めていますが、ラブライバーです。
新聞を集めていると言うので堅物を予想していた読者諸兄の皆様、こんなオタクで済みません。ここからはかなり新聞と外れた話が出てきますが、お付き合い頂ければ幸いです。

沼津を舞台にした「ラブライブ!サンシャイン!!」での推しキャラは梨子ちゃんです。

駅構内にも「ラブライブ!サンシャイン!!」関連商品の広告が。

「ガンジツスゴクオモイシンブン」が詰まったボストンバッグと着替えその他が入ったキャリーバッグを引きずりながら、予約していた沼津駅近くのビジネスホテルに向かって歩きます。

駅前には偶然「ラブライブ!サンシャイン!!」のラッピングバスが停まっていた。

沼津は新型コロナ禍で大変だった2020年でさえ車で1回友人と訪れています。その前の2019年は6回訪れており、地図無しでも車で走れる位、ある程度の土地勘があります。
富山から車で沼津まで行く場合は幾つか経路がありますが、最低でも300kmは離れています。

2021年初夢を見る宿、沼津グランドホテル。

大晦日と元日はかなりホテルが埋まっており、間際で予約が取れないのではないかと危惧していましたが、偶然1部屋空いていました。
泊まったのはビジネスホテル「沼津グランドホテル」です。
チェックインをして、取り敢えず部屋に重い荷物を置きます。

元日夜の沼津を歩く

夕食を食べようと外出します。
まずは中心部にあるアーケード商店街の「仲見世」を歩きます。同じく「ラブライブ!サンシャイン!!」聖地巡礼目的と思しき若者を見掛けます。

仲見世にもキャラクターが一杯。

しかし、肝心の食事はと言いますと、居酒屋は辛うじて開いていましたが普通の飲食店は既に閉まっていました。地方都市の中心市街地の商店街でありがちな事ですが、18~19時になるとあちこちの店舗でシャッターが閉まってしまいます。ましてや元日ですので休業中や時短営業の店舗も多く見掛けました。

アーケードにもキャラクターが一杯。

ふと顔を上げると、「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターが描かれたフラッグや横断幕がありました。

マンホール蓋にもキャラクターが一杯。

ふと下を見ると、マンホール蓋にも「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターが描かれていました。
ラブライバーにとっては歩くと楽しいのですが、お腹は空いたままです。
確か駅前にチェーン店があったな、と思い足を進めます。

駅前広場のイルミネーション。

しかし、元日故時短営業で閉店時刻間近を迎えており、ラストオーダー後でしたので断念しました。
結局、コンビニで弁当を買ってホテルに戻り、夕食としました。

沼津で初夢

ホテルに戻り、暫くロビーにいました。

ロビーにもキャラクターが一杯。

沼津の幾つかのホテルは「ラブライブ!サンシャイン!!」とタイアップしています。沼津グランドホテルも例外ではなく、ラブライバー御用達の宿となってしまっています。ロビーにはホテルのスタッフが集めたものなのか、寄贈を受けたのか分かりませんが、これでもか、とキャラクターグッズが置いてあります。

よく見ると、このご時世故マスクやフェイスシールドをしているキャラクターも。

部屋に戻り、コンビニ弁当の夕食を食べていると聞き覚えのある音楽が聞こえてきました。
お隣の部屋もラブライバーなのでしょう。「ラブライブ!」シリーズのアニメ主題歌でした。
風呂に入り、早めにベッドに入りました。

チェックインの際にフロントで貰ったお茶パック。

1月2日の朝になりました。
結局、初夢は何を見たのか覚えていませんでした。

元日に入手した新聞。かなり重い。

沼津での正月2日

バイキングの朝食を食べてからも部屋でゆったりと過ごします。2日は新聞が休刊なので、慌てて売店やコンビニに走る事はありません。
9時過ぎまで部屋に滞在し、荷造りして10時前にチェックアウトします。その際に「ガンジツスゴクオモイシンブン」が詰まったボストンバッグはそのまま自宅宛の宅配便として発送し、身軽になりました。
晴天の沼津市内。まずは沼津駅北口まで歩きます。

沼津駅北口近くのリコー通りアーケードの看板。足元には「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターが描かれたマンホール蓋が。

沼津駅は現状、南口から北口への移動は入場券を買って駅構内を通るか、道路を迂回するかしかありません。「あまねガード」と呼ばれるJR東海道線が通るガードの歩道を歩き、北口に向かいます。

沼津駅北口に近付く。
沼津駅北口にあるキヨスク。まだ元日付の新聞が残っている。

今回、わざわざ沼津駅北口まで歩いたのはこちらにある複合ビル「プラザヴェルデ」の展示ホールで「ラブライブ!サンシャイン!!」の原画展が行われていたからです。
感染症対策で予約制になっているこの展示会の入場券を買うためにわざわざスマホに特定のアプリを入れて課金をしました。

原画展の看板。

大晦日の出発前に慌てて予約しましたが、2日11時の入場券が取れていました。入場列に並び、入場時刻を待ちます。

原画展の撮影許可エリア。

原画展を堪能し、ふとスマホでSNSを見ると都内のフォロワーさんが沼津滞在を知ってわざわざここまで来られると通知がありました。ぜひ会いましょう、と返事をしてから原画展会場を出ます。
沼津駅北口から次に向かったのは南口側にある上土町。距離が微妙に離れていて、キャリーバッグを持っていたので思い切ってタクシーに乗りました。
「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターが描かれたラッピング車両もあるのですが、乗ったのは普通のタクシー。1km余りでしたが運転手さんとの話で富山県から来た、と話すと「日本海側は魚の身が締まっていていいよね~。」と。沼津も名立たる漁港を抱えており、リップサービスだったのか、気になります。

上土町にある洋菓子店「グランマ」。

上土町も「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台のモデルになった場所です。ここにある店舗数ヶ所で友人へのお土産その他を買います。
それから仲見世通りまで戻り、友人と落ち合います。

仲見世通りにある「やば珈琲店」。ここも「ラブライブ!サンシャイン!!」で出ていた。

数年振りに会えた友人と2時間弱昼食とコーヒーをお供に色々と話し、沼津駅まで寄り道をしつつ歩きます。
そろそろ沼津を発つ時が来ました。

沼津駅上空は青空。

改札口で「青春18きっぷ」に日付を入れ、帰途に就きます。

岐阜経由帰富

沼津から普通浜松行きに乗ります。ご多分に漏れずロングシートの車両です。幸い座れましたが浜松まで2時間余り腰掛けます。

富士山は雲を被っていた。

晴れ渡った空の下で西に向けて移動します。
車窓から富士山が見えましたが、生憎富士山頂上の周辺だけは雲が出ており絶景の見納めは叶いませんでした。
静岡で5分程停車しましたが、席を立つと他の乗客に取られていまうので、じっと我慢です。静岡を出て暫くして疲れていたのかうたた寝をしていました。
夕暮れ時の浜松で、ホーム向かい側に停まっていた新快速米原行きに乗り換えます。幸い名古屋方面に直通する電車で、クロスシートでした。

浜松から乗った新快速の車内。

また、ここまでずっとトイレを我慢していたのですが、車内のトイレで用を足す事が出来ました。後は岐阜までこの電車でそのまま向かいます。

日没の浜名湖。

岐阜到着後、高山へ向かう列車まで約1時間の待ち時間がありました。

岐阜駅に到着。

夕食をどうしようか、と駅の改札を出ると、高架下のショッピングモールで幾つか営業中の飲食店があり、助かりました。チェーン店でしたが、快適に夕食を楽しめました。

ライトアップされた金色の信長公像。

岐阜からは高山線のディーゼルカーに乗り換えです。しかし今のJR東海の車両は普通列車用でも高性能のエンジンを積んでおり、車体もかなり電車のそれに似ています。

岐阜から普通美濃太田行きに乗車。

乗り込んだのは高山行きの直通列車ではなく、普通美濃太田行きです。美濃太田で高山行きに接続します。
車内では遊び帰りなのか、外国人が目立ち、タガログ語らしき外国語の話し声が飛び交っています。

美濃太田で普通高山行きに乗り換える。

美濃太田で乗り換えた普通高山行きはワンマン運転でした。
2両編成の先頭車両はドアが開くものの、後ろの車両は駅員がいる駅以外はずっとドアは締め切りになっています。寒いのと終点で降りるので、後ろの車両に陣取ります。
乗った車両は他に乗客がいませんでした

他の乗客ゼロの車内。ドアも締め切りなので暖かい。

暖房が効いた車内で寛いでいます。
ドアは締め切りなので駅に到着して少し停車して再び動き出す、を繰り返します。美濃太田から高山まで、夜間に駅員がいる駅は下呂駅しかありません。

段々車窓が白くなっていく…。

途中乗っていた車両のドアは下呂駅だけで開きました。ひと駅ひと駅進むごとに雪が増えていきます。
高山の手前で中央分水界を越えて日本海側に入ります。

高山駅に到着。

冷え切った高山駅に到着。改札を通り、駐車場までの雪に覆われた歩道を慎重に歩きます。長靴でないとこの時期の雪国の街路は歩き辛いのです。
駐車場に戻ると車は予想通り雪に覆われ、フロントガラスは凍っていました。ここで慌てる事もなく、まずエンジンをかけて暖気運転をしつつエアコン全開にし、車内常備のスノーブラシで屋根や窓ガラスに載った雪を下ろします。
それから2日分の駐車場代を払い、富山の自宅に向けてドライブです。

雪に覆われ、凍結した道路。

帰りも遠回りですが高速道路を使い、富山に戻りました。途中自宅近辺のコンビニに寄ると丁度3日の朝刊が届いていました。

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