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タイ語のブランクが10年ありました

実は、2001年にタイから本帰国してから2010年に英語、タイ語教室を作るまで、タイ語をほとんど使っていませんでした。

「カルチャーセンターでタイ語を教えませんか?」というお話をいただき、あわてて準備したのです。
そのときから、2024年まで14年間タイ語を教える仕事をするようになりました。

「ブランクが…」と思う皆さまも、全然大丈夫です。よかったら以下、読んでいただければ幸いです。



タイ語を使ったのは1回だけ

2001〜2010年の間、唯一タイ語を使ったのは、2003年頃にタイに旅行した時くらいでした。タイドラマはもちろんないですし、SNSも今ほど活用されていませんでした。

タイ料理レストランにも行っていませんでした。タイにいた時にタイ料理は毎日食べていたので、わざわざ国内のタイレストランに行こうとも思いませんでした。


頭ではなく体でタイ語を覚えていた

では、なぜ10年もの間眠っていたタイ語を再び起こすことができたかというと、おそらく頭ではなく体でタイ語を覚えていたからではないかと思います。

1997年〜2001年タイのホテルで働くと同時にタイ語学校に通った時、タイ人の先生が発音を丁寧に教えてくださいました。

日本語にはない唇を横に広げて「ウ」と発音したり、喉の奥を開けたり、腹筋を使ったり…

「語学って、発音に必要な筋肉の動かしかたを体に覚えさせて初めて発音できるんだなぁ」

「タイ語の音声を間違えなくタイ人スタッフに届けよう、さもなければミスコミュニケーションが生じ、結果お客様にご迷惑をおかけしてしまう」

そんなことを思いながら、発音に必要な筋肉を動かしてタイ語を練習することに全力を注いでいたと思います。

さらに、ホテルでの接客仕事は体を使う仕事なので、お客様の反応や現場の状況に応じて言葉や仕草を発していたことも大きかったと思います。


ブランクがあっても体が覚えているから大丈夫

私が語学を体に覚えさせて来た経験から、教室では英語もタイ語も頭ではなく体に覚えさせる方法でレッスンをしています。

このためブランクのある方でも、体が発音のしかたを覚えていて、英語やタイ語を維持されています。

昔の知り合いで、20年前と同じ仕事に就いた人がいました。「あんな昔の仕事なのに、覚えていることが多くて戻って安心したよ」と話していました。

お仕事も意外と頭だけでは覚えていないのかもしれません。


どのくらい時間と情熱を注げるか?

ブランクがあるものに対し起こせるかどうかは、どのくらい時間と情熱を注げるかにかかっていると思います。

情熱とは、すなわち「知りたい」、「できるようになりたい」、「一緒に生きていきたい」という気持ちではないでしょうか?

きっと、自分の気持ちに蓋をしないで起こせるのかもしれません。

今回はこの辺で失礼します。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。