第二の人生を歩む

プロ野球ファンの中でも通な方は毎年見ているのではないでしょうか?

~プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達~

私も放送開始当初からずっと視聴しているのですが

中々興味深い番組です。

毎年100人以上もの選手がプロ野球界から戦力外通告を言い渡されます。

一般の企業で言えば「クビ」ですね。

厳密に言えばクビではなく

「どこの球団とも自由に契約してもいいよ」

という一種の選択なんですが、球団という経営

母体から弾き出されるという事を考えれば

クビに近いと言えるのかも知れません。

類いまれなな才能を持ち、夢を追い続けて努力してきた人に

突きつけられる厳しい現実。

「貴方とは契約更新しないから」

と、直接言われるらしいですね。

流石はプロ野球の世界と言うところでしょうか。

さて、戦力外通告を受けた選手は当然

他の球団と契約したい訳です。

野球選手という身体を資本にする職業の為

契約して貰うには高いパフォーマンスをアピールしなければ

なりません。

そんな選手の為に模様されるのが

「合同トライアウト」

です。

今年は11月13日に筑波で行われました。

テストではありませんので、合否はありません。

あくまで、自分の実力をアピールするという為の場です。

一般的に言えば営業に近い感じですね。

残念ながら全員が別の球団と契約出来るわけでは無く

毎年、100人以上の戦力外通告選手の内

僅か5~6人しか契約を結んで貰えないという厳しい現実があります。

契約を結んで貰えなかった選手は翌年から選手ではなくなるんです。

プロ野球選手は年俸制で最低でも240万以上の収入があるわけですが

翌年からそれが0になるわけですからね。

中には数千万以上の年俸を貰っている選手もいますので

落差を考えると相当ですよね。

選手のその後はと言うと、一般企業に就職したり

自分で店を出したり、あるいは球団の職員になるっていう

人もいるみたいですね。

警察官になったっていう人もいたっけ。

所謂

「第二の人生」

を歩み始めるわけです。

私も今年、前まで勤めていた会社を退職したので

今は同じ立場です。

人生、同じ道をずっと歩める人はほんの一握り。

ある日突然組織から戦力外通告を受けてしまうかも知れません。

あるいは限界を感じて辞めてしまうなんていう人もいるでしょう。

第二の人生は常に考えておいて損はありません。


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