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何で、独立したいの??

タイトルの質問、うち(ピレウス)に今まで来た独立希望者によく聞くんですよねー。。

それぞれ、色々な思いがあるんと思うんです。

「やっぱり自分のお店で、思うようにやりたいんで!」とか
「雇われより、オーナーの方が儲かりそうじゃないですか!」とか
「自分で好きなように生活リズムも作れそうだし!」とか

正解なんて無いですからね、どんな理由でも良いと思います。

で、意地悪で性格の悪い自分は、続けて質問します(笑)

「商売がうまくいかなくなったときの、覚悟はあるの??」

飲食店の閉店率の高さ

テレビやインターネット上でよく言われていますが、
首都圏の飲食店は開業してから一年後に継続できるのは5割、というデータがあります。

これってつまり、自分の家の周りに10軒店が出来たら、
一年後には半分の5軒は閉店してるってことになりますね。

でも、誰もやる気がなくて、閉店したってわけじゃないんですよ。
みんなやる気満々で、我こそが残る店になる!って思いつつ、
他店との激しい競争に巻き込まれ、やむなく、泣く泣く、店を閉店するという事態に陥るのです。

さらにいうと、5年後には3割、10年後の継続率は1割と言われています。(ちなみに、ピレウスは13年目…おっと、やらしい話すみません^_^;)

それだけリスクのある業種ということをしっかり理解して、うまくいかなくなったときの覚悟を持っているか、ということが重要です。

僕らは夫婦二人で事業をスタートする際、こんな会話をしていました。
「27歳で独立して、5年間は最低でも頑張ってみよう。もし、そこの時点で採算が全く取れず、見込みがなかったら、きっぱり閉店する。それでもまだ32歳だし、二人でコツコツ借金を返していこう」

10年、20年修業してきて、たくさんの技術を身に着け、
開業資金も貯めてきたものが、わずか数年で消えて、さらに借金を背負う可能性があるということを、考えなければなりません。

何でも続けるのって難しい…

まとめ

飲食店を起業して、うまくいけば大きなメリットが生まれるのは間違いありません。
ただ、失敗したときのリスクとうまくかない可能性の方が高いことを理解して、覚悟の上で開業に踏み切るべきなのかなーと個人的には思います。

ですので、冒頭に出た独立したい理由の中で、雇われ状態で実現できるので
あれば、そっちのほうがノーリスクになります。

「やっぱり自分のお店で、思うようにやりたいんで!」→力をつけて、オーナーから店を完全に任せられれば、雇われで実現可能かも!?
「雇われより、オーナーの方が儲かりそうじゃないですか!」→そうなるのに、何年もかかる可能性あるから、雇われで実現可能かも!?
「自分で好きなように生活リズムも作れそうだし!」→今の時代、そういう飲食企業もあるでしょう!オーナーになると時間が全くない💦

上記の理由は、オーナーにならないと出来ないって思うかもしれませんが、
雇われでも出来るっちゃあ出来るので、今一度、考え直すのもありかもしれませんねー。


独立・開業するにあたって、成功するイメージだけでなく、失敗するイメージも同時に持つことも大事なんじゃないでしょうか?
とは言え、自分もですが、飲食業で働いている人間って、ポジティブな人間がめちゃくちゃ多いんですよねー(笑)

当店のランチコース!!

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