マイクの自己雑音
定義
マイクの自己雑音とは、
マイクに何も音波が入って来ないときの
マイクの出力電圧です。
つまりマイク自体が発生させているノイズです。
※固有雑音と呼ぶこともあります。
※マイクのノイズには他にも振動雑音や風雑音や
誘導雑音などいくつか種類があるので、
「自己雑音」と表現するのが正しいかと思いますが、
文脈的に定常時の雑音の話をしているときは、
単に「ノイズレベル」と表現することも多々あります。
測定方法
無響室や防音室などの静かなところで、
音や風や振動や電磁界からの影響がないようにして、
マイクの出力電圧を測定します。
A-weightなどの重みづけをした結果で表されます。
限界
自己雑音より小さな音はノイズに埋もれてしまい、
録ることができません。
ダイナミックマイクの自己雑音
ダイナミックマイクの場合は音波が入って来ない限り、
何も出力されないため、自己雑音はありません。
コンデンサーマイクの自己雑音
コンデンサーマイクの場合は回路に電子部品を使用しているので、
ある程度の自己雑音を持っています。
自己雑音の減らし方
ここが恐らく皆さんの知りたい部分だと思いますが、
ノウハウになってしまうので、なかなか書きづらく…。
大雑把に言えば、大体のことは、
「インピーダンス」という概念に行き着くような気がします。