マイクのヘッドルームマージン
定義
ヘッドルームマージンとは、
基準レベル(マイクの場合は感度)から
歪む限界(マイクの場合は最大入力)までの余裕度を表します。
単位はdBです。
省略して「ヘッドルーム」や
「ヘッドマージン」と呼ばれることが多いです。
私も普段はヘッドマージンと呼んでいるので、
以下そのように省略します。
計算方法
最大入力の値から感度の値を引き算します。
例えば最大入力が154dB SPLの場合は、
154-94=60となり、
ヘッドマージンは60dBということになります。
(感度は94dB SPL時の値だからです。)
もちろんdBVの領域でも計算することもでき、
最大入力が20dBVで、感度が-40dBVなら、
20-(-40)=60となり、
ヘッドマージンは60dBとなります。
ヘッドマージンを広くする方法
最大入力を高くするか、
感度を下げるか、
その両方を行なうかです。
最大入力を高くするためには、
電気回路的な工夫が色々と必要となりますが、
感度を下げるのは割と簡単なため、
そちらの方がよく行なわれます。
ただし感度を下げるとS/Nも下がるので注意は必要です。