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天皇杯2回戦 vs ソニー仙台FC

みなさんこんにちは。
横浜FC C.R.Oの内田 智也です。
ソニー仙台FC戦のマッチレポートをお届けします。

いよいよ2022シーズンの天皇杯の戦いが始まります。
伝統あるこの大会で一つでも上のステージを目指し、チーム一丸となって戦っていきます。
ちなみに天皇杯における、これまでの横浜FCの最高成績は、5回戦(ラウンド16)です。(みなさん合ってますよね・・・?汗)

天皇杯って?


「天皇杯とは」
プロ、アマを問わず、すべての日本サッカー協会第1種加盟チームが参加できる、日本最強のチームを決定する大会。

「競技方式」
ノックアウト方式

「試合の勝敗の決定」
1) 試合は90分間とする(前後半各45分)
2) 90分以内に勝敗が決しない場合には、5分間の休憩ののち、30分間(前後半各15分)の延長戦を行う。
3)全校の延長戦で勝敗が決しない場合は、ペナルティーキック方式(各チーム5人ずつ、決着がつかない場合は6人目以降両チーム1人ずつ)にて次回戦進出を決める。

「天皇杯のシンボルマーク」
日本の国花、桜の模様で、サッカーボールを表現しています。
サッカーを通して、人々の心を包み込む優しさと健全な精神が育まれるようにという期待がこもったデザインとなっています。

横浜FCの2回戦の対戦相手は、宮城県代表のソニー仙台FC(以下、仙台に省略します)。
チームを率いる鈴木 淳監督は、アルビレックス新潟や大宮アルディージャなどで多くのJクラブで手腕を発揮してきた監督です。(ちなみに内田は、大宮アルディージャ時代に監督と選手の関係で一緒に戦っています)

リーグ戦とは異なり、ノックアウト方式ですべてを懸けて戦ってくる相手に対して、難しい試合になることは予想されますが、Jクラブとしての誇りを胸にカテゴリーに関係なく、フェアプレーで一つでも上のステージへ進出できるように戦っていきます。

選手バス到着

選手のバスが到着。前節のリーグ戦から中2日という事もあり、ここまで出場機会の少ない選手や2種登録のユース選手がメンバー入り。

フェリペ ヴィゼウ選手
渡邉 千真選手

ウォーミングアップ

この日もファン・サポーターの方がスタジアムへ応援に駆けつけてくれました。いつもありがとうございます!

ゴールキーパーのサブには、2種登録の西方 優太郎選手が入りました。

西方 優太郎選手
杉田 隼選手
中塩 大貴選手
高木 友也選手
ソニー仙台FC戦スターティングメンバー

試合開始

前半

前半がキックオフ。
横浜FCアカデミー出身の杉田 隼選手は公式戦デビューとなりました。
立ち上がりから、前へ前へとプレーする仙台の勢いと天皇杯特有の雰囲気もあり、緊張感のあるゲーム展開が続きます。
その中でも、流れを引き寄せるべく松浦 拓弥選手や渡邉 千真選手ら経験豊富な選手たちがボールを引き出し、ゲームに落ち着きを生むプレーで若い選手達を牽引します。

松浦 拓弥選手
渡邉 千真選手

フェリペ ヴィゼウ選手のゴールで先制!1-0で横浜FCがリード

前半28分。相手陣内に攻め込んでの波状攻撃から、最後はフェリペ ヴィゼウ選手が難しい態勢から、左足を振り抜き、先制に成功。

フェリペ ヴィゼウ選手

西山 大雅選手の追加点!2-0とリード。

前半42分。松浦 拓弥選手のコーナーキックをニアサイドでフェリペ ヴィゼウ選手が頭で触り、ファーサイドに詰めていた西山 大雅選手が右足で合わせてゴール。
横浜FCがリードを2点に広げて、前半を折り返し。

ゴールを決めて喜ぶ西山 大雅選手

ハーフタイム

前半終了。横浜FCが2-0と2点をリードして折り返し。

後半

後半に向けて、四方田 修平監督は、
「2点のリードは忘れて、相手のチームよりアグレッシブにプレーするように」と選手達をピッチに送り出しました。

四方田 修平監督

しかし、後半5分。クリアしたボールが相手選手に当たり、ゴールに吸い込まれてしまう。アンラッキーな形の失点。2-1とリードは1点に。

杉田 隼選手
山谷 侑士選手

さらに後半12分。仙台に押し込まれる展開が続くと、中央でのパス交換から、思い切ったミドルシュートがポストを叩き、ゴールへと吸い込まれる。
2-2の同点となり、試合は振り出しに戻ります。
その後は両チームとも90分での決着を目指し、果敢にゴールを奪いに行く姿勢を見せます。

後半終了

横浜FC 2-2 ソニー仙台FC
90分で決着がつかず、15分ハーフの延長戦に突入。

延長前半(15分)

天皇杯ならではの、前後半15分ずつの延長戦に突入。

中塩 大貴選手
田部井 涼選手

延長前半3分。セットプレーから失点。逆転を許す苦しい展開。
横浜FCは幾度となく相手ゴールに迫るも得点に繋げられず、延長前半が終了。

延長後半

横浜FC 2-3 ソニー仙台FC
まずは同点に追いつく為に。クラブ、選手の意地をかけた戦い。
この日スタジアムに駆けつけてくれたファン・サポーターの皆さんの為にもこのまま終わるわけにはいきません。
しかし仙台の粘り強い守備を前に、なかなかゴールを割ることができません。

中村 拓海選手
和田 拓也選手
武田 英二郎選手

西山 大雅選手のこの日2点目のゴール!3-3の同点。

延長後半10分。
残り時間が少なくなる中、武田 英二郎選手が左サイドから正確なピンポイントクロス。ここに飛び込んだのがパワープレーで前線に残っていた西山 大雅選手。
頭で合わせて同点に追いつきます。西山選手はこの日2ゴール目。得点の直後には、足が痙攣し、チームメイトにストレッチをしてもらう場面も。

延長戦終了

30分(前後半15分)の延長戦でも決着がつかず、勝負はペナルティーキックでの決着に。

PK戦

ペナルティキックは、各チーム5人ずつ行い、それでも決着がつかない場合は6人目以降両チーム1人ずつで行われます。
先行の横浜FCは、1人目のフェリペ ヴィゼウ選手、3人目の中村 拓海選手、4人目の中塩 大貴選手がペナルティーキックを成功。
守っては、市川 暉記選手が3本のPKストップの活躍。
PK戦の末、勝利をもぎ取り、3回戦への進出を決めました。

中塩 大貴選手
市川 暉記選手

試合終了

延長戦、PK戦にもつれこむ厳しい戦いもチーム一丸となり、最後まで諦めない姿勢を見せ続けた末の勝利。
まさに死闘と呼べる一戦。両チームの選手の多数が、足が痙攣している状況でのプレーとなる中でも、勝利への執念を見せてくれました。
やはり簡単には勝てない。リーグ戦も同様ですが、天皇杯はまた違った意味で改めて難しさを感じる試合となりましたが、とにかく勝利したことで、3回戦への進出を決めました。

安永 玲央選手(左) 田部井 涼選手(中) 西山大雅選手(右)

天皇杯3回戦について

3回戦は、6月22日水曜日。ニッパツ三ツ沢球技場で、サンフレッチェ広島との対戦です。
平日のナイトゲームとなりますが、皆さんのお越しをお待ちしております。

ソニー仙台FC戦コメント

四方田 修平監督、西山 大雅選手、市川 暉記選手のコメントを掲載。

2種登録選手のコメント

2種登録されているメンバーからこの試合は、4人の選手がメンバー入り。この試合で出場を飾った、高塩 隼生選手、清川 遥選手、永田 滉太朗選手のコメントを掲載。

高塩 隼生選手 MF 36

高塩選手のプロフィールはこちらから

高塩 隼生選手

Q.横浜FCでのデビュー戦を終えて

デビューできて嬉しい気持ちです。

Q.自身のプレーの評価と手ごたえを感じた部分は?

自分の特徴をあまり出すことが出来ませんでしたが、スピードは通用すると感じました。

Q.監督からはどのような指示を受けてピッチに入りましたか?

自信を持ってプレーするようにと声をかけられました。

Q.どういったプレーを意識してピッチに入りましたか?

自分の特徴であるスピードやドリブルを出せるように意識しました。

Q.横浜FCのファン・サポーターの皆さんへメッセージ

自分の顔と名前を覚えてもらえるように頑張ります。

清川 遥選手 MF 46

清川選手のプロフィールはこちらから

清川 遥選手


Q.横浜FCでのデビュー戦を終えて

このような歴史あるチームでデビューできたことを嬉しく思います。また、あの難しい試合を勝ち切れたことに対して、ホッとしている気持ちと、嬉しい気持ちでいっぱいです。

Q.自身のプレーの評価と手ごたえを感じた部分は?

残り10分という短い時間ではありましたが、その短い時間の中で自分のところからいくつかのチャンスを作り出せた事は良い収穫のひとつだと思います。しかし、あの時間帯に出場したのに、得点に結びつくところまでいけなかった事は自分の力不足だったと、とても痛感しました。

Q.監督からはどのような指示を受けてピッチに入りましたか?

監督からの指示は玲央くんのいたポジションに入って、どんどん前にいって攻撃に参加してこいとの指示でした。

Q.どういったプレーを意識してピッチに入りましたか?

意識した事は、自分が入る時は2-3のスコアで負けていたこともあり、自分が絶対に点を取って逆転してやるという気持ちを持って入りました。

Q.横浜FCのファン・サポーターの皆さんへメッセージ

まず昨日は夜遅くまで応援していただきありがとうございました。いち早くファンサポーターの皆さんに顔と名前を覚えてもらえるようにこれからも頑張るので応援よろしくお願いします。

永田 滉太朗選手 MF 50

永田選手のプロフィールはこちらから

永田 滉太朗選手

Q.横浜FCでのデビュー戦を終えて

率直に嬉しいです。ユースでの試合とは全く違う緊張感だったり、準備に携わってる人の数も違ってそれを体感できて良かった。

Q.自身のプレーの評価と手ごたえを感じた部分は?

点数で表すなら100点満点中20点。決定機も決め切れず自分の納得いくプレーではなかったです。でも通用する部分もあるのはプレーしてみて感じました。

Q.監督からはどのような指示を受けてピッチに入りましたか?

監督から特に多くのことは指示はありませんでしたが、守備のことを意識するように伝えられて、ピッチに入りました。

Q.どういったプレーを意識してピッチに入りましたか?

交代した時間帯が終盤だったので、まずは失点しないように、守備を強く意識してプレーしました。

Q.横浜FCのファン・サポーターの皆さんへメッセージ

プロデビュー出来て、嬉しいです。ここからもっとチームに必要とされる選手、身体の小さい選手の希望となれるような選手を目指して頑張ります!応援よろしくお願いします!

西方 優太郎選手 永田 滉太朗選手 高塩 隼生選手 清川 遥選手

今後の2種登録選手や横浜FCユースの活躍にもご注目ください。
引き続き応援よろしくお願いします。

6/26(日)アルビレックス新潟戦

次節のホームゲームは、6/26(日)のアルビレックス新潟戦です。
1/42の試合ですが、重要な1/42の試合なんです。
皆さんスタジアムで共に戦ってください!
『HAMAMETER』も出現✨