お前もSWOT分析してやろうか
「蝋人形かよ!」と叫んだあなた。仲間ですね。
※出典:Amazon
フレームワークはあまたあれど、無意識にやっていることがあるのがSWOT分析。
2019年は、 その謎習性とロジハラめいたマニアックな一面を「 #ツイ廃集会 」のLightning Talkで初めて初対面の方々を相手に明かした気がします。
テーマは、「婚活」…!
婚活がツラすぎて私はこんなnoteを書いていました。
なんでみんなツラいんだろう?
価値基準が年齢と年収なのはわかるけど、どうしてここまでいろんな人が傷つくんだろう?
婚活ネタになると、上から目線の自称コンサルタントが出てくるのなぜ?
そんなことを考えて、一種の結論のようなものが出たので、スライドにまとめました。一部補記を入れ、抜粋を少し。
Lightning Talkのスライド(抜粋)
※冒頭から、雲行きが怪しい。
そう。仕事的な興味から始めたはずのTwitter、12周年迎えちゃったんですよね…という話から始めました。
Twitter内の主な活動は「地味な仮装のハロウィンパーティ」と「街角のクリエイティブ」であること、そして、権利関係の厳しい経歴や社内のSNS規定から、世に言う「セルフブランディング♪」のツールに使っていない旨もザックリ話しました。
というか、波瀾万丈な人生を前職で送り過ぎて「ちょっと婚活してみようかな」と思ったのが、2019年でした。
ところが、いざやってみると、想像を絶するほどキツイ。
ということをたくさん体験し、そっと本音を先のnote含め身近なところにさらけ出してみたところ…
という事実に気づいてしまった。そう。年齢と年収を物差しにしている割に、「え?何?辛くない?」というネタは、全方位的に生まれているのだ。
ここで、血が騒いでしまった。
この辺が、私が無自覚に抱えている癖だと思う。
婚活市場における「人間の価値」があまりに偏っている。
男性はほぼ努力でも、一度しくじると取返しづらい要素が、女性はガチで先天性と男性を立てること、ザッツオール。
こんなに定規がシンプルだと色々と問題が起きる。
人間の内面にある価値観や常識は多種多様だからだ。
ここに、社会的な強度を組み合わせるとまた大変な感じになる。
社会的強度が高い=ある程度年齢も重ね、年収がある。
Aにいるのは一定年齢以上のキレキレな人達になりやすい。
シンプルな定規だけで人を測ると、こういうことが起きるよね!とランチで盛り上がった内容だったのだが、男女ともにある程度自信のある人は、相手に服従より対等を願うが、価値観や常識の一致を求めることになる。
そうなると、Aの女性は引き合いが薄くなり、Aの男性は引き合いが強いが選ぶ手間で疲弊する。
価値観や常識が違いすぎると、人は会話が成立しないが、定規的にOKでマッチするとそれを何度も繰り返すストレスが発生する。
冒頭の「婚活ってつらいな」が男女ともに起きるのは、この辺にある。
ここでうっかりSWOT分析を自分達に発動しちゃうとこういうことになる。
社会的強度の論理と婚活の定規を掛け合わせると、なかなかマッチしない人は増えるし、価値観や常識が違うエンカウントは男女ともにつらいはずだ。
しかも、私たちはおとなしいお嫁さんタイプではない!
つまり、漁場を間違えている可能性が、非常に高い!
アプワイザーリッシェに身を包んでサラダを取り分ける若き乙女でもなく、大手企業勤務でぼんやりと改札で止められるタイプの34歳男に話を合わせられる自信もない。「オートチャージいいよ!」とか言ってしまう。
漁場を間違えるのがどのくらい悲劇か?というとこんな感じだ。
やっちまった気がする。自分がニッチ商材ということに気づくのに時間かかり過ぎた。
深い反省を込めてこの2枚のスライドを作った。
今までエンカウントした人には申し訳なかった。
そこで、一応SNSを駆使したりマーケティング系の人が多いので真面目に仕事に結び付けてみた。
という結論に持っていき、SNSで自分を大きく見せず、等身大のままでいる大切さという学びに落ち着かせました…。
いわゆる煽り気味の意識高めツイートとどう違うか?についてもそっと解説しました。煽り属性の人のツイートを添削しちゃってごめん。
その人らしさが、もう一般受けしない可能性があったり、価値観や常識を互いによく見る年齢になっちゃった以上、早めに内面を晒した方がいい。
何よりそういうときは、ちゃんと丁寧に伝える努力をした方がいい。
合わない人には「気を付けてね!」と知らせることはとても大事だ。
「野生の生き物だって毒がある奴はそういう色してるじゃん」と昔アドバイスしてくれた先輩がいるが、その通りだと思う。
ヤドクガエルとかベニテングダケほど、うまく伝えられるかどうかわからないが、もうちょっと早めにお知らせできるようでいたい。
ここまで書いてあれだが、なんとなく婚活がなぜツラいのか?も解せたし、正直自分は「特定の定規」による「社会通念」で判断し合うのが苦手なんだなということもわかった。
そのため、婚活の持つ価値観ではなく、男女問わず、コアな仲間を探し、広げ、自分も周りも楽しく人生を送れる選択をしていくという結論に至った。
その瞬間から、婚活から自由になれた1年だった。
2019年→2020年に向けて
ここまでアホなLightning Talkの内容を紹介しましたが…
2019年はこういった面も含め、素の部分と普段の生活をようやくリンクさせる機会をいただけた1年でした。
その他にも、本当はたくさん苦労して、限界を突破して見えてきたものもありますが、そこは自分の中に秘めつつ、同じ状況の人を応援する形で発露していきたいなと考えています。
たくさんの人に出会え、職場も変わり、多くの人の温かみにも触れました。
そのおかげで、チャンスやラッキーなことにもたくさん恵まれました。
私は山羊座なのですが、2020年はとても幸運な1年なようなので、2019年から続いていく輪を広げ、ラッキーは周りや世の中も幸せになるよう使っていきたいと思います。
関わってくれた全ての人やそのそばにいる人達にとって、素敵な2020年になるよう願っています。