【美しいデザイナーホテル〈K5〉】そんな高くない🙅
私は建築家を目指しているので、建築家の建てたホテルや、デザイナーズホテルに行くことがあります
このホテルは、元は銀行であったこのビルを改築したことによって、設計する際に制限がありました。首都高速自動車道の騒音対策、天井高が4.5mある最上階(一般的な天井高は2.2mほど)など。設計したデザイナーはこの要件をポジティブに捉え、工夫することで、条件が揃っているホテルとは異なる独特の雰囲気、印象を感じることができます。
僕はこういう"そうするしかなかった"というルールにおいて作られた建物にすごく魅力を感じます🏨
それではストーリーに行きましょう〜👏
マイクロコンプレックスってなに?
明治以来、証券の街として投資家が集い、様々な情報が交流する舞台となってきた日本橋兜町。日本初の銀行として1923年に建設された石造りの建物を、外装と躯体はそのまま、兜町の新たなHubとなるマイクロコンプレックス(複合施設)に。
ホテルルームだけでなく他の店舗も併設することによって豊かな体験をすることができます。
感性を刺激するレストラン、カフェ、バー・ホテルをシームレスに配置、集う人たちによって新たな化学反応が起こる場となります。
Switch Coffee (Coffee Shop)
Ao (Bar) ← " library bar !"
caveman / Restaurant
B (Beer Hall)
K5ってどういう意味?
日本橋兜町第5ビル→名前に直接的な意味を持たせたくないという意味で、兜町の頭文字〈K〉と第5ビルの〈5〉をとって〈K5〉という名前をデザインしました。
デザイナーは、クラーソン・コーヴィスト・ルーネ(CLAESSON、 KOIVISTO、 RUNE)というスウェーデンを拠点に活動する3人の建築家ユニット。
彼らは、パース画を最後まで描かない人たちだったらしく
、初期の話し合いでは、素材と言葉だけで、「この色の椅子と足が竹」みたいな想像力を必要とされることが多くあったと言います。チームメイトは想像せざるを得ないし、
そうすることで当事者意識が強くなるので、いい手法だなと感じました。
彼らがすごいのは建物だけでなく、机から椅子まで、
写真はとり忘れてしまいましたが、鉛筆までもデザインしてK5のマークが刻まれていました。
ここまで洗練して作られたホテル、2万弱から泊まることができます
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか☺️