自然から生み出される黄金比
🎞『ダ・ヴィンチ・コード』
映画『ダ・ヴィンチ・コード』は、ある殺人事件をきっかけとして、レオナルド・ダ・ヴィンチの残した名画の暗号を解き明かし、キリストにまつわる秘められた謎に迫るという物語です。そこにこんな数字の並びが出てきます
112358132134
では問題です。数字が並んでいますが、4の次にくる数字はなんでしょう。
正解は「5」です。
法則は単純で、最初の数字"1"に1を足してから、1つ前の数字を足します。そうすると数が少しずつ増えていくというものです。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55
なので34の前の21を足すので、34の次は55になります。よって4の次には55と続いていきます。
数字 ✅ Q.E.D
🐰 うさぎの増え方
ある2匹のつがい(♂と♀)がいます。
うさぎは1ヶ月で1つがいを生み、そのつがいは1ヶ月で大人へと成長します。そうすると
1ヶ月目では1つがい、2ヶ月目には2つがい、3ヶ月目には3番と増えていきます。
絵で見るとわかりやすいでしょう
このうさぎの増え方、数字を追っていくと、さっきの数字の並びに一致します。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55
うさぎ ✅ Q.E.D
🏵 花占いの必勝法!?
ちびっこのときにやる花占い「好き、きらい、好き、きらい、好き、、、、」
これ実は花の種類によってもう答えがわかってしまうんです。
コスモスは花びらが偶数の8枚です。なので花占いを「好き」から始めると必ず「きらい」で終わってしまいます。
なので、コスモスで花占いをするときは「きらい」から始めれば絶対勝てるんです。
他の花びらの数を見てみましょう。
ユリが3枚、サクラが5枚、コスモスが8枚、マリーゴールドが13枚、マーガレットが21枚、デイジーが34枚、ガーベラが55枚、、、、
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55
あれあれ?、、さっきの「数の並び」とおんなじってことが。
コスモス ✅ Q.E.D.
🌿 植物の光合成
植物は光合成のために葉っぱの表面を太陽に当たるように、成長していきます。なので自分の葉っぱが重ならないようにデザインされているんですね。
葉っぱのズレ方は「葉序」と呼ばれ、植物の種類によって違います。
左右交互についているタイプは180°ずつズレていきます。これは2枚で1セットで、次の葉っぱは最初の葉っぱと同じ位置に生えてきます。これを1/2と表現します。
他にも、3枚で一周するタイプ(1/3)
5枚で2周するタイプもあります。(2/5)
(3/8)や(5/13)、、、
この分数を分子のみ、もしくは、分母だけを追っていくと、、、、、
1,1,2,3,5,8,13,,,,,,,,
もうわかりましたね?
ここにも「数字の並び」が隠れているんです。
✅ まとめ
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55
この数字の並び、数学では「フィボナッチ数列」という名前がつけられています
そして「葉序」がフィボナッチ数列に従っていることは、シンパー・ブラウンの法則と呼ばれています
そしてさらに、これらの数を一つ前の数で割り、少数にして並べて行くと、
「1」「1.5」「1.67」「1.6」「1.625」「1.615」、、、
これをずーと追っていくと、「1.618」に限りなく近づいて行きます。
これを「黄金比」といいます。
黄金比は人が美しいと感じる比率で、アップルのロゴ、モナリザ、パルテノン神殿など、多くのものに使われているんです。