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1日1建築 ㉑ 「シュヴァルの理想宮」

✅ 「シュヴァルの理想宮」

シュヴァル / フランス オート • リーヴ


✅ 郵便配達員が作ったたったひとつの芸術作品

なかなか大きいこの建物、ある時石につまづいた、郵便配達員がひらめき、33年かけて作った。たったひとつの芸術作品なんです。

つまいづいた最初の石(でかいな)

📮 郵便配達員

郵便配達員だったシュヴァルさんは、つまいづいた石から何か運命的なものを感じて、それを持って帰った。その日からというもの、毎日、石を拾いにいき、庭にせっせとためていった。

そして頭の中ではポストカードにある、外国の風景を思い浮かべては、自分の理想のお城を作り上げていくのでした。


初め、村の人からは冷たい目で見られ、笑われていましたが、徐々にしれわたり、記者が取材に来るようになりました。

シュルレアリスムの詩人、アンドレ•ブルトンに大絶賛され、他にも多くのアーティストがここを訪れました。ピカソがこの城をみてインスパイアされて書いた絵も飾ってありました。

これを作り始めたのが43歳。
完成前に娘のアリスが病死し、悲しむも、再び作り続け、完成に。


この前、左官職人の方と話していて、シュヴァルの理想宮が好きな方だったので、自分が見に行って感動した話をしたら、とても楽しそうに聞いてくれて良かったです🥰

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