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#7 メンターを見つける
2月下旬頃から異例の暖かさと明るさが続き、「もう冬のトンネルを抜けたかな?」という気の早い会話も聞こえるようになってきた。「デンマークの長い冬をもうちょっと幸せに過ごす」というプロジェクトをやっている身からすると、冬の終わりはうれしい反面、「ちょ、ちょっと待った!まだ連載7回目なんだけど!」と焦る気持ちにもなる、複雑なきょうこの頃…。
ネットワーク社会に外国人が入り込むワザ
さて、本題に戻って、前回の連載で書いた「仕事探し」の続きである。
デンマークで仕事を探そう、と思い立った人が、耳にタコができるほど聞かされること。それは、「一にも二にも、ネットワーク!」
デンマークでは、人づてに仕事を得るということが頻繁にあって、たとえ求人広告が出ていたとしても、実際には知り合いに内定している、ということもあるらしい。
ただこれは、デンマークに移住してきた”ネットワークゼロ”の外国人にとっては、厳しい現実である。さらに私の場合、日本語オンリーの新聞記者のキャリアを離れて、新しい分野の仕事に挑戦する必要がある。通常のハンデに加えて、「その業界での経歴なし」のハンデまで背負ってしまうわけだ。
そんなの、ミッションインポッシブル、と思ってしまいますよね。
ところが。私はすごい制度があることを教えてもらった。就職を希望する業界ですでにキャリアを築いている人が、メンターになってくれて、業界のことを教えてくれたり、就職に向けてのアドバイスをしてくれるという。しかも、無料で。
これが、コペンハーゲン市のスタッフに紹介されたプログラムの2つ目、メンター制度である。
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