
はじめまして、ヨーコの日記です。
Who is ヨーコ?
ヨーコの名前は松隈陽子。1921年の東京に生まれました。父親が日本郵船会社に勤めており、生後10ヶ月でシアトルに家族で渡米、その後サンフランシスコへ移り住みます。
1926年に妹のキョーコが生まれ、父、母、ヨーコ、妹キョーコの四人で暮らしています。

1929年のヨーコは8歳、地元のエマーソン・スクールの2年生です。
クラス写真の中のヨーコはとてもアンニュイなご様子。
みんなが正面を向いて笑顔の子もいるけれど、足を組んで俯いて本を広げているのがヨーコ。


写真には「LIFE IN HOLLAND」というタイトルがついてます。
クラスメイトが手にしている民族衣装を着た男女の絵や風車の絵から、
オランダ、ホラントの生活文化を学習したようですね。
ヨーコが本を開いて俯いている理由をポジティブに考えた場合、学習のまとめをクラスを代表して読み上げている、とか。
クラスメイトの顔ぶれも、その出自はとても多様です。サンフランシスコの街がそうだったように。
ヨーコの日記
ヨーコはお父さんの言いつけで「日記を毎日つける」ことになりました。
英語と日本語(カタカナ)が混ざっていて、おそらく学校では英語、家では日本語を使用していたのでしょう。「今日(きょう)」を「ケフ」と書いているので、日本語の媒体も身近にあったのでしょうか。

日記を通して、学校生活や、サンフランシスコにおける日本人コミュニティー、週末の過ごし方がわかってきます。
Xでは日記を日毎に更新していきます。
96年前のサンフランシスコの日常が、7歳の少女の目線で綴られます。
どうぞお楽しみに。