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銀座シャネルで「ヴェルサイユ宮殿」写真展を見た

銀座シャネルで、

ヴェルサイユ宮殿

をテーマにした写真展を開催している

との情報を知り、大急ぎで行ってきた。

「In Praise of Shadows ヴェルサイユ宮殿 森田恭通 写真展」

《会期 2023年9月27日~ 11月5日》


シャネルには何度か来たことがあったが、

ギャラリー(=CHANEL NEXUS HALL)

があることに気づかず、

今回が初。


ショップとは入口が別で

右手の方から入る。

CHANEL NEXUS HALL

は、4Fにある。

ダンディな担当スタッフがいて、

エレベーターを押してくれる(笑)

この展覧会、

ヴェルサイユ宮殿の許可を特別に得て、

撮影したという写真展。

写真家の森田恭通さんのことは、

まったく知らなかったが、

モノトーンでお洒落な雰囲気。

(※会場内撮影OK)

展示の100点は、全てモノクロ。

さすが!

CHANELがプロデュースするだけのことあって、

会場の展示方法もカッコいい!!

意外なことに、

展示されている写真には、

ヴェルサイユ宮殿の全景は1枚もない。

人物も映っていない。

ルイ14世の肖像画もない。

つまり、多くの人がイメージするような

ヴェルサイユ宮殿の写真は皆無、

と言っていい。

細部をクローズアップした写真ばかり。

こんな写真展は珍しい。

私もヴェルサイユ宮殿に行ったことがあるが、

こういうアングルで観察しなかったなぁ・・・。

なるほど、こんな撮影の仕方もあるのか!

参考になる展覧会。

ヴェルサイユ宮殿と言えば、

鏡の間が有名。


私は、この鏡の間の写真が好き!

実際の場所は、豪華絢爛な彩豊かな空間。

モノトーンにすると、まったく違う世界になる。

この光の差し込み加減が絶妙!

と思っていたら、なんと!


偶然、写真家の森田さんが

お客さんに写真の解説をしているところに遭遇。

「たまたまこの場所に戻った、5分間だけ

 この彩光で撮影できた!

 偶然の産物だった!」


と熱く語っていたのを真後ろで

聞き耳をたてて聞いてしまった(笑)


写真は光の芸術だと、

改めて実感。

それにしても、

モノクロで見るヴェルサイユ宮殿は

全く別のものに思える。

言葉もまた、素敵!

さっき、写真は光の芸術と書いたが、

陰の芸術でもある、たしかに。


そうかぁ、陰か。


展示されている写真が、

美しい陰を追い求めた結果のもの、

だと思うと、興味が増す。


全部見終えた後に、

もう一周してしまった(笑)

まったく知らない写真家の展覧会で

こんなに楽しめるとは思わなかった。

世の中には、未知のスゴイ芸術家が

たくさんいる!

これも、何かの出会いかな。。。


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