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母の日に、肖像画を描いて贈りつけてみた

今年の母の日は、

何をプレゼントしようか?!


大分県から東京へ引っ越し

早4年。


コロナ過に引っ越したこともあり、

年に一度、帰省する程度だった。

今年は、年末年始に長期帰省し、

5月の連休にも帰省した。

4年振りに実家でゆっくり過せたかも。


その時、母と一緒に水を汲みに行った。

ずっと膝が悪く、

少しくらいゆっくり老後を過ごすのかと思いきや

体調を崩した妹の介護をする日々。。。。

身体にも、かなり負担がきているはず。

だが、持ち前の明るさと、魔力?!(笑)で

元気にふるまっている。

私は、母にそっくり!!

とよく言われる。

正直、娘として微妙な気分である(笑)

母の日のプレゼント探しをしていたところ、

浮世絵の展覧会を見る機会があった。

歌川広重と、葛飾北斎だ。


歌川広重の人物画をみると、

表情豊かで、

躍動感が伝わってくる。

すっかり刺激を受けてしまった!!


母の日のプレゼントに

絵から会話が聞こえてきそうな、

肖像画を描いてみたい!!


さすがに、この年齢で

娘から肖像画をもらうとは

予想もしないはずだし(笑)


これまで私は、

大半はiPadで絵を描いてきたが、

今回は、絵の具で描くことにチャレンジ。


早速画材を買いに行ったが、

余りに多くの画材種類があり、

何を選んでいいのか、迷いに迷う(笑)

用紙一つにしても、

目の粗さや厚みなども多種多様。

最終的に、アクリル絵の具に決めた。

今描いてみたいものに

一番合いそうな気がするからだ。

それにしても、アクリル絵の具を使うのは、

何年振り??

中学時代の写生大会が、最後かもしれない(笑)


アクリル絵の具も、種類が豊富!

正直、絵の具はどれも一緒かと思っていたが、

どんな仕上がりにしたいか?

で、選択する絵の具が変わるらしい。

基本中の基本を初めて知った(笑)


アクリル絵の具は

ダイソーでも売ってるが、

母の日のプレゼントなので、

リキテックスの

「高級アクリル絵の具」を購入!


次に筆。

う~ん、これまたどれがいいのか??

大好きな絵本作家が、

「太い筆で思いっきり自由に描くことが大事」

と言っていたことを思い出した。

墨汁も使うか分からないが、

その絵本作家が使っていたものと

同じものを一応買っておこう!

準備が整ったので

母に写真を送ってもらい、習作開始!!

何枚も書いたが、思うように描けない。

このところデジタルで描いていたし、

リアルの筆加減に戸惑う。

もしかしたら、スランプか?!(笑)

そういえば、絵本作家の師匠が、

「描いてる絵(キャンパス)を見ながら描いてはいけない。

 描こうとしている対象だけをじっくり見て描くこと」

と言っていたので、キャンパスを見ずに描いてみたら、

味わい深い表情になった!

が、母に怒られそうだ(笑)


習作を終え、

アクリルで直接描いていく。

下書きはしない。


それにしても、

肌色ってどうやって作るの?!

中学生の頃に習った気がするが

よく覚えてない。。。

ネットで検索しながら、

自分の色を作っていく。


水の分量も分からない。。。。

デジタル画家の私には、リアル絵の具は

正直、難易度が高すぎる!

とりあえず第一作が出来上がったが、

母というより

岸田今日子さんに似ているような・・・・。

気を取り直して、もう一枚!!

なかなかいい感じ!!

ちょっと絵の具にも慣れてきたかも。

とはいえ、表情を描くって難しい。

2枚目の完成!!

母が持っているのは、ゴミ袋。

夜中の3時や4時頃から、

燃えるゴミを部屋じゅう集めて歩く母。

何でも、燃えるごみを朝8時までに出すのは、

一大イベントのようで

「明日は燃えるゴミの日や! 緊張するわ~」

が口癖(笑)。

2枚目でOKでいいかな?!

とも思ったが、

まだイマイチ納得できない。


もう一度だけ描いてみよう!

今度こそ、うまくできるかな。。。

今度は、手に、包丁を持たせる。

母はよく、包丁を持って歩きまわるクセがある。

ハサミ代わりに使っているようだが、

知らない人が見たら

ギョッと驚く光景かも(笑)

3枚目が完成したので見比べてみる。

う~ん、、、、

母に似すぎているが、

似てない気もしてきた(笑)

そんな時は、安西水丸流でいこう!

仮に似ていなくても、

その人の名前を入れればいいと

安西水丸さんから教わった。


母の日のプレゼントにふさわしいように、

いい額縁も用意した。

これで完璧!!!

と思ったが、

ど~もまだ納得できない!

4回目の正直!となるよう

再度描き始めよう!!

その頃、妹も私に負けじ(?)と

母の似顔絵を描いたらしい。

コレだ!

まずい!!

妹の方がうまい!!!!

二刀流アーティスト&芸大生の私としては、

素人の妹に負けられない(笑)


慌てて、本を探しに行った。

1つ1つ手にとって確認。

よさそうな本があったので、

さっそく購入。

表情の勉強もしたし、

今度こそいい感じになるはず!


今回は、テイストを変更。

最近よく見ているNHK大河ドラマ

「光る君へ」にちなんで、

平安時代風に。

母を姫として描く!

もちろん、ゴミ袋も忘れずに(笑)

で、完成した作品がコチラ。

ちょっと美化したような気がしなくもないが、

これでいいだろう。

すぐさま5月12日必着で

宅急便で贈りつけた。

無事に届いたとの写真が!

母から、

「なんかえ、これ! まったく似てないで。」

「篤姫って書いてるの? 字間違えてない??」

と電話が来た。

正直、「姫」ではないし。。。。

姫風に名前を書いた。

家の一番目立つところへ飾るように伝え、

電話を切った。

余談だが、母がビスケットを食べているのを

妹がこっそり撮影したのが、この写真。

今日は、手元に包丁がないようだが、

とりあえず、無事に手元に届き安心した。

少しは親孝行ができたかな!?


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