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誰もが何かしらの素質を持っていて、それは子どもの時に現れているのだと思う

私の音楽歴は、幼稚園児だった時、多分4、5歳の時、通っていた幼稚園のオルガン教室に通ったところから始まります。

母親の話では、当初から私は習った事を練習するより、自分で好きなようにメロディーを作って弾いていることが多かったそうです。

小学校の時には、授業中に頭の中で歌を作ったりもしていました。私にとって、メロディーを作るというのは日常のことでした。

大人になってからも、頭の中でオリジナルのメロディーがよく鳴っていましたが、それが普通で、人間、メロディーが作れるのは当たり前と思っていました。

だから、作曲を勉強しようという発想はありませんでしたし、ピアノの演奏はあまり上手でなかったので、音楽の道に進むのは無理だと思っていました。

30代でエレクトーンを習い、音大を出たピアノの先生たちと一緒にレッスンを受けた時のこと。

「YOKOさんて、メロディーが作れる人なんですね」と言われた時に、初めて、誰もが作曲できるわけでは無いのだと知ったのでした。

結構な衝撃でした。😱

けれどもその後、三人の子どもが出来たり、指の関節症が発症したりして、音楽から離れてしまいました。


人は誰でも何かしらの素質という物を持っているのだと私は思います。

その素質と環境、周囲の理解がマッチしていると、比較的順調に早い時期から素質を活かした人生を送ることができるかもしれません。

また、自分と三人の子どもたちを見ていて思うのは、素質は幼い時に自然に現れるものだということです。

そして、習わなくてもそこそこ出来ること、放っておくと夢中になることでもあると思います。

子どもたちの中の一人は幼い時からお絵かきや絵本が大好きでした。今はイラストとかデザイン関係のことが好きです。

一人は、幼稚園の時のお遊戯を見ていたら、一際目立ってリズム感が良くて、今はエレキギターを演奏しています。

一人は2、3歳の時から数に興味を持っていて、特に教えたこともないのに、5歳の時には二桁の繰り上がりのある足し算ができるようになっていました。今はIT関係の仕事をしています。

有名な芸術家やアスリートが幼い時から本格的な教育を受けていることがありますが、早期教育が有効なのは、きっと本人の素質と一致している場合なのだろうとも思います。

そうでない場合は、続かなかったり、無理強いすると逆効果になるかもしれません。

脳科学者の中野信子さん。

確かIQが174?だったと思いますが、中野さんにはフォトメモリーという特殊な能力があり、一度見た物は写真に撮ったように記憶に残るので、学校の先生の板書など、一度見たら覚えてしまったそうです。

そして、その能力は誰にでもあるものだと思っていて、テストで出来なかった友達に「どうしてみんな分かっているのに書かないの?」と聞いてしまったそうです。

みんな分かっていても奥ゆかしくて正解を書かないのではないかとも思っていたそうです。

また、霊能力的なものも、子どもの時から肉眼で見えないものが見えていて、みんなにも見えていると思っていた…というのはよく聞く話です。

ある料理人の方が、子どもの時から、味見をしなくてもこれとこれとこれを混ぜ合わせるとどんな味になるのかがわかっていたと言っていました。

自分には素質など無い…と思っている人も、実は自分では当たり前だと思っていて気づいていないだけなのだと思います。

人が集まった時に雰囲気を和ませられるとか、事務的な作業をこなせるとか(私は事務作業がものすごく苦手です)人前で話すのが上手、逆に聞き上手。

そんな素質も、子どもの時から垣間見えているかもしれません。

社会的には目立つことをしている人が素質があるとか、才能があると評価されますが、派手なことでなくても、それを活かせたら、本人も楽だし、きっと人の為にもなっているでしょう。

子どもの時にゆとりのある生活の中で、子どもが何に関心を持つか、何をしているか…そんなことを大切にできたら、まわりが素質に気付けるかもしれません。

お互いに素質を活かして、他の人の苦手を補い合って全てが上手く回っていく…そんな社会が、アフターコロナの社会でありますように。

そうしたら、もっとみんなが豊かで穏やかに暮らせる社会になると思います。

私の場合は、作曲は出来るけれど、演奏は下手だし、指に関節症があるために演奏できません。

ですから、楽曲提供することで役割を果たしていきたいと思っています。(両方できる方が羨ましいです😍)


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