「祈り」は最善のビジョンの表明・Prayers
アルバム収録曲のPrayersは、10年くらい前に書いた曲です。
Prayersの発音は「プレアーズ」で、意味は「祈り」です。私は無宗教なので、特定の神様への祈りではありません。
誰にでも、何かの時に思わず祈りたくなることってありますよね。思わず心の中で手を合わせたり、漠然とした超自然的な存在をイメージして祈ったり。
元々はエレキギターで演奏してもらうために書いた曲でしたが、今回のレコーディングではサックスにテーマをお願いしました。
一旦諦めた音楽を十数年ぶりに再開できてとても嬉しくて、音楽を勉強できる環境になったことにひたすら感謝していました。
そんな気持ちで書いたので、「祈り」は感謝の祈りでした。
また、コード理論など少しずつ勉強をしていく中で、イントロやエンディングのアレンジを何度も書き換えて、徐々に育てて行った曲でもあります。
音楽に触れて自分が幸せになると気持ちに余裕が出来て、周りの人たちにも幸せになって欲しいという気持ちも湧いてきたり、その後東北大震災があり、また自然災害も多くなるにつれて、祈りの意味合いも変わっていきました。
一般的には「祈り」と言うと「◯◯になりますように」🙏という「お願いごと」を意味しますが、私は祈りとは「最善のビジョンの表明」と考えています。
ある意味自己啓発などで言われるアファメーション(宣言)でもあると思っています。
「◯◯になりますように」と唱える時、◯◯になることが自分にとっての最善のビジョンを表していると思うからです。◯◯になるその向こうに見ている何かがあるはずです。
例えば受験生が「◯◯大学に合格出来ますように」と言うなら、その受験生は◯◯大学に入ることが自分に取って最善だと考えているわけです。
それによって自分の人生がこうなるというビジョンがあるのだと思います。
今この状況での私の祈りは、ごく普通の人たちがより豊かで安心して暮らせるような世の中であって欲しいというものです。
平成の時代って、何か大きなことを成し遂げて成功することが幸せであるような風潮が一部で盛り上がっていました。
ネット上でも、自己啓発とか一部の心理や精神世界の領域までも、経済的な豊かさに焦点が当てられていました。
ビジネスの成功=幸せであり、それを派手に見せつけるような演出もあったと思います。
(もちろん全てではなくて、一部なのですが、ある界隈では「一発逆転」的な成功を煽るようなところもありました。)
今のような状況になって、私たちは自分にとって本当に大切なのは何かということを改めて考えさせられ、これまでのやり方や考え方を振り返ることになりました。
これからは、小さなこと、当たり前と思っていた事の中に大きな価値を見出せる人が幸せになる時代かもしれないと思います。
成功するために不特定多数の人にアピールすることよりも、手の届く身近なところにいる人たちと繋がっていることが大切な時代でもあるかもしれません。
この世界のありようは、ひとの心が映し出されたものだという考え方があります。私たちの集合意識が現実化しているということです。
個人のレベルでも「思考が現実になる」とも言います。
ならば、ビジョン=祈りは現実になるのではないかと思うのです。
祈りの効果については、病気の回復への影響に関してこのような検証もされています。
祈りがビジョンの表明だとしたら、みなさんはどのような未来を見て何を祈られますか?
Prayersのアルバムトレーラーです。0:49からPrayersが流れています。
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