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骨太だった母の食生活

ここ noteの記事に何回か登場して来た103歳の母の人生が、先月幕を閉じました。

母のことはこの後ももう少し書きたいことはありますが、今日は「食生活」について書いてみます。

以前こちらの記事に、母の骨が丈夫だという話を書きました。

火葬場で、親族一同で遺骨を骨壷に移している途中で、会場の係員の方が「お骨がしっかりと残っていて骨壷がいっぱいになりましたので、トントンさせていただきます。」と言って、骨壷を軽くトントンして、遺骨が下に落ちるようにしてくれました。

そうしないと入りきらないのです。

「トントンする」という表現が微笑ましくて、口元が緩みました。😊

身内の誰かが、「普通はトントンしないんですか?」と訊いたら、「100歳を越える方ですることはまず無いです。」と言っていました。

その時、妹が「お母さん、『私の骨が強いのは牛乳のおかげ』って言ってた」呟いていました。

これは、過去記事の医師に褒められた時のことだと思います。

実は母の妹である叔母も、亡くなった時、遺骨が女性用の骨壷に入りきらなくて、男性用の物を用意されました。

叔母も牛乳をしっかり飲んでいました。

母はアメリカで生まれて、子どもの時から朝食は牛乳にトーストという食生活でした。

祖母がアメリカでヘルパーをしていて、洋食の作り方を覚えたようで、おやつにホットケーキを作ってもらったことなど母から聞いていました。

上に貼った記事にのおすすめ動画の中で、保江邦夫先生が「子どもの時の食生活がその人に合っている」という趣旨の話をされています。(こちらの動画、よろしければご覧になってください。)

その話を聞いてすぐに、私は母の食生活にリンクしました。

母は毎朝、トーストにたっぷりマーガリンを塗って、その上に市販のジャムをたっぷり乗せて、インスタントコーヒーに牛乳、砂糖はスプーン3杯…これをずっと続けていました。

今どきの健康情報からすると、不健康極まりないメニューですね。

私も妹も「大丈夫?」と思いながら見てきました。

でも、103歳まで生きました。

母の骨がしっかりしていたのは、牛乳のおかげなのか、家系なのか、その他の要因なのかわかりません。

ひとつの要因ではないかもしれません。

私自身は骨密度低いのです。妹も低い。姉と妹は骨折経験あり。

過去記事に書いたように、「牛乳を飲んでいるから大丈夫!」という、長い間保持していた信念の力も多分にあるのでは?とも思えます。

ここで言いたいのは、一部で言われている「牛乳はかえって骨を弱くする」という説に意義を唱えたいのではなくて、食品に限らず、「◯◯は健康に良い」とか「悪い」という健康情報そのものについて、それがどこまで真実なのかな?ということです。

健康情報が溢れれば溢れるほど、不健康な人が増えていたりして…❓❓

私たちの健康状態に最も大きな影響を与えているのは、何なのでしょう❓🙄



蛇足ですが、先日お世話になった病院や施設にお礼のご挨拶に行った時に、看護師さんやスタッフさんたちから「お母さんはいつも笑顔だった」と言われました。

そう言えば、父も最後に入院していた病院で「素敵なお父様ですね」と言われていました。

娘たちの記憶にある母はいつも笑顔ではなかったし、父も素敵に見えないところもありましたけれど、人生の最後の方でお世話になった方々に、笑顔や素敵なところを見てもらって過ごせたことは、本当に良かったです。

きっとそれが本来の両親の姿だったのかなと思います。



♪YOKOは作曲活動もしています♪

オリジナル曲 The Moon and The Sea

この楽曲はこちらのオリジナルアルバムに収録されています。

このアルバムのトレーラーです。


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