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「外交デビュー」石破佳子夫人の装い、その成否とは?

石破首相のマレーシア、インドネシア訪問において、佳子夫人が同行し、ファーストレディとして外交デビューを果たしました。インドネシアでは、アイシーブルーのワンピースが爽やかで明るい印象を与え、注目を集めましたが、一方で、マレーシアでの装いは控えめすぎて、その場の期待感に応えるには力不足だったように見受けられました。

外交の場においてファーストレディの装いは、相手国への敬意を示す重要なコミュニケーションツールであり、自国の文化や価値観を発信する役割も担っています。マレーシアは、多民族・多宗教・多様性を特徴とする、日本にとって重要な友好国。その文化に対する配慮を表現するには、より親しみやすく華やかな色彩を採用するべきだったでしょう。たとえば、マレーシアの国花であるハイビスカスや蘭をイメージした紫やピンクを取り入れた装いであれば、エレガンスと品格が際立ち、国際舞台にふさわしい印象を与えたはずです。また、ジャケットやスカートに現代的なデザインを採用することで、ファーストレディとしての存在感をより強調できたでしょう

さらに、日本ならではの美意識を織り込むことも効果的です。和装をモダンにアレンジした要素や、日本の伝統工芸を活かしたアクセサリーをスタイリングに加えることで、控えめながらも強いメッセージ性を持たせることが可能だったのではないでしょうか

装いは、言葉を超えた文化的な対話の一つです。その場にふさわしい洗練された選択を通じて、相手国への敬意を示しつつ、自国の文化の奥深さを伝えること。それこそが、ファーストレディの装いに求められる真髄です。今回の経験を通じて、次の外交の場でさらに進化した姿を見せていただけることを期待しています


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