英検はできるだけ早く受験させた方が有利なの?
英検はできるだけ早く受験させた方が有利なの?
Netニュースの見出しに踊る【○○歳で英検xx級合格!】のタイトルに『えっ!うちの子はまだ読み書きもろくにできないのに…』と焦りを感じた経験はありませんか?
確かに広い世界には様々な子がいてものすごく能力の高い子、特別な環境に置かれた子供など、一般人の常識を覆すような子がいるのは確かです。
でもやっぱりできるだけ早く英検級を取らせておいた方が有利なんじゃないの?
とお考えなのか、お子さんが、まだ十分な単語力もなく、まとまった内容の英文を読むこともできないのに「英検○級を受けさせたいんです」と熱望される保護者様が後を絶ちません。
答えは、特別な理由がない限り、特に有利ということはありません。
特別な理由とは、例えば「私立の小・中学校を受験させたいが、受験資格に英検○○級が必要」などです。
私立小の”お受験”に詳しいわけではありませんが、2023年度現在で私立小学校の受験資格に英検が必要という話はあまり聞いたことがありません。
中学受験では、英語利用入試を採用する学校もありますので、ご興味のある方は調べて対応されると良いでしょう。今のところはすべての学校が受験科目に英語を必須としているわけではありません。
上記のような目的がないのであれば、やみくもに幼児期から英検を受けさせるメリットは少ないと思われます。
早くからこどもに英検を受験させたい親の心理
ではなぜ多くの 親御さんがそんなに慌てわが子に英検を受けさせたがるのでしょうか?
「英語を何年か学習させているが家で英語を話さない」
「本当に英語が身についているのだろうか?」
このような親自身の不安を払拭するために、英検級を取得させようとしていませんか?
親がこどもの英語力を英検級の数字で確認したいだけなら要注意‼
しかしこのような親側の都合で子供に英検の勉強をさせるのは危険を伴います。
それは(日本語に置き換えた時)現在の わが子の年齢で理解できるような内容ですか?
理解できると思うのならそのまま進めてください。
しかしそうでないのなら子供の内面的な成長を待ったほうが賢明でしょう。
ご自分で判断できないのであれば、プロの助言を受けましょう。
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英語以前に受験する内容が現在の子供に合っているのかということはとても重要なことです。
それを考えずにただ過去問を押し付けても、子供は嫌になるだけです。
これまでも保護者の無理強いがきっかけで、深刻な英語嫌いになってしまったお子さんを見てきました。
親御さんも「私が無理強いしたから…。」と反省されていたようですが、一度嫌いになったものは、 なかなか元には戻りません。
英検が実際に効力を発揮するのは受験期になってから
実際に英検の保有級が物を言うのは、受験でしょう。
2023年現在、大学の入試に英検その他の資格試験を導入している大学は思いのほか多くあります。これは年々増えてくる傾向にあります。
資格を持っていることでどの程度のアドバンテージがあるのかはそれぞれの大学、または同じ大学内でもそれぞれの学部学科によって異なります。
英検の ある級以上を保有していると、○○点増しというところから、英語の2次試験代わりになるところまで様々です。
受験での英検等の資格有効期限は?
このように大学受験において英検等の資格試験級を持っていることは非常に有利なことですが、だからといって早く取ってしまえば安心というわけでもありません。
現在ほとんどの大学で受験から遡って2年以内に取ったスコアや級のみが認められます。
中学生や小学生の頃にとった級やスコアは認められないのです。
幼少期にバイリンガルと決めるのは早い
幼児や年少者でも、海外での生活経験があったり、プリスクールなどで英語のみの環境に数年いたこどもは、時にネイティヴのような流暢さで英語を話します。
それに驚嘆した親は「わが子がバイリンガルになった!」と思い込みます。
しかしそういう子に質問してみると、意外と簡単な質問に(?)という顔をします。
よくしゃべる幼稚園児が中学生と同じ日本語の語彙力をもっているでしょうか?
そんな子はめったにいませんよね。いないとは言いませんが、私も直接あったことはありません。
もともと英検は英語教育が中学1年生から始まるのを前提に作られていますから、内容もそれに合わせて考えられています。
上級になってくると、例文に夫婦間の微妙な会話や、離婚問題、ビジネスの現場での上司と部下のやり取り等も取り扱われ、幼児や年少者の理解の範囲を超えています。
しかし英語そのものに慣れたこどもであれば「なんとなく、感覚で」正解を選べたりもします。
また、英検の問題はパターンがあって、結果のみにこだわるのなら、過去問を徹底的にやりこめば、合格は可能です。
適切な時期の英検受験は様々なメリットがある
🔶ここまで、早すぎる英検受験のデメリットばかりを挙げたように思われるかもしれませんが、適切な時期の受験には様々なメリットがあります。
◆ある程度の英語力が付き、読み書きも上達してくれば、英検過去問の長文問題などを使って読解力を付けるのも有効。
◆先に挙げたように、適切な時期に取得した英検級は受験の武器になりうる。
◆あなたの夢を後押ししてくれるかも
英検2級以上に合格すると、英検協会から『2級以上取得者には○○国△△スクールに留学生として受け入れが可能です』などといったお知らせが届く場合もあります。中高生で『いつか留学してみたい』との希望をお持ちなら、これがあなたの夢を後押ししてくれるキッカケになるかもしれません。
◆意外なオマケが送られてくることも
以下の写真は私の息子が高2の時に突然英検協会から送られてきた書類です。【特別賞】とありますが、その定義が分からず英検協会のHPを調べてみました。そこには『過去10年の間に英検5級~1級すべての級に合格し、中でも特に優秀な成績を収めたものに贈る賞』とだけあり、詳細は不明ですが、せっかくなので、ありがたく頂くことにしました。
「過去10年間」ですので小4から受け始め、高2で1級を取得したことで条件に当てはまったようですが、慌てて幼児期に受けさせ始めていれば、対象外だったことでしょう。
それよりなにより、中3や高1の初めで1級を取ってしまっていれば、受験前にもう1度受け直すことになったでしょう。
その意味でも英検級取得時期はお子さんの希望する進路に合わせて慎重に選択すべきといえます。
年少期は英検受験よりもやるべきことがたくさん
◆日常生活の中で、英語が聞こえてくる環境を作りましょう
CD, You-Tube, DVD などを使って英語の音に馴染ませましょう
日本育ちのこどもだけでなく、帰国の子どもたちも、日本で普通に生活しているといつの間にか英語を忘れてしまします。
「今喋れているから」と安心せずに、帰国後のフォローをしてあげましょう。
◆フォニックスを学習させ、自分で英語を読めるようにしましょう
●海外のプリスクールなどでフォニックスを習得した子には
どんどん絵本を読ませる
●それ以外の子はフォニックス学習を始め
美しい発音と自分で英語を読める力をつける
★フォニックス教育には専門的な知識が必要です
必ず専門家に任せましょう
◆絵本を読む(または読み聞かせをする)
こどもが興味を持った英語絵本を親が読み聞かせる
自分で読める程度の絵本を与えて読ませる
現在のその子の感性や興味、英語力に合った絵本に
たくさん触れさせましょう
💎幼児期にお勧めの英語学習方法については以下の記事をご参照ください。
以上、英検の受験時期はお子さんの発達段階とご家庭の長期の教育方針を考慮して、最適な時期を 選択されることをお勧めします。
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