『Singer2024』ディマシュ、決勝戦にゲストとして登場!/感想+妄想考察
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本日2本目!🤣
シャンテ&ディマシュの『Lose Control』の感想です。
この番組の最終回「ガラ・コンサート」が、もう「明日」じゃん!と気がついたので、すでに私、「ねむねむ」状態ですが、前倒しで投稿します。
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(Dimash 60)
(21,077文字)
(第1稿:2024年7月31日)
★YouTube動画(番組全編版)
『FULL《歌手2024》EP12: 张杰Faouzia合唱开口跪那英吉他弹唱超热血 Chanté Moore&Dimash超顶高音太震撼 | Singer 2024 EP12 | MangoTV』
(張烈とファウジアが跪いて歌い、那英はギターを弾き、超情熱的なシャンテ&ディマシュのトップの高音は衝撃的)
By 湖南卫视芒果TV官方频道 China HunanTV Official Channel
2024/07/28に公開済み
(追記・2024/12/20:この動画は削除されました。残念です💦)
(追記・2025/01/23:と思ってたら、いつの間にか復活してました💦🌷)
【ディマシュ「Singer2024」出演のため中国入り】
2020年のシーズン8を最後に、放送終了していた中国の人気コンペティション番組『Singer』シリーズの最新版が、4年ぶりに今年(2024年)から放送されることが決定しました。
このシリーズは、中国内外からプロの歌手を集めて、生歌で歌合戦をするという番組です。中国のTV番組では「生歌で歌う」ことがあまりなく、そのために参加を渋る歌手も多く、番組がいったん終了した理由の一つに、視聴者が納得する歌手を集めるのが難しくなった、というものがありました。
それが、今年になって復活したわけです。
ということを、番組第1回目放送の3日後に知りまして、その時に私、Facebookのほうに、
「もしかしてディマシュ、特別ゲストとして『Singer2024』のどこかの回で呼ばれて歌ったりしない?しない??しない???」
などと、アホ丸出しの希望を書きなぐっておったのですが……
まさかホントにそうなるとは……オーマイガー!🌷🌷🌷💕
《ディマシュ、長沙市に到着し、お仕事開始》
てことでディマシュは、19日の山東省青島市で開催された「青島ビール祭り」に出演した4日後の7月23日、番組のテレビ局「マンゴーTV(芒果TV)」がある湖南省長沙市に飛びました。
7月23日、北京国際空港から、湖南省の長沙黄花国際空港に到着。
★@official_dimashjapanfcのIG 7月24日付 #Repost @jadecheung0524
★@official_dimashjapanfcのIG 7月24日付 #Repost @jadecheung0524
撮影者が「北京国際空港の方に迎えに行けなくてごめんなさいね」というと、ディ、「気にしないで」と彼女の肩を優しくポンとタッチの図。
以下はディマシュ・スタジオのビデオブログより。
7年前の初々しい「ウェイボー」公式投稿と写真集。
からの長沙入りした現在のディマシュの様子。
★@official_dimashjapanfcのIG 7月25日付 #Repost @jadecheung0524
【Dimash Studio‘s Vlog of Beijing 🛬Changsha (23.07.2024)】
26日、ホテルから『Singer2024』のスタジオにご出勤。
元気いっぱいで爽やか~なディマシュ、楽しそうです💕
★@official_dimashjapanfcのIG 7月27日付
#Repost @jadecheung0524 Cr. 小卡比_(小红书 app)xiaokabi
『2024年7月26日、湖南省の長沙にてとってもハンサムなディマシュ、出勤しまーす』
★@official_dimashjapanfcのIG 7月27日付 #Repost @xue_dimash🙏💗
『𝟐𝟔𝟎𝟕𝟐𝟒 #singer2024 𝐠𝐨 𝐭𝐨 𝐰𝐨𝐫𝐤💼』
お人形さんのように、ミョーに可愛らしい表情。
《中国の「小 红书」に公式アカウントを開設》
ディマシュは26日、中国の有名SNS「小 红书」に新しく公式アカウントを開設しました。その最初の投稿のスクショがこちら。
(小 红书=小紅書、しょうこうしょ、シャオホンシュ―)
しかし、漢字の読めない海外のDearsが、ディマシュが持っている「謎の直筆カンペ」を見て、
「ディマシュ、助けてってどゆこと!? 誘拐されたの!??」
と困惑したという、「投稿第一発目天然大炸裂」なのでした(笑)
「听劝」は、小紅書などで現在流行している文言で、「アドバイスよろ!」みたいな感じだそうです。
ディマシュは投稿文に、
「小紅書、来たよ~! ディマシュです。みんなに聞きたいんだけど、長沙でおいしい食べ物って、ザリガニ以外に何がありますか? 美味しい中華料理が恋しいな……」
と書いています。
《ディマシュ、リハーサル開始》
『Singer2017』で、ディマシュの音楽パートナー兼通訳だった阿来さんが、ディマシュと再会。
今回もディマシュの通訳をされています。
★@official_dimashjapanfcのIG 7月26日付 #Repost @dimashofficial_fanclub
ディマシュのリハーサル風景。
公式ウェイボーの写真集より。
このベイビーブルーのトップスは「ベルサーチ」だそうです。
Dimash Studioが、リハーサル風景などのコンピレーション動画をウェイボーに投稿。
二の腕が、筋肉なのか贅肉なのか、スゲーぷっくぷく(笑)
水泳好きなので、水泳選手のようになっちゃってるのかな?
★@jadecheung0524 7月28日付
【おもしろ動画集:番組のライブストリーミングより】
『Singer2024』ではライブストリーミングがあったらしいのですが、現在はリンクのアカウントがアクティブではないので、見れないのが残念です😂
なので、Dearsが切り取ったいくつかの場面を再録。
まずはシャンテさんとディマシュ、お初にご対面の場面。
その後、控室で番組の審査方法などを説明されたディマシュ、余裕しゃくしゃくの態度で、
「問題ないよ、僕にとってはシャンテが勝者だから」
それを聞いたシャンテさんが、大喜び(ていうか超ウケてる)の図。
★dimash_latvia_dears 7月28日付
@hunantvchinaofficial @iamchantemoore
「僕達は、スマッシュするよ!」
ウェイボーでのホット・トピック用の文句を聞かれて、そう答えるディマシュ。
すっかり仲良しのおふたりさん。
★dimash_latvia_dears 7月28日付
@hunantvchinaofficial @iamchantemoore
シャンテさんとディマシュの控室でのインタビュー場面。
字幕なしなので、みんなが何を言ってるかは妄想するしかありません🤣
★dimash_dears_downunderのIG 7月27日付
(追記:8月1日)
朗報!🌷🌷🌷
ディマシュの動画や記事の中国語などを日本語に翻訳してブログに乗せていらっしゃる方からご連絡があり、上記の字幕の無い動画の「翻訳記事」を紹介していただきました!
ありがとうございました! 大変ありがたいです💕
(以前にも偶然この方の記事を発見し、過去記事『ディマシュの立場』の中で紹介させていただいたことのある、個人ブログさんです)
以下がその記事です。
見出しをクリックして、ブログに飛んで、読んで来て下さいね🌷
★@nala-in-irvine(Abemaブログ)
今回のライブストリーミングの時の切り抜きで、大爆笑した動画🤣
★@andrea_kudaibergenのIGより 7月27日付
これ、つまりどういうことかというと……
★@dear_4yleenのIG 7月27日付
ディマシュ、「きらーん🌟」(笑)
となりでこっそり笑ってるシャンテさん(笑)
タンウェイウェイさんのステージを控室で見ているディマシュの様子。
★dimash_dears_downunderのIG 7月27日付
『@dimash_singapore calls this a '6 minute expression video'』
(=シンガポールのFCはこれを ‟6分間の表情ビデオ”と呼んでいます)
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・阿来さんに何かささやいて、いたずらっぽく笑う
・あくびをする
・うちわを指でペコペコする
・うちわであおぎながら画面を真剣に見る
・画面でタンウェイウェイさんがインタビュー中に泣き出したのを見てギョッとして「ワッツロング!?」と言う
・身を乗り出して心配し、真剣な顔で隣の阿来さんに事情を聞いている
・そのあと阿来さんに何か言われて、笑う
・口をポカーンと開けて画面を見ている
・タンウェイウェイさんの歌が始まり、イントロで台湾の男性民謡歌手が歌う場面でニッコリして、シャンテさんに「凄くいいね」と言う
・阿来さんの方を向いて、おそらく民謡の解説を聞く
・歌の視聴に没頭してしまって、うちわであらぬ方向をあおぐ
・そしたら暑くなったのか、また自分の顔をあおぎ出す(笑)
・頭を微妙に左右に動かしてサウンドをよく聴こうとし、うなずいたりする
・阿来さんが咳をしたからか、しばらくして阿来さんを見る
・左手でこめかみをポリポリ掻く
・歌に反応して、頭をしきりに左右に振る
・ソファにもたれかかったかと思ったら、タンウェイウェイさんの高音の、歌真似を始める
・リズムに乗りはじめる
・うちわを横に置き、身を乗り出して、また歌真似をする
「おーおおーおおー」
・タンウェイウェイさんの唸りに「イェーイ」とつぶやく
・リズムに体を動かし、一瞬手拍子するが、手をグ―にして自分の胸を叩きはじめる
・そして、とある「歌」を思い出す
・歌手ならみんな知っているクイーンの『We Will Rock You』を歌い出し、隣のシャンテさんも笑いながら歌う
(この曲は実際にどこかの国の民謡から着想を得て作曲されたもの)
・タンウェイウェイさんの歌が終わったので、『ロックユー』を歌うのを止めて、何か言って自分の顔を手であおぐ
(やり過ぎちゃいました、みたいな感じ?)
・画面に向かって拍手する
・あとは番組をややボーっとして見ている
(なんせ中国語がほとんどワカランので)
*****
わずか6分間の間に、これだけ表情が変化するんですよ!
なんとゆー万華鏡状態(笑)
さすが双子座、ですが、こんなにコロコロ変わる双子座もいないと思う🤣
たぶんですけど、勝手知ったる番組なのと、お隣のシャンテさんが陽気な雰囲気の気さくな人で、彼のお茶目にすぐにノッてくれて、でも礼儀正しくて控えめで、しかもご年配。
ディマシュもすごくリラックスして、子供に帰っちゃってるような感じがしますね(笑)
(もし共演者がファウジアさんだったら、こうはなるまい……😅)
以下は、タンウェイウェイさんの高音を歌真似する場面のみの切り抜き。
★@kudaibergen.linのIG 7月27日付
『ロックユー』を歌い出す場面のみの切り抜き。
★@kudaibergen.linのIG 7月27日付
別の出場者の歌が始まると、
「これ、ロックユーじゃないけど、イメージして!」
と言ってまた『We Will Rock You』を歌い出すディマシュ。
「全部の歌がロックユーなのね!」
とあきれて笑いつつも、一緒に歌い出すシャンテさん達。
そして、TVから流れている出場者の歌のキーを完全無視して『ロックユー』の正しいキー(Eマイナー)で歌い出すディ。さすが絶対音感持ち。
★dear.sharlyのIG 7月27日付
「别废话ディマシ、别废话」
(ビエフェイファー、ディマシ、ビエフェイファー)
と言いながら自分の口を叩くディ。
昔、番組出演時にいつも「お喋りはやめろ」と言われていたらしい(笑)
だろーねー(笑)
(别废话は直訳すると「くだらない話はしないでください」)
★@dear_4yleenのIG 7月27日付
画面にティアを発見したディマシュ。
★@dear.sharlyのIG 7月27日付
「ティアだ! Oops! ティアはどこ?」
と、シャンテさんに小声で聞くディ。
ティアは敗退したのよ、とシャンテさんが答えると、ブー!と超絶ふくれるディマシュ(笑)
ディマシュは机に並んでいるヨーグルトを飲もうとしたけど、画面に見せるCM用品なので「飲まないでね」と言われ、ムーっとした顔をして、スタッフに自分の飲み物をぶつける真似をして笑うディマシュ。
子供か(笑)子供よな(笑)
★@dear.sharlyのIG 7月27日付
2017年の時でも、長丁場の番組なので、よくクッションを抱いて眠そうにしていたディマシュ。
2ページ目ではディマシュ、待ちくたびれて「ふわあぁぁ~!」と大きなため息をつきながらソファに寝っ転んでしまうの図。
★@dimash_latvia_dearsのIG 7月27日付
寝っ転んだディマシュの顔がしょっぱなに出て来ます。プリティ~🌷
★@cathrinedqdearのIG 7月28日付
【出番が来たよ!】
控室から番組のステージに向かうシャンテさんと、彼女の音楽パートナーさんと、阿来さんと、ディマシュ。
・歌いながら突然かかとで歩き出すディ
・階段を上がるシャンテさんの腕を支えてエスコートするディ
・前の出場者の歌を声真似するディ
の三連発。
★dear_4yleenのIG 7月27日付 Cr. AdrianaHyde墨
その、かかとで歩く場面の切り抜き。
履き慣れない靴で足が疲れたのかな?
★@dimash_dears_downunderのIG 7月27日付
以下は、単独動画ではカットされていた、ステージ登場時と退場時、さらに結果発表の時などのコンピレーション動画。
こういうの欲しーなーと思ってたら、Dearsがちゃんと作ってくれていました💕
★dimash_dears_downunderのIG 7月29日付 @Weiboの映像から
【ディマシュが番組内でファウジアさんに耳打ちした「囁き」について】
《ディマシュの発言とその釈明動画》
以下は、ディマシュが番組のどこかで優勝候補筆頭のファウジアさんに、何かを耳打ちしたという場面。
★@dimash_dears_downunderのIG 7月27日付
ディマシュが「彼らはあなたの前が中国人でなければならないと言った」と言っているように聞こえたため、番組視聴者の間で物議をかもすことになったようです。
2017年にディマシュが出場した時、同番組には「優勝は中国人に限る」という規則(おそらくは中国官製の規則)があったそうです。
しかしディマシュの2位が批判されたからか、翌年の同番組ではこの規則は撤回され、イギリス人のジェシー・Jが優勝しています。
番組は終了から4年の歳月ののち、今年復活しましたが、同時に「優勝者は中国人に限る」という規則が復活したのではないか?と、特にファウジアさんのファンの間で物議を呼んだのでしょう。
ディマシュはその後ウェイボーに、この時の発言について釈明する動画を投稿しました。
★@dimash_dears_downunderのIG 7月27日付
Cr: 迪玛希Dimash (weiboにて)
『(要約)
僕は彼女にこう言いました。
ファウジア、あなたが僕と一緒に出演したいとオファーしてくれたことをとても嬉しく思っています。
しかし僕はそれに応じることができませんでした。
番組側は、中国人の歌手でなければならない……「あなたの前は中国人歌手」ではなくて……「あなたのためには中国人歌手でなければならない」と言ったのです。(中略)
彼らは僕に説明しました、ファウジアには、カナダと中国とのより高度な文化交流のため、才能豊かな僕の友人のジェイソン(張烈、中国人)を選んだのだ、と。』
(ファウジアさんは、モロッコ系カナダ人です)
実際にディマシュがどう囁いたかのかは不明です。
この時、ディマシュのマイクのスイッチを切らなかったのは、ディマシュなのか番組側なのかも不明です。
ディマシュは自分のこの「囁き」を、みんなが「Before」と「be for」を聞き間違えている、そしてそれは暗に「自分が言い間違えた結果なんだ」と言っています。
でもさーディマシュ、控室で自分でも言ってたじゃない?
「别废话ディマシ、别废话」(余計なこと喋んなディマシュ)って😅
この釈明動画を見た人は結局、ディマシュは番組のからくりを知ってたんじゃないの?と考えてしまいますからねえ。
実際知ってたと思いますよ、2017年の時からずっと。
《番組スタッフが漏らしていた、番組の内実(らしき話)》
さて、ここで新たな情報が加わりました。
YouTubeでディマシュのファンとして知られている「Three Musketeers Reaction」という、マレーシアの中国系リアクター3人組が、今回の決勝戦の感想動画(ほとんど怒り心頭)を投稿しています。
この動画のコメント欄に、
「番組の舞台裏で働いていたチームメンバー(おそらくファウジアさんの)がⅩとウェイボーで、何が起こっていたかを全てツイートしていた」
と書いているユーザーがいました。
それによると……
・ファウジアは、「自分の曲を1曲だけ歌うことができる」というカードを決勝戦まで取っておき、自分の持ち歌の『Minefields』(デュエット曲)をゲストのディマシュと一緒に決勝戦で歌うことを、このカードを切って番組にオファーした、しかし番組側にどちらも拒否された。
・決勝の第1ラウンドではカバー曲『Shallow』(レディ・ガガ)を歌ったが、それは彼女がオファーした第1候補曲(持ち歌『Minefields』とゲストのディマシュを拒否された)とは別の歌だった。
・第2ラウンドでは、ファウジアは別の持ち歌の『Tears of Gold』を選択したが、これも拒否された。
・彼女はさらに『Hero』を選んだが、決勝戦の1日前になって『R.I.P Love』に変更した。この変更が彼女自身の選択か、番組が『Hero』も拒否したための選択かは分からない。
・つまり番組側は彼女が優勝できないように、彼女に制限を加えていた。
★YouTube動画『【歌手2024总决赛 歌王之战 】那英称王!香缇莫进不了第二轮? 太气了!马来西亚三剑客Milo和Wetwet激烈讨论!欢迎大家来跟我们分享。』(那英が王者!ディマシュとモモ(シャンテさんの中国での愛称)は第2ラウンドに進めないのですか?)
By Three Musketeers Reaction 2024/07/27
https://youtu.be/6kEO06FklvI
《決勝戦で、彼らはなぜあの歌を選んだのか?という疑問》
以上が正確な情報かどうかは不明ですが、ありえない話じゃないなという気はします。
なぜかというと、私は生放送を視聴中、シャンテとディマシュのふたりとも「ホイッスル・ボイス」で有名なのに、そのホイッスル・ボイスを使う展開がまったく無い『Lose Control』という歌を選択したのは何故だろう?と思っていたからです。
それだけでなく、この番組や中国の観客の音楽的嗜好から、こういったアメリカ産のソウル系、もしくはファンク系の歌は、よほどのことが無いと、彼らにはウケません。
それを知っててなお、この歌を選んだの?と。
また、第2ラウンドのファウジアさんの歌についても、どうしてこんなに地味で暗い歌を決勝で歌うんだろう、と思っていました。
つまりはまぁ、そういうことだったんでしょう。
芸能界というのは、どの国でもだいたい同じようなもんです。
ディマシュがそういう扱いをあまり受けなくてすんでいるのは、彼のバックにカザフスタン政府が見え隠れするからだと思っています。
そして、今回は第2ラウンドを4番手で通過した那英さんが、他の3人、特に優勝候補のファウジアさんを破って優勝しました。
2位にタンウェイウェイさん。彼女は第2ラウンドで歌った歌が、番組初登場回で歌ったのと同じような民謡ハードロックだったので、1位は無理だなと思いました。
3位は孙 楠(スンナン)と言う男性歌手が勝ち取りました。彼は昨年中国共産党が北朝鮮に派遣したアーティスト代表団の中にいたという話を、あとから偶然入手しました。意味深。
そしてファウジアさんは、大方の予想を裏切って、4位でした。
これらの結果については、私は別の角度からの憶測、というか妄想を持っていますが、それはまたのちほど😅
【歌い終わったあとの控室】
自分の歌唱場面を見ているディマシュ。
見ている私たちにはスゲー!!!としか言いようのないアウトロを見て、なぜか笑い転げる2人。
★@dimash_dears_downunderのIG 7月28日付
他の出演者が歌い終わったあと、汗を拭いてる様子を「泣いてる涙を拭いてるように見えて感動的ね」と言われ、焦ってるシャンテさん。
すると、立ち上がって別のハンカチかティシューを取って来て、シャンテさんに渡すディマシュ。
投稿者は、2017年の同番組撮影時に見せたディマシュの紳士ぶりに言及しています。
ディマシュは自分が飲みたくなったミルクのパックを取りに行き、一緒にいた他の3人の分も取って来ました。
そして、まずは別の出場者の音楽パートナーの女の子に、次にその出場者で年配のリンパパ(テリー・リン)に、次に自分の音楽パートナーの阿来さんに渡しました。
この時のディマシュの「自分が何かを取ってきたら、みんなの分も取ってくる」という集団行動のマナーと、「渡す順番」のビジネスマナーが、弱冠22才で「完全に完璧」だったことに、驚愕したものです。
しかもその時着ていた衣装は、あの『ダイディダウ』の絢爛豪華な金色の民族衣装ですよ! なんちゅー王子様やねん!と(笑)
それにしても、めっちゃ暑そうな控室。
グロッキー気味のディマシュ……。
★@dk_media_europeのIG 7月28日 @Видео 平平无奇的天花板
(以下のURLをクリックして、インスタの動画に飛んで下さい)
https://www.instagram.com/p/C97-obWxhzw/
第1ラウンドの投票場面のようです。
★@dear.sharly 7月29日付
Di「これから投票なの!?」
他「そうよ」「投票よ」
Di「お願い!お金払うから!」
笑うシャンテさん。
Di「シャンテ、シャンテ、シャンテ!」
これは投稿文の翻訳です。でもディマシュの「お願い!」のあとの発言は、
“I want it for money!”(稼ぎのためには票が要るんだ!)
と聞こえます(笑)
もしそうだったら、ディマシュ、正直すぎ🤣
というお茶目全開な息子を知ってか知らずか、飛行機の中で息子のパフォーマンスを見ている、ディマシュのご両親の真剣なご様子。
★dimash_latvia_dearsのIG 7月27日付 #Repost #Story @kanat_sveta_aitbayevtar
【お仕事、終わりました~】
そして、お仕事からホテルに帰って来たディマシュ、ステージで着ていたインナーのままです。
当日の会場は空調に難があったらしく、暑さに疲れたみたいで、ちょっと「出がらし」っぽい感じ😅
★@official_dimashjapanfcのIG 7月27日付 #Repost @jadecheung0524
ですが、Moonさんのこの写真⇩で、Dearsがみんな驚愕!
「あのインナー、シースルーだったの!? もう寝られないんですけど!」
★@official_dimashjapanfcのIG 7月27日付
#リポスト - @moon.kudaibergen_2 💗✨by @get_regrammer
『Off work, Changsha 26th Jul 2024』
以下の写真は、Dearが差し出したパンダ人形を受け取った時の、ディマシュの一瞬の表情です。
Moonさん、ご自分が撮影した動画からこの瞬間を切り取るというセンスたるや……。
素晴らしいですね🥰
★@official_dimashjapanfcのIG 7月27日付
#リポスト - @moon.kudaibergen_2 💗✨by @get_regrammer
『Off work, Changsha 26th Jul 2024』
次の日の27日、ディマシュは上海ドラゴンTVの有名な番組「Our Songs」に出演するため、湖南省長沙市から、江蘇省無錫(むしゃく)市に移動しました。
★@moon.kudaibergen_2 7月27日付 (長沙で記念撮影)
★@moon.kudaibergen_2 7月27日付 (無錫市に到着)
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【シャンテ&ディマシュ『Lose Control』/原曲と歌手の資料】
では、ここからはディマシュたちのデュエットについてです。
まずは資料から。
《原曲と、原曲を歌うシンガー、テディ・スウィムズ》
『Lose Control』は、米アトランタ出身のシンガーソングライター、テディ・スウィムズ(Teddy Swims)が昨年(2023年)に発表したデビューアルバムからのシングル曲。
全世界で5億回再生を記録し、全米2位にもなった超有名曲です。
彼はR&B、ロック、ソウル、ファンク、カントリー、ポップスなどの様々なジャンルを融合させる音楽を制作、この曲にはブルース・ロックとソウル、それに映画音楽的な外連味が混ざったような印象があります。
原曲のMV
★YouTube動画『Teddy Swims - Lose Control (Live)』
by Teddy Swims(公式) 2023/06/23に公開済み
テディさん、MVを見ても年齢がよくわかんないなあと思って調べたら、なーんと! 1992年生まれ!
ディマシュよりたった2才年上なだけの、ほぼ同年代🤣
そして、芸名の由来は「someone who isn't me sometimes(時々自分じゃない誰か)」という、ネットでよく使われる言葉の頭文字から来ているそうです。
ローリングストーン・ジャパン誌の今年のインタビューによると、テディさんはこの曲を制作した当時、付き合っていたパートナーと不健全な共依存関係に陥ってしまっており、そこからなかなか抜け出せない葛藤を描いたそうです。恋愛関係は必ずしもポジティブなものではなく、お互いのためにはその愛を手放した方がいい場合もあるということを歌った曲とのこと。
ファーストアルバムについて、彼は今までこれほど自分をさらけ出すことはなかったが、多くの人と自分の感情を共有することができたことがとても嬉しい、そうすることは難しい場合もあるが、それが出来たことが、自分の癒しにつながった、と語っています。
音楽のどこに惹かれるかという質問には、人生に何か悪いことが起きても、音楽の力でポジティブに乗り越えられる、音楽は人を癒すことができるということは世界共通だと思っている、と答えています。
『テディ・スウィムズが語る、5億回再生突破した「Lose Control」を生んだジョージアの魂』
@RollingStone Kaori Komatsu 2024/03/18 18:30
作者自身の曲の解説を知ると、この曲がディマシュの『When I've Got You』の 「不幸バージョン」的な内容だということがわかります。
そのため原曲のサウンドは、ピアノが延々と繰り返すコード弾きの呪術的な雰囲気、4拍目でドスンと響く非常に重くて低いバスドラの音、ギターソロのハードロック感、8分の6拍子の独特なリズムから感じる終わらないワルツを踊っているような感じで、歌詞に出てくる「悪魔が俺のドアをノックする」も相まって、曲の病的な印象とともに不吉さ感じさせます。
《シャンテ・ムーア》
シャンテ・トーレイン・ムーア(Chante Torrane Moore)さんは、1967年生まれで、現在57歳。
米サンフランシスコ出身の、R&Bとジャズを歌うシンガーソングライター、女優、テレビパーソナリティ、作家とのこと。
そして、美しいホイッスルボイスの持ち主でもあります。
以下は別の番組で、デュエットで披露されたシャンテさんの歌です。
ホイッスル・ボイスの箇所を頭出し。
★YouTube動画 『【纯享】#ChantéMoore #袁娅维 《If I Ain't Got You》高音炸场 歌手舞台联动对手变队友| 湖南卫视618开心夜 | MangoTV』
by 湖南卫视芒果TV官方频道 China HunanTV Official Channel 2024/06/18
父が牧師だったため教会で歌を歌って育ち、彼女は22歳の時にMCAレコードの幹部に発見されて契約。その後MCAの合併事業「サイラス・レコード」最初の契約者となり、1992年にデビューアルバムを発表、ゴールドディスクを受賞しています。
MCAレコードに発見された時には、もちろん歌手でもありましたが、美人コンテスト出場者でモデルだったそうで、彼女の若い頃の写真では、非常に美人さんです。今でも充分お美しいですけど。
牧師の家で育っているためか、他の米R&B系列の歌手よりもお行儀が良い雰囲気で、品の良さがあります。
つまり、何をしでかすかわからない不安定感が無く、安心して見ていられるキャラクター。
芸能界的に言うと、そこは「弱い部分」なんですが(人間は安全なところから見ている限り、危険人物が大好きなのでね)、でもそれが逆に、彼女の芸歴の長さを形作っているような感じがします。
で、それとはまったく別に、ディマシュとのデュエットを見ていて、この方、「男扱い」がすごく上手でいらっしゃるなあと思ったら、現在4回目の結婚中でした。その4回目の結婚前には別の男性とお付き合いしていたようなので、恋多き女性のようです。
だもんでディマシュ君、控室とかでも、全然気がつかないうちにシャンテさんの手の平の上で転がされまくりで、可愛かったですね(笑)
【デュエット歌唱の感想(妄想込み)】
★YouTube動画 『《歌手2024》歌王之战:Chanté Moore&迪玛希《Lose Control》』
By 湖南国际频道 Hunan TV International Official Channel 2024/07/27
(追記・2024/12/20:この曲のディマシュの公式YouTube動画は、削除されました。残念💦 これはHunan国際チャンネルからの動画です)
《イントロ ~ コーラス1/緊張しているディマシュ》
番組放送の日は私、帰りが遅かったため、もう番組は終わっちゃったかなと思ったら、時差があったんだった!(笑)
てことで大急ぎでインスタを見て回り、たまたまログイン無しでも視聴ができるサイトの紹介を発見したので、大急ぎでそちらに行ったところ、ちょうどディマシュのデュエットが始まる10分ぐらい前でした!
滑り込みセーフ!🤣 やったあ、ありがとう運命よ❤(笑)
ふたりが出て来て客席に挨拶し、ライトが落ちてピンスポット1本になり、イントロ開始。
ここで最初の驚きが。
黒いシルエットのディマシュ、なんと!
彼の首が、不随意に震えていたのです!!!
(動画が始まって19秒のあたり)
これはいわゆる「武者震い」ですが、要は「急性ストレス反応」です。
ディマシュ、本当に緊張していたんだと思います。
なぜって、この番組の『2017』第5シーズンに出場して2位を勝ち取ってから早、7年。
以後も何回かゲスト出演していて、それを加味すると今回は5年ぶり。
旧知のスタッフやディレクター、編曲の先生たち、出演者たち、音楽パートナーの阿来さん、それに、昔から見ている中国のファンや番組視聴者に向けて、自分の「成長ぶり」を示さなければならない、非常に重要な「試験」を受けているようなものなのですから。
さらに私の穿った妄想では、「ファウジアさんへの囁き」のところで書いたように、ディマシュはこの番組のからくりを知っています。
自分が助っ人で登場しても、シャンテさんを優勝させることは出来ないことも知っています。
だけれども、というよりも、だからこそ、ディマシュとしては、シャンテさんが後々中国で活動する時のために、中国の視聴者に強烈な印象を残せるようなパフォーマンスをする手助けをしなければならないと、第5シーズンの準優勝者としての責任を感じていたのだろうと思います。
これは優勝を狙うよりも、もっと難しい課題です。
しかもふたりが歌うのは、おそらく番組側のなんらかの意図があっただろうと思いますが、ふたりの武器である「ホイッスル・ボイス」を封じられた歌です。
さあ、ディマシュ、どうやってこの難しい課題を乗り越える?
その責任の重さにディマシュは一瞬、自分でも思いがけなく、ものすごく緊張したのだろうと思います。
てことで、デュエットの最初のヴァースは、ディマシュの歌唱から始まりました。
……ディマシュ、やっぱりそうとう緊張してる😅
生放送でディマシュを見ている私のこの、ハラハラ感。
これ、『2017』第3回でディマシュがクイーンの『The Show Must Go On』を歌う動画を初めて見た時、前半部で感じた「ハラハラ感」とおんなじでした。(後半は素晴らしかったんですよ!)
それは、練習期間とか英語の歌詞とか考えたら、当時の彼にとっては仕方ないとしても。
ひるがえって今回のこの歌唱。
シャンテさんにチェンジする前の、ファルセットのメリズマも、なんだか自信なさげな弱弱しさで、大丈夫だろうか、と。
歌詞の内容が「お前がいないと俺はおかしくなる」って言ってるので、シャンテさんが加わっていないヴァース1をあえて不安定に歌ってる可能性もあるけど、ディマシュの表情を見たら、そういう感じでもないしなあ😅
《オケのアレンジとサウンドは……?》
もうひとつ、ディマシュの出だしの歌唱が不安定な理由の遠因に、もしかしてこのオケのアレンジとサウンドがありはしないか?とも思いました。
原曲はかなりヘヴィなブルース系ロックにソウルを混ぜたような、非常に重苦しいサウンドでした。
でもこの番組でのサウンドは、どっちかというと「スタンダード・バラード風」。
最も強くビートを利かせるべき「6/8の4拍目」に、バスドラが無い、だと!!?
なぜだ!????
4拍目は、メロディと英語の歌詞とリズムの3つが、ここでひとつに集結する箇所です。
この箇所が弱いと、6/8のグルーブ自体が作れないんだが?
しかも4拍目を打つサウンドが「中音域」なので、ディマシュの声と被るんだが?
ディマシュ、かなり困ってないか!??
数か月前にこの番組の第1回を見た時、私が一番強く感じたのは、「番組のオーケストラやバンドの質が、以前ほどには良くないようだ」ってことでした。
なんだかどの曲も、アベレージを出してるだけみたいで。
特に悲惨だったのは「R&B系」でしかも「ファンク系」のティア・レイのオケ。
どれもファンクになってないんだが!
ソウル系のバラードなど、オケのサウンドは、完全に「フォーク系」なんだが!🤣
ティアは登場した7~9回のどの回でも、上位に上がることなく敗退しています。
で、今回の『Lose Control』。
この時のオケも、厳密に言えばソウル色もないし、ハードロック色もないし、R&Bでもないし、ブルースでもないし、強いて言えば「ラスベガスのディナーショーのスタンダード・ナンバー風」。
実は私、『Singer2017』の『The Show Must Go On』も、ディマシュが前半で聴く人をかなりハラハラさせてしまったのは、半分以上がオケのアレンジとサウンドのせいじゃないかと疑っています。
《シャンテさん歌唱開始/彼女の手が……》
そんなわけで、なんだかバックのサウンドが歌手を援護していないなあと思っているうちにディマシュの最初の歌唱部分が終了し、それまで後ろを向いていたシャンテさんが歌い始めました。
ディマシュ、彼女の横に立ってリズムに乗りながら、彼女の腰のあたりに左手を添えたような。
そのあと、彼女がディマシュの方を振り向きます。
ディマシュは彼女に少し微笑んで何度か頷き、デュエットのイニシアチブを取っているような様子を見せています。
しかし、そのあと。
シャンテさん、ちょっと優し気な手つきでディマシュの左腕か、左胸かもしれないけど、すう―っとその手で撫でおろしました。
もしかしたらシャンテさんも、後ろで聴いててディマシュが緊張していることがわかったかな?
ヴァース2の歌詞は、主人公が恋人の体を求めて、ちょっとセクシャルな内容を語っている場面です。
「ひとりでも出来るけど、ふたりの方がいい」的な。
その歌詞に合わせたようでもありますが、シャンテさん、しきりにディマシュに笑いかけ、肩に手を置き、頬に手を触れるような仕草をし(見出し画像参照)、足を密着させたかな?という体勢でディマシュの左肩をつかんで何度かゆすります。
ディマシュ、途中で一瞬、素で微笑んだ?
彼の雰囲気がちょっと変わりました。
つまり歌のイニシアチブが、ディマシュからシャンテさんに移動したらしいのです。
そして、わりとボディ・タッチが好きなディマシュ、シャンテさんのボディ・タッチで落ち着いたんじゃないかな?
ヴァース2が終わる頃には、出だしと違って元気いっぱいのディマシュ。(どういう意味よ)(笑)
シャンテさんも「ちょっとナーバスになってるパートナーを支える使命」に燃えちゃったのか、これまでの回とは全然違う、すごい歌唱を繰り広げています。
今まで番組で歌った中では、一番良い歌唱じゃないか?と思いました。
だってねえ、シャンテさんはそれまで控室で散々、ディマシュの可愛らしいところとか子供っぽいところとかお茶目なところとかをすぐ隣で見てたわけですよ。しかも彼女、現在御年57歳。ディマシュは彼女の息子みたいな年齢ですよ。彼女がどう感じるか、わかるでしょ?(笑)
シャンテさん、まるで自分の持ち歌でもあるかのように、歌い慣れた自然な雰囲気で、しかもデュエット・パートナーにしっかりと目でも声でも語りかけている歌唱です。
あまりの上手さに、唸りました。
歌詞では「愛するあまり壊れていく主人公」なのに、ふたりの歌唱はどんどん良くなり、バランスが良くなり、統一感が出て来ました。
ディマシュはシャンテさんの歌唱を聞いていて、自分の責任感とか番組への何らかの感情とか事前の歌唱計画とかを、たぶん放り投げたんだと思います。
そんな心配は、彼女には必要なかった、と。
コーラス2のラストあたり、ディマシュはシャンテさんに「やるじゃない!」みたいに笑いかけられて、少し笑顔になって歌っています。
可愛いのう(笑)
《ブリッジ~コーラス3/ディマシュの笑い声!》
ブリッジでのふたりの、複雑怪奇なヴォカリーズとランとリフの大合戦。
ディマシュの少し長い中音域のロングトーンとラン。
そのあとディマシュ、シャンテさんの素晴らしいランに「超スゲー!」と言わんばかりのMJ風「Hoo―!」が出ました(笑)
デュエットのどちらもが自分の持てる力を出し切って、そのパワーがこんな風に綺麗に拮抗する様は、なかなかお目にかかれるもんじゃありません。
凄いです。超~!凄い。
もしかしたら観客の半分ぐらいは、ステージで何が起こってるか全然わかんなくて、ポカーンとしてたかもしれません。
何事もクオリティが高くなりすぎると、一般人は置いてけぼりになりますからねえ🤣
我々ディマシュのDearは、彼のいつものソロ歌唱で天井どころか地球をぶっちぎるクオリティに慣れてるけどさ(笑)
ディマシュが大合戦を、もしかして予定外のハイトーンで締めくくり、シャンテさんが思わず称賛のランを歌いました。
ディマシュが声を落として囁くブレイク、からのコーラス3。
この時のシャンテさんの、デュエット相手のディマシュに対する愛情にあふれた表情ったら!
それから、複雑に上下しながら降りていく、ふたりのヴォーカル・ラン。
そのあとです。
ディマシュが「When you're not next to me」とシャンテさんを指さしながら歌い、シャンテさんが同じ歌詞を囁き声で繰り返して歌いながら、ディマシュに微笑みかけている時。
なんとディマシュ、「笑い声」を上げています!!!
子供が本当に没頭して遊んでいる時に上げるような、息をしながらしゃっくりするみたいな、笑い声。
なんてことだ!
こんなディマシュを見るのは初めてだ!
次の「You're broken my heart」の「You」を、まだ笑いの余韻が残った声で歌うディマシュ。
《コーラス4~アウトロ/獣の色気》
そのあと、ディマシュはシャンテさんの左側(画面向かって右)に移動しますが、もうここからが大変でした、Dearsが(笑)
ディマシュ、完全に「シャンテさんの男」になり切って、もう色気が駄々洩れ状態なんですから。
香港ライブとはまた全然違う「男の色気」。
それもこの子は体がデカいから、ほとんど「獣の雄」が持つ気迫とか殺気とか、そういう種類の「危険な色気」。
私、この場面を見ながら、唐突にあるロックシンガーを思い出しました。
氷室京介。
現在はソロ活動を引退されましたが、「同世代」では、日本一声が美しくて歌が上手いハードロック・シンガーで、日本一喧嘩が強く、日本一カッコいい、矢沢永吉の跡取りとも言われた、元BOΦWYのボーカリスト。
特にバラードと、超絶低いグロウル(唸り)は必聴ものです。
写真、上げときますね。
この方の名前、作詞家関連で私のNOTE投稿文に1度出て来ています。
ディマシュの『行かないで(日本語バージョン)』の原曲を作詞した松井五郎氏が、この方の歌詞をずっと書いていらっしゃったので、あながち関係なくもないかも?(笑)
ま、それはともかく。
歌の後半でパワー全開になったディマシュの、あの雰囲気。
ディマシュが羽織っている長いコートの効果も相まって。
猛禽類や猛獣が持つ色気、その「危険な香り」。
そういう何かがディマシュから漂っていました。
今はまだ成獣になりたてホヤホヤの「若い男」だけど、これは10年後がとっても楽しみだ🌷
《最後のコーラス/ふたりのケミストリー》
歌は最後のコーラス×2へ。
ふたりはもはや、観客も番組も忘れ、歌合戦であることさえ忘れて、完全に「ふたりの世界」に入ってしまっています。
どうやらディマシュだけでなく、シャンテさん自身も、ディマシュの歌唱につられるようにして、彼女の限界をはるかに超えたパフォーマンスを繰り広げているようです。
マジで「ケミストリー(化学反応)」が起こっているようです!
そしてふたりの素晴らしさにつられたように、徐々に良くなっていくオケのサウンド。
特にドラムスがノリにノッて、バスドラどっかーん!を多用して良い演奏を始めたような?
最初からそうしろよと思ったけどさー🤣
そしてふたりとも、相手に無理に合わせる必要なく自分の持てる歌唱を全部出し切って、それが全部デュエットとしてハマって行くありさまに、快感すら感じているようで。
お互いの感性が完全に一致した状態で歌とボーカルの世界を創造していくその楽しさに、ふたりとも我を忘れているようで。
もはや別次元と化してしまったパフォーマンス!
《歌が終了したあと、ふたりは……》
ディマシュがハイトーンでアウトロを締めくくりました。
それを聴いたシャンテさん、「私達、やっちゃったわあ~!」みたいに、小躍りしながら大喜びのランを一発かましました(笑)
シャンテさんとディマシュ、もう満面の笑みでハグ。
画面に見えているディマシュの、それはそれは幸せそうな、笑顔!
もしもファウジアさんが、ディマシュの指名を本当に番組から却下されたのだとしたら、それはディマシュにとっては、意外と良かったのかもしれません。
仮定の話ではありますが、ファウジアさんが第1ラウンドで予定していた(であろう)デュエット曲は、こういう「はっちゃけ方」は出来ないタイプのバラードでした。
また、私の妄想上ではディマシュは「帝王様」なのですが、ファウジアさんは妙齢のお姫様。
しかし、まだ年若い「帝王」の横に堂々と並び立ち、彼の能力をぐいーんと引き出すには、老獪でもののわかった、世慣れたクイーンでないとアカンかったかも? てのは冗談ですが(笑)
【番組の構成に対する、別の角度からの憶測/番組の予算】
さて、全ての出演者の歌唱が終わり、『Singer2024』の最終結果が発表になりました。
優勝者はなんと!
4番手の「那英(ナ・イン)」という女性歌手でした。
シャンテさんも、ファウジアさんも、タンウェイウェイさんもぶっちぎっての優勝。
現在、番組を見た中国系のYouTuberが、こぞってこの結果に異議を唱える動画を投稿しています。
でも私個人は、決勝の前日にそれまでの出演者の歌唱動画をザッピングしていた時、もしかしたら那英さんが伏兵として優勝してしまう可能性がちょっとあるかもな、と思っていました。
なぜかというと、那英さんは通常回で2回ほど豪華なロックバンドを引き連れて歌っていて、そのうちの1曲ではU2のギターのような美しいアルペジオをバックに、1980年代の渡辺美里の『マイ・レボリューション』みたいな爽やか系のポップ・ロックを歌っていたからです。
番組のオケよりもバンドの生演奏のサウンドの方が圧倒的に説得力があり、選曲も良く、爽やか系ポップ・ロックはアーティストと観客の間に一種の連帯感を生みだすので、非常に強いなあと思いました。
ステージにバンドを呼ぶと、彼らに対してギャラや経費が発生するのですが、それは番組が予算から捻出しているはずです。
決勝ラウンドでステージにバンドや演奏家を呼んだのは、那英さんとタンウェイウェイさん。
ファウジアさんはご本人がマルチ楽器奏者らしいので、自分でピアノやバイオリンや太鼓を叩いていました。
シャンテさんはいつでもご本人だけ。
彼女は教会ゴスペル出身なので、ゴスペルのコーラス隊を呼んで歌っても良さそうなのに。
そのかわり、ディマシュっていう地球一優秀な歌手が助っ人に来たけどね。
でもやっぱり、彼女の決勝第1ラウンドの歌は、先にも書いたように、「決勝向き」ではありませんでした。
観客席の人々は、ふたりの歌を聴いている最中には「凄い」と思っていても、投票する頃には、やはりふたりの「ホイッスル・ボイスの共演」が無かったことに期待を裏切られたと感じたかもしれず、特に生放送を見ながらネット投票している外部審査員は、かなりガッカリしたのではないかと考えられます。
そういうありさまと、番組のオケの質、そして今期の番組全体の質を考えると、番組は外国人の2人を優勝させる気はないなと思いながら、決勝を見ていました。
3カ月間を通して番組側は、外国人の彼女らに余計な予算を使っていないように見えたからです。
シャンテさんを抜いて第2ラウンドに出場した那英さんは、第1ラウンドで「回春丹(フェイチュン・ダン=「若返りの薬」という意味、英名YOUNG DAN)」というロック・バンドを率い、リードボーカルとデュエットでバンドのヒット曲『鮮花』を歌い、途中から彼女はエレキギターを弾きました。
これはやられた、と思いました。
(フル動画にはこの曲の音声はありません)
第2ラウンドの歌でも同じバンドの生演奏でロックコンサートのように歌い上げ、歌のあとにはかなり長いスピーチを話し、私は一瞬、優勝セレモニーと間違えてないか?と思いましたが(笑)、彼女は観客を完全に掌握していました。
(このスピーチはフル動画ではカットされています)
那英さんは、歌はそれほど上手くないのですが、彼女の透き通った声と、巧みなアジテーション(扇動)で、観客の感情を掴むのが非常に上手い歌手でした。
ともかく彼女のステージの演出が、番組中で一番、手間暇のかかったものだったわけです。
その次が、タンウェイウェイさんかな。
そして、番組のカメラワーク。
以前の同番組では、歌手が歌唱中に観客をよく撮影していて、観客の表情や客席全体の雰囲気から、リザルトの信憑性を保証していたような感じがありました。
しかし今回は、カメラが客席をほとんど映していませんでした。
客席の配置的に、観客とステージが混然一体となるような親密さが無く、むしろ非常に遠いので、ロックバンド的なアプローチか、しっとりとした情緒的な歌でないと、観客を巻き込むことが難しいような雰囲気でした。
だから、邪推しようと思えばいくらでもできるという、ね。
私個人は、ディマシュがファウジアさんに囁いたといわれる「君は中国人を差し置いて優勝することは出来ない」という意味のセリフは、たぶん実際に言ったんだろうなと思っています。
ディマシュがシャンテさんと会ったあとに話していた、
「問題ないよ、僕にとってはシャンテが勝者だから」
というセリフ。
これはスポーツの試合などで、惜しくも敗退した選手に向かって、関係者が言いそうな言い回しです。
さらにディマシュはステージのあと、大控室に向かう途中で、こう言っています。
「こういうショウでは、彼女が賞に値するんだ」
うーん、意味深すぎる。
★@dimash_dears_downunderのIG 7月28日付
【てことで決勝戦は終了、舞台は最終回のガラコンサートへ……】
ともかく。
番組のシナリオがどうとか、意図がどうとかってのは、シャンテ&ディマシュのデュエットが番組の質を完全に超えてしまったので、無意味になりました。
ディマシュもシャンテさんも、ステージを終えた後、大興奮してお互いをほめ合います。
「あなたは素晴らしかったね!」
「ノーノ―、違うわよ、素晴らしかったのはあなたよ!」
「でもあなたの方が凄かったよ」
「違うわよ、あなたの方が素晴らしかったの!」
ほめ合いの水掛け論(笑)
シャンテさんは上下のコーラス・パートを自由自在に歌い分け、そこに独自のランも付け加えることができるので、その効果がいかに凄いかが生放送中にわかっていたのは、一緒に歌っていたディマシュだけだったりして。
いやもうディマシュ、楽しかったに違いないですよ、途中で笑いだすぐらいですからね。
実を言うと私も、ふたりのデュエットを生放送で見てた時には、ふたりがなにやってるのか、すぐには理解できなかったもんな🤣
しかもあとで番組の単独動画を2~3回聴いた段階では、ディマシュの方に気を取られてシャンテさんの凄さがいまいちわかっていませんでした。
シャンテさんスミマセン😂
ともかく、ディマシュがまた新境地というか、むしろ彼が本来持っているパワーと可能性を、彼と能力をほぼ同じくする別の歌手に引っ張り出してもらったという、彼にとって非常に素晴らしい機会を得たこと、なおかつその機会を彼がきちんと自分のものにしたってことが、ディマシュのファンとしては、非常に嬉しかったです。
シャンテさん、ありがとう!!!🌷🌷🌷💖
ディマシュ、ますます目が離せないですな、可愛くって。
この可愛いってのは、ディマシュの見た目が可愛いわあ💕とかではなくて(それもあるけど)、目の中に入れても痛くないっていう「Apple of my eyes」的な可愛さです。
本人的には苦労も紆余曲折もいろいろとあるんでしょうけど、はた目から見ると、どんどん成長して、どんどん自分の限界を突破して、どんどん知らないところへ連れて行ってくれる「若者」っていう存在は、歳を重ねた人間から見ると、本当に頼もしくて可愛いらしいものだなと思いました。
もしかしたらシャンテさんも、そこは同意してくれるかもしれないな🥰
次回8月2日、同番組の最終回である「ガラ・コンサート」に、ディマシュも出演する予定。
どんな歌が聴けるのか、楽しみです🌷
(終了)