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子どもたちへ、お小遣い制のスタート
こんにちは(^^
今日は、息子たちに「お小遣い」を渡し始めたときから現在までのことを、思い出しながら綴ります。2009年~現在の、我が家バージョンの全体像です。
◇ 我が家の前提
では、さっそく。
我が家の場合ですが、一般の中堅サラリーマン家庭。夫は出張ベース(現在567過でリモートワーク中)。長男に発達障害あり、自然な役割として、私は専業主婦のような生活をしてきました。
我が家は、結婚以来、ず~っと家計管理が続いている夫婦です。住宅新築や車両、教育費、税金....と、小手先ではどうにもならないお金のこと。お互いの両親は堅実ですが、それぞれの生活で精一杯です。
子どもたちに「お金のこと」を教える必要性は、強く感じていました。
長男の小学校時代のママ友に「友の会」の方が何名もいらっしゃいました。羽仁もと子先生「思想しつつ 生活しつつ 祈りつつ」という、家庭や家計を主体的に学んでいく団体(婦人の友)です。
子どものお小遣いについては、この「友の会」の方々が、非常にオープンに具体例を出して「家事家計講習会」を行っていた内容から学び、ちょうど時期も良かったので、取り入れました。
長男が小学3年生、2009年4月より、毎月の「お小遣い制度」をスタート。次男も小学3年生からスタートし、現在に至っています。
ちなみに、個人的なお金のメンター 本田健さん他、お金持ち系の方々は、小遣い制度の限界を仰っています。毎月定額って、サラリーを受け取る概念なんですよね...(汗)。
なので、ご自身で考えて、必要な部分のみ、参考にされてくださいね。
◇ お小遣いの具体的な金額
小遣いの金額は、夫婦で、これまでの小遣い感覚をすり合わせ、話し合って決定しています。我が家の場合、毎月の最初の週末に
小学生で、学年 × 100円
中学生で、学年 × 1000円
高校、専門大学生で、月額 5000円...
を、現金で、継続的に渡しています(長男は就労で、終了!)。
条件は「こづかい帳」を付けること。2人とも最初は、こちら「友の会」の小遣い帳を使いました。デザインは当時、イルカだったような。
今は「現金出納帳」です。
それと、手軽な貯金箱を一緒にプレゼントして、スタートです。
小学3年生の時には、毎月300円づつでした。ほとんど使うこともない感じでしたが、算数を習い、勉強もまだ忙しくない時期で、小遣い制をスタートするには、ちょうど良かった印象です。
そうそう、財布もプレゼントしました。長男は黒、次男は紺色で。
◇ こづかい帳をつける習慣、を支える
毎月の最初の週末。1人づつと順番に、前の月のお金の流れを確認していきます。小遣い帳の付け方も、慣れるまで丁寧に教えながら、見守ります。
残高が合えば、スムーズに翌月分のお小遣いを渡し、すぐに記入させます。合計金額の横に、私が「済」印をつけ「ここまではOK」と完了していきます。
残高が合わない場合は、お出かけした場面や、使った場面を思い出したり、一緒に振り返って考えてみます。月に1度、お金について、お互いにゆっくりと向き合う時間です。
「お出かけしたね」「レシートは、あるかな?」と。
長男は、数字が大好きなので、案外、スムーズに覚えました。
小遣い制度で、最も教えたかった、現代を生きていく技術のひとつ。最大のコンセプト「持っている金額の範囲内で賄う」を、何度も体験させていきます。
この感覚を掴むと、お金に関して、余計な不安やトラブルは少なく、生きていけるように思います。
◇ 使い道や管理について
使い道については、口を出さない方針を意識しました。使い過ぎたとしても追加は一切無しです。社会に出ても、安易に貸してもらえないことが一般的なので。最初に伝えて、その姿勢を貫ききります。
ノートや学用品類は、ベーシックな品物で良ければ、親が新学期にまとめて購入していましたが、次第に自分たちで好みを選ぶようになったり、失くしての再購入は、お小遣いを使わせています。
次男が小学生の時には、ファイナンシャルプランナー 横井規子さんを、家庭教育学級に招いて、学んだことがあります。必要品と遊興費を、どちらも本人に管理させる方法でした。それからみると、わが家は緩いです。
お正月や誕生日、行事日には、両祖父母からそれなりのお小遣いを受け取っていました。幼かったころには、親が受け取り、それぞれ子ども名義の通帳へ、ストックしていました。
ですが、そのお小遣いを各自が受け取って、喜んで自分で管理するようになりました。なので、子ども達は、常に小金持ち状態です(笑)。
何万円も手元に残るようになり「通帳を作ろうか?」と相談して、地方銀行に、それぞれ口座を開設し、預け入れる体験をしています。
中学卒業のころ。地元の中学校では、卒業祝いに印鑑がプレゼントされます。手続きに、一緒に銀行へ出向きました。口座に登録してある印鑑を、本人の物へ変更し、親の手を少しづつ離れていっています。
◇ 長男、お金との向き合い方
これまで子育てしてきて、長男は交友や行動範囲が狭いため、この金額と渡し方で、おおきな問題なく、育っています。
例えば、クリスマスや誕生日のプレゼントは、小学生まででしたが、中高生のころには、お小遣いを貯めて、好きなゲームソフトや本体の購入を、自分で考えて実行するようになりました。
長男は、お金が大好きなので、使い過ぎず、トータルでは貯める方向性で生活しています。今は同居。就労移行支援中なので、とても少ない収入ですが、少額を家に「生活費」として入れるところまで育ちました。
将来的には、食費、水道光熱費、スマホ通信費、住居費の負担のほか、家を継いで暮らすなら「税金」も、教えていかなくてはなぁと、夫婦で思案中です。
一度は、居宅支援のような、グループホームのような...家族ではないところで暮らし、賄うところまでを、20代のうちに体験させておきたい、と考えています。市の相談室とも相談中です。
お金は、家族の誕生日などに、ちょっとしたプレゼントを買ってきてくれるような使い方も、してくれています。
◇ 次男、お金との向き合い方
次男の方が、全体的に忙しく、交友範囲も幅広く、お金の管理は甘いし、使い道も不明が多いです。小遣い金額よりも使いすぎている月が、これまでに何度もあります。
小学生のとき。お友達と夏祭りにいき「お金あるの?じゃあ貸して」と言われるまま、2000円くらい一度に使ってきたことがあります。
次男 本人は、あまりお金に執着がないので「大切さ」「貸し借りで関係がまずくなる可能性」を、じっくりと話して聞かせたことがあります。
現在は、高校生。ちょっと遠くへ通っています。
時代的に、長男のころより、カード類や定期券にデポジットできたり...お金の流れが見えずらくなっているので、教える難易度も上がっているなぁ、と感じています。
次男の場合には、ざっくりとお金の感覚を掴んでおくことと、将来的には、お金にしっかりした人とパートナーシップを組むように、と、伝え続けています(他力本願、汗)。
◇ 参考になる方々
お金やお小遣いについては、私の知っている範囲で
ガクせんさん✨ お金の流れを、従業員、自営業者、ビジネスオーナー、投資家 の4パターンで考察している、おこづかい制度。
さんさんワーパパさん✨ 5歳のお子さんに4000円のお小遣いと、税金と寄付を、教えています。
ゆーしゅんさん✨ データと、村上世彰さんの例で、大学入学までの小遣い総額100万円を、一度に受け取ったエピソードにびっくり。
ミイコさん✨ ご両親から投資を学んだミイコさん。お子さんにも、投資の楽しさを教えるノウハウ満載、現在進行形です。
ペペシさん✨ お小遣い帳をつけ続けていくポイント。ペペシさん、ご自身が、ファイナンシャルプランナーです。
お小遣いではないのですが、タルイタケシさん✨ 家計のダウンサイジング、これホントに大切。今後、わが家の重点項目です。
...が、それぞれに持論や、学んでいる内容を書かれていらっしゃるので、そちらの周辺も並行して参考にされると良いと思います。
以上が、わが家の具体例と、これまでに読んで、なるほど!と思った note でした。何か参考になると嬉しいです。
追記:皆さんの「スキ」でお祝い✨いただきました、いつも読む応援、ありがとうございます(^^
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