働く人へ理学療法を届けるために、情報収集をしていたら、嬉しい内容がありました。
今年4月に厚労省が提示した第14次労働災害防止計画。
実はここに、「理学療法士等」の名前が初めて明記されたのです。
ちょっと長いですが引用します。
奇しくも、私が産業理学療法の分野に興味を持ったのが、この防止計画がリリースされたのと同じ時期。
なんか巡り合わせを感じてしまいました。
この文面では、中高年女性の転倒が職場内労災にて多いことから、その対策を中心に理学療法士の活躍を期待されているように見受けられます。
この防止計画に理学療法士が明記されたことにより、
理学療法士が事業者に仕事を請け負うにあたり、「私はこういうものです」と説明するハードルが少し下がりました。
この防止計画では、
事業者は筋力等を維持し転倒を予防するため、運動プログラムの導入及び労働者のスポーツ の習慣化を推進する必要があり、
理学療法士は労働者の身体機能の維持改善の取組を支援するとともに、筋力等を維持し転倒を予防することに対して、活用できる職種であると言っている。
前の記事にも書きましたが、理学療法士・作業療法士の仕事は、まだほとんどの人が知らず、多くの事業者からしてみれば「君は何者?何をしてくれるの?」という状態です。
このような公的な文面は使い方によっては強い味方になってくれます。
この5年間で、理学療法士・作業療法士がきちんと機能できれば、第15次においてもその名において活躍できる場所が増えていくかもしれません。
逆に居ても変わらないね、となれば、次期には消えるかもしれない。
理学療法士・作業療法士が世の中に必要だよね、と認識され、病院以外の場でも仕事を請け負える世の中を作ることが私の夢です。
この文面を読み込んで、これから先に作りたい世界を見据えて、情報発信していきたいと思います。