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健康経営アドバイザーを取得。嬉しいけど、手放しで喜べない理由。

この度、東京商工会議所の認定資格である、「健康経営アドバイザー」を取得しました!
健康経営に対する普及を目的とした、この資格。

健康経営認定企業の取得を目指す企業に、現在の社会情勢を踏まえてそのメリットや方法についての知識があるよ、という認定資格です。
見事100点!

実は、この資格を知ったとき、自分に何ができるのかはっきり見えず、「これとればなんとかなるだろう」くらいに思って、資料をポチりました。

その後2ヶ月、アドバイザーの勉強の傍ら、
同僚の治療に踏み切ったり、
健康経営EXPOに行ってみたり、
健康経営の実態についての情報を入手したり、
手足を動かして自分なりに健康経営の実態をつかもうとしてきました。

その中で健康経営優良企業制度は、表向きは採用や株価の上昇などのいい面もあるけど、実は従業員に対してあまり還元されていないこともある、という現状も見えてきました。


健康経営EXPOでとあるITソフトウエア会社のブースを訪れたとき。
営業の方に


「うちのソフトを入れて、職員の人がそこに色々入力してくれたら、健康経営に関する項目は大体クリアしたことになっちゃうんですよ。ストレスチェックも、普段の運動量も、健康診断情報もそこでチェックできるしね。」

と言われ、強烈に違和感を感じました。

外向きの利益を気にする経営者にとってはいいのかもしれないけど、それって従業員のためになってるの?
しかもそのソフトウエアは結構な人気を集めているのとのこと・・・

健康経営の考え方自体は素晴らしいし、これを社員のために実践してくれる経営者ばかりだったら、どんなにいいかと思います。

一方で、商用やパフォーマンス目的になってしまえば、働く人に充分な恩恵がいかない可能性もあります。

同僚の治療を通して、理学療法やセルフケア指導の重要性を痛烈に感じました。
これは働く人への理学療法を展開するにあたっては、私の原体験になるでしょう。
私は、中にいる人に届くサービスを提供したい。

健康経営認定は、自分が届けたいサービスを企業に受け入れてもらうための手段にはなるけど、目的にしてしまうと、ちょっとズレそう。

使い方を間違えちゃいけない。
働く人のために使う。

これからだぞ、yoko。

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