大人の夢をこわすな
下書きにしたまま何日も経ってしまった。
先日、小6の長男が友達とクリスマスパーティーをするというので、なんとなく話していた禁断のサンタトーク。
今年も我が家にサンタは来たけれど、長男には3年前に「絶対に友達の前や弟たちの前でこの話をしないこと」と念押しをして、ネタバラシをしてある。まだ、小1の二男三男は、知らない。
☆そもそも煙突もないのにどこから来るのか?
→サンタはどんな家の鍵も開けられる特別な鍵を持っているんじゃないかな?
☆なぜ、僕が日本語で書いたお手紙が読めるのか?
→世界中回るんだから、そりゃどこの国の言葉でもわかるんだよ
等々、4歳頃から始まった何度かの鋭い指摘を受け流したり、わざわざ筆記体でお返事を書いたりしつつ、9歳でネタバラシ。一瞬戸惑ったようだったが、彼はすごく安心した表情をし「良かった~」と言った。
正直、もう少し信じてもいいかな?と思う気持ちとそんなわけないと思う気持ちが40%と60%くらいでせめぎあっていたらしい。ネタバラシをしたら、少し寂しい気持ちもあったけれど、とても気分が落ち着いたとのこと。
さて、今年のクリスマスも友人知人から、お子さんとのいろいろな攻防やら「うちの子まだ信じてるよー」なんてことを耳にした。保護者会でも「まだサンタがーなんて言ってる子も居ましてね、かわいいもんです」なんて先生が言っていた。
そうかな?本当にそれでいいのかな?
小6曰く「ああ、それはね、もうみんな当たり前のようにわかってるけど、敢えてそこは大人がいる所ではサンタさんって言っておくっていうか、信じる信じないの、さらにその先的な?もうそういうもん、ってことにしてるの」だそうだ。
そうか…こどもも気を使って大変だね…。笑
ねぇ、大人のみなさん。「いつ」かはその子によって違うだろうけれど、何のためにサンタさんを登場させているのか、大人もこどももわからなくなってしまっていない?
中学生になっても高校生になっても、敢えてサンタからのプレゼントと名を借りてやり取りをするのって、なんか不自然じゃない?
わたしは、こどもたちの驚きと喜びが、サンタさんを信じる気持ちを超えられなくなったら、家族で正面向き合って、愛と感謝を分かち合えるクリスマスにしたいなあ、と思う。
2019年もいろいろありました。みなさまも、どうぞ良いお年を。