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翻訳読み比べ

グループ会社の友人からバトンを受け、7日間ブックカバーチャレンジに参加しています。

Day3: サン=テグジュペリ『星の王子さま』
王道ですが、外せない1冊。翻訳の話が続いてしまいますが、翻訳読み比べができる本でもあります。翻訳者の言葉づかいで受け取る印象が変わるのがわかります。普段、翻訳された本は普通に読んでしまうけど、読み比べができると翻訳という仕事は奥が深いんだなと意識させられる読書体験ができます。その人の感性が反映するけれど、余計な味付けはない方が良い。ちょっとした言いまわしでも雰囲気は変わる。どの訳が好きかは受け手次第でもあるけれど。

レイモンド・カーヴァーが好きになったのは村上春樹訳のおかげだし、ポール・オースターが好きなのは柴田元幸訳のおかげです。ありがたや。

『星の王子さま』はおとなになってから読むと、献辞から泣きそうになる。


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