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女性の潜在能力を、プロティアン・キャリアとして活用している東〇イン!

敬老の日

おはようございます。敬老の日おめでとうございます。

敬老の日が含まれる「シルバーウィーク」。ゴールデンウィークとの対比も相まって、素晴らしいネーミングだと感心しています。個人的にこういう発想が大好きです。

でも、両親が住む町内会では9月15日(火)に敬老イベントが行われていました。日付が定まらない祝日は収まりが悪いんでしょうか。

机上で作られた美しさと現実世界の変わらなさ。興味深いです。

キャリア資本を活かす

さて、キャリアの話です。先週は「キャリア資本」をご紹介しました。

40-50代の女性たちは社会的な地位や年収から見ると芳しくない場合が多いですが、充実したキャリア資本を持っていることが多いです。

その女性たちの充実したキャリア資本を活かす採用をしている企業があります。

東横インの目のつけどころ

採用ポイントについて、以下上述の記事から引用します。

採用においては、未経験者を歓迎し、勤務経験ではなく「人で苦労した体験」を尋ねる。これは社長の黒田麻衣子さんの方針だ。「人間関係の苦労とそれを乗り越えた経験、そこから学んだもの」を尋ねることで、支配人に向いているか否かの判断材料の1つにしている。長い間、労働市場を離れていたことも、高めの年齢も不利にはならない。むしろ、家族や親戚、地域やPTA活動で人と触れ合った経験がすべて評価の対象になる。

「家族や親戚、地域やPTA活動で人と触れ合った経験」がすべて評価の対象とありますが、これこそが先週説明をした(2)社会関係資本であり、それを女性自身が(1)ビジネス資本のスキルに変換している状態に目をつけているんですね。つまり、人間関係に配慮しながら仕事を進めるスキル(←ビジネス資本)を潜在能力として女性たちが豊かに持っていることに目をつけているのです。

そういう人材を企業が採用することで(2)社会関係資本→(1)ビジネス資本→(3)経済資本という風に転換することができます。つまり、経験→経験から得たスキル→収入へと変えることができます。

こういったプロティアン・キャリア人材を発掘する仕組みをもつ企業がこれから生き残っていくと私は考えています。なぜなら、労働人口は減少の一途であり採用は難しく、また現場に余力がないと育成も困難だからです。

この仕組みを支えている社長自身が女性であることも東横インの強みなのではないかと私は思います。

それではよいシルバーウィークをお過ごしください。涼しくなってきて本当に気持ちがいいですね。

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