2020年大晦日、バリ
コロナ禍の旅行
年末年始の休みで、娘らとバリに来ている。一緒に飛行機に乗って旅行するのは、ビンタン島で金環日食を見て以来約一年ぶり。私自身バリに来るのは、確か去年9月のバリマラソン以来だと思う。
バリ州政府は急遽、このホリデイシーズンに限り、出発前1週間以内にPCR検査で陰性証明を受けることを空路で来る者に義務付けた(それまでは迅速検査でOK)。PCRと迅速で何が違うって、おそらくまずは信憑性なんだけど、とにかく値段が違う。1人分が、飛行機チケットと変わらない高さ(私が受けたのは89万ルピア)。でもまあきちんとしてくれる分安心できるので、私はありがたく受けてきた。
搭乗ゲートの人混み。密だけど全員陰性。
(この後、ジャカルタに戻る時は出発3日前以内の迅速抗原検査が必要→バリの空港で17万ルピア)
2020という年
ほぼ家でじっとしていたこの9ヶ月。あっという間に一年が過ぎてしまったのは、私が年をとったせいかと思いきや、意外にも、娘らをはじめとした若者たちにとってもけっこう早かったみたいで。いろいろ動き回っているよりも、じっとしている方が時間が早くすぎるというのはちょっと発見だった。
今年は娘2人といろんな意味で結束を強めた年だったと思う。一緒に過ごした時間の長さ。一緒に食べたおいしいもの。一緒に立ち向かった問題。
一緒に遊んだジェンガ。
次女に今年の嬉しかった出来事は何かと聞いたら、即座に一言「友達」という答えが返ってきた。今年中学を卒業し、7月から高校(アート専門学校)にあがった彼女は、授業はずっとオンラインながら、新しく気の合う仲間を得て、水を得た魚のように毎日を楽しく送っていた。学校で課題に出された作品のテーマとして彼女が選んだのが、「暗黒期」としての中学時代。中学では、気の合う友達がいなくて毎日ひとりぼっちだった(もっとも私はいずれ気の合う子に出会えるんだから、無理しなくていいというスタンス)。
その時期を乗り越えて、その時の気持ちをイラストで表現するという心の余裕と手段を得られた次女の2020年。彼女にとって最高の一年だったし、彼女にとって最高なら当然私にとっても最高。
2020年最後のサンセット。
今日はこれから親友たちとビデオコールなんだそうだ。
ちなみに長女は長女で新しい彼ができて、一足先にジャワ島へ帰っている。ちょっと今年は父親の問題で嫌なことがあったんだけど、そんなことモノともしないでいられるくらいのハッピーは享受できた一年だったはず。
ていうか、知らないうちにお父さんが再婚してて、こどもができてたんだよ。妹だよ。言わないって酷くない??
ついなんか娘のことばっかになってしまったが、さて、自分自身は?
娘たちが巣立つまで、もうほぼカウントダウン入り。
2021年をどう過ごすかでけっこう今後に影響すると思うので、気を引き締めていきたいものです。
ね。
では皆様、健康で良いお年を。