はじめに:アラフォー女子が、一家でロンドンに6ヶ月だけ移住し、修士号取得を目指す話

こんにちは。YOKOです。今日から2021年9月にスタートする留学生活について書いていきたいと思います。当面は留学準備についての実用的なことを中心に書いていくと思いますが、これからイギリス留学を志す誰かのために役に立てば良いなと願っています。特に、同世代で同じ境遇の女性から「すごいね。私には無理」と言われることが多いので、「私がやれているんだから無理じゃないよ」、とエンカレッジするつもりで書いてます。一人でも多くの方に「無理じゃないかも」という気づきを手にしていただけたら幸いです。そしてこれをきっかけに同じ境遇の方の夢の実現につながればとても嬉しいです。

さて、進学先はMA, Cultural Policy, Relations and Diplomacy, Institute of Creative and Cultural Entrepreneurship, Goldsmiths, University of Londonです。

初回なので私の留学の概要について書きます。相当特殊なケースだと思います。

①40代で留学

私は先日41歳になりました。これまで留学経験はありません。私の周りで40代やそれ以上で留学する女性は、研究分野を極めようとしている学者や研究者の場合がほとんどです。私は学者・研究者ではありません。留学も大学院も初めてです。しかもここ最近なんらかの転機を迎えて「留学しよう」と思ったわけではなく、留学憧れ歴26年です。

(40代は多くの人にとって、キャリアが充実してくる時期でしょう。そのようなタイミングで学びのため仕事を離れて、大丈夫なの?とよく聞かれますが、割と余計なお世話だと思って適当に流しています。正直言って大丈夫じゃない、というかMBAを取得するわけでもなくただ留学して学位を得るだけでは、もはや転職等にも活かせないというのが40代の実情です)

②子連れ留学

これは圧倒的にマイノリティです。一歳半の息子を連れて行きます。私の周囲で子連れで留学した日本人の女性は2人くらいしか心当たりがありません。でも「子連れで行く」というと「私の留学先にも学期中に子供産んだ人いるよ」とさらにハードルの高いことをしている人の例をあげて励ましてくれる友人がいて、勇気づけられました。

③一家で留学

連れていくのは子供だけではありません。夫もです。というか、夫は研究者なので、勤務先の大学からサバティカルをもらって研究のため渡航します。どちらかと言うと連れて行ってもらうのは私かもしれません。

④大学院に進学

大学院で留学すること自体は、さほど特殊ではありませんよね。専門的な勉強や研究をしようと思ったら、その分野の先進的な研究者や機関が外国にあるならば、そちらに進むのは自然なことです。私はMA, Cultural Policy, Relations and Diplomacyという、文化政策と外交の境界線上にある領域横断的な分野の勉強を志しているのですが、文化政策も、外交も日本の多くの大学で専攻できるものの、文化外交に特化した専攻をおく大学は世界でも珍しいため、いくことにしました。

⑤留学先:イギリス、ロンドン

イギリスは人気の留学先なので、これも珍しいことではありません。さまざまな分野において、世界でも先進的な研究をしている機関が多いイギリス。長い歴史に培われた独自の文化もさることながら、日本だけでなく世界中から学生が集まってくる多様性に富んだ環境も魅力です。英語圏であること、修士課程が1年で修了できること(通常他国は2年)もイギリスを選んだ理由のひとつです。

⑥留学期間:半年

これは。。自分でも不本意ですが、26年間憧れてきた留学、というか海外での長期滞在が半年に。「家族全員で現地に行くこと」「学位を取ること」「これ以上先延ばしにしないこと」を最優先に考えた結果、夫の仕事の都合にあわせ、半年間で切り上げて帰ることになりました。他国では無理だったでしょうが、もともと修士課程が1年間のイギリス。さらに指導教授に交渉し、秋学期(9月〜)と春学期(1月〜)は現地で受講し、夏学期(4月〜9月)は修論指導のみ残して、オンラインで指導いただくことを許可してもらいました。

以上ざっと概要を書きましたが、まとめると「アラフォー女子が、一家でロンドンに6ヶ月だけ移住し、修士号取得を目指す」話です。すいません、おばさんなのに女子とか言って笑。何卒よろしくお願いします。

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