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Photo by
marius_skr8c
すれちがいざまの。1
私が専門学校生だった頃のおはなし。
大学を中退して
デザインの専門学校に入学した私は
中村区(名古屋)まで地下鉄に乗って
2年間通っていた
そんなある日のこと
大きな通りの長い横断歩道を渡っていたら
突然「ぎゅっ」と手を握られた
私は横断歩道の向こう側に向かって
ただただまっすぐ歩いていたので
「突然手を握られる」という
想像もつかない現象がのみこめず
思考停止のまま数歩あるいた(と思う)
手を握られたのは
すれちがいざまのほんの一瞬で
「へ?!」
という間もないぐらいの出来事
そして驚いて後ろを振り返ったら
外国人の男性がこちらを見ながら
軽く手を振って去っていく
その姿を見て
「やっぱり手を握られたんだ」と
勘違いではなかったことにギョッとした
その後は何事もなかったように
横断歩道を渡った
私はこのころ、本当によく
色んな人にからまれていた
「え?ちょ、なに?なに?」
っていうレベルの絡まれ具合
決して
「何?!やだ!!やめて!!!」
っていうレベルのものは無かったな 笑
みんな共通してライトな絡み方で
でも、印象に残りまくる
個性的な絡み方なので
みなさん見えない何かに
操られているんじゃないかと思ったり 笑
今となってはおもしろかった記憶
あと「すれちがいざまの。」シリーズは
チャリのおじさん編
サラリーマン編 があります
お楽しみに〜