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夢の様な1日 その②

 2024年9月8日、日本将棋連盟が創立100周年を迎えたその日、新しい将棋会館のお披露目式と祝賀行事が行われました。


お披露目式の様子

 祝賀行事の内、私は「日本将棋連盟創立100周年を祝う会」に参加しました。



 そしてその興奮も冷めやらぬ翌日、今度は「新将棋会館内覧ツアー」へ参加しました。


 新将棋会館はまだ一般公開はされていません。内覧ツアーは新将棋会館建設プロジェクトのクラウドファンディングの返礼品として企画されたものです。


JR千駄ヶ谷駅

 駅から2分くらい、東京体育館の向かい側です。


駅構内は100周年記念仕様


重鎮
若い頃のひふみん先生も
美しさと強さを兼ね備えた
現女流タイトルホルダーお二人



 そして、

やらずにはいられない自撮り
構図は良かったけど
いつもと同じく変な顔してました


 ※この展示は9月16日迄です


 私は集合時間より早めに行き、新将棋会館前を一旦スルーして鳩森神社へお参りに。駅から現将棋会館に行く途中に神社はあります。
 将棋ファンなら素通りは許されまい。


昨年8月にも参拝しました



 ランドセルを背負った小学生が鳥居をくぐる前、左端に立ち体を直角に曲げ深々と一礼をしてから入って行きました。
 そう言えば昨年来た時も若い女性が鳥居を抜けた後向き直って脱帽して同じ様に一礼していました。この地域では小さい頃からそういう作法が自然に身に付いているんでしょうか。
 私もしっかり見習いました。

将棋堂


 この1年間無病息災で過ごせたお礼と、また1年どうぞお守り下さいとお願いを済ませ、集合時間が近くなったので再び新将棋会館に戻りました。

新将棋会館

 この返礼品を選んだ時、この日の午後は80人限定となっており、「80人も一気に回れるのかな?」なんて思っていましたが、会館の前を行ったり来たりしている内にどうやら10人づつ30分置きに回るシステムだと気づきました。

 なるほど…


正面玄関

 10分前頃から三々五々一緒の組の人が集まって来ました。男女半々の人数で、私と年齢が近い人が多かったです。

 ご案内役は…

左が中村太地八段
右が佐藤康光九段


 前の組の案内を終えた太地八段と、私達を案内して下さる康光九段のお二人が同時に撮れるのは今だけです、との事でパチリ。

 いよいよ内覧ツアーの始まりです。

康光先生の引率です

 モダンなデザインのトイレや記者室の前を通り、連盟事務所へ。

 写真を撮り忘れたので連盟より画像を拝借。
 ガラス張りです。

太地先生がベンチャー企業の
代表に見えてしまう
現に早稲田実業学校在学中にプロデビューし早大を卒業したエリート棋士


 事務所内はフリーアドレス(座席を固定せずその時々に応じて場所を変える)にしたそうで。
 今迄の将棋連盟のイメージには無かった驚きの今風な空間です。

 事務的なエリアを通り抜け、対局場のあるエリアに着きました。


檜の香りに包まれ
まるで高級旅館みたい


康光先生が支配人に見えてしまう
本当の姿は
「1秒間に1億と3手読む男」恐ろしや…



奥に見えるのは小さな鍵付きロッカー
スマホやタブレットはここに預けます
現代ならではの設備
本当に泊まりたくなる…
陽響ひびきの間


掛け軸等はまだのようです
天井に中継用カメラが配備
盤面を真上から撮れます


椅子対局場も出来ました
ユニバーサルデザインが
やっと将棋界にも取り入れられました


鴨居は今までは低かったらしいです
やっと今時の高さになりました


 鴨居が高くなり、長身の太地先生はいつも頭がぶつかっていたので喜んでいたそうです。
 小柄な康光先生は「私は全然関係ないですけどね笑」

 3部屋が繋がって仕切りを取り払えば大広間になるという部屋で、思い切って質問をしてみました。

🙋「この部屋で何局まで指せるんですか」

「一部屋で大体2局ですかね。仕切りを払って6局。前より部屋数が増えたので対局が多い日も部屋が足りないという事はなくなります」
とお答え頂きました。

 おー、我ながらいい質問だったんじゃない?🤭なんて…


 このクラウドファンディングは4年間で6期行われ、総額9億4000万円が集まりました。目標額は確か6億ではなかったかと思いますがそれを遥かに上回りました。

 特に羽生善治会長が令和5年に役職に付き、藤井竜王名人が前人未到の八冠制覇を成し得た頃から寄付金の集まり方が一気に加速度を増した印象があります。
 

 さあ、ツアーの最後は会館に併設されたカフェでのコーヒー試飲会です。


 少々長くなりましたので続きはまた後日。

 本日もご訪問有難うございます。

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