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「心・金・体」整えて

 2月10日、待ち侘びた朝日杯将棋オープン戦を観覧して来ました。
 今回で5回目、方向音痴の私ですがここは目をつむっても行けます。(階段踏み外したくせに…あぶねー)


有楽町マリオン
日劇にちげき
朝ドラでスズ子ちゃんが歌ってたホール

 手前の建物が邪魔して分かりづらいですが、左がルミネ、松竹、朝日新聞が入っているビル、右が阪急や東宝が入っているビル、2棟立てです。

その狭間の通路にて
勇気ある行動
こんにちは


会場に9時5分頃到着

 早めに入場出来ました。

 受付を済ませ

パスカード

 左上の抽選番号は、最後に棋士の揮毫色紙が当たる抽せん会用の番号です。今年こそ当たれ!🎯

 物販コーナーは早くも長蛇の列。品薄になる前に買わなくては。

マスキングテープ
やることリストメモ帳
ペンケース

 買い物を済ませたら次は腹ごしらえ。まだ9時30分ですけどね。

紅茶とパン

 対局は12時を過ぎる事が多いし、今回は解説会場ではなく対局会場の観覧なので、対局中しーーんとしている中でお腹が鳴らないように(笑)

必須アイテム オペラグラス

 近視の乱視だから、B席だと大画面のモニターでも駒の文字が見えない私なのです💧

 トイレに行ってから座席に着きました。

席からの眺め

 まず準決勝がステージ場で2局同時に行われます。

 本当は解説会場が第一希望でそちらのSとAを申し込みました。でも申し込む時にエラーが出て解決するのに30分以上掛かり、いくら抽選とは言え着順も関係してくるよなあ、どっちも外れそう。
 という危惧があったので、2日経ってから滑り止めに一番安い席を申し込んでおいたらやはりこれしか当たりませんでした。

 何はともあれ来れたのだから、どんな席でも不満はございません。

 10時10分頃棋士が登場しました。

ステージ右側で
糸谷八段 対 藤井竜王名人


左側で
西田五段 対 永瀬九段

 客席のスマホ画面は皆右側を写してる。もうこんな光景がずっと当たり前な将棋界。

 対局中は撮影禁止なので写真はありませんが、藤井ー糸谷戦が先に終わり藤井竜王名人の勝ち。まだ隣りで対局が続いているので拍手は無し。
 礼儀正しい藤井先生は解説会場に向かう為退場する際、客席を向いて一礼されたので、観客の私達も黙礼。なんと言う一体感!気持ち良い!


🌼〜🌼〜🌼


 そしてここからがちょっと大変でした。永瀬ー西田戦の盤上が何とも怪しい雰囲気に…
 このままだとルールにより引き分け、そして指し直しになるかも知れない…大きな声での会話は出来ませんが、あちこちでみんなささやき始めました。

 さてどうなる!?私達!

 休憩時間どうなるの?
 ご飯食べられるの?
 もう13時なんですけど。
(14時に羽生将棋連盟会長の挨拶、そして決勝戦の予定)

 指し直し局あるとしたら
 決勝戦何時に始まるの?
 今日何時に帰れるの?

 また直近の懸案事項として、両対局が終わったら棋士はステージ場でインタビューを受ける事になっているのですが、指し直しになったら藤井先生と糸谷先生はどのタイミングで戻って来るのかもわからないので、とにかくこの対局の行く末を見守るしかない。

 取り敢えず今トイレ行こ!

 みんな同じ考えで、多分ほぼ全員入れ替わり立ち替わりトイレに行ったと思います(笑)
 私も13時10分頃トイレに行き、その後はロビーにてスマホで状況を確認する作戦を取りました。
 どうやら引き分けは無くなり永瀬九段の勝利が近づいているようです。そのままロビーで終局を待ちました。

 そしてかなり時間は押したものの、藤井先生と糸谷先生がステージに戻って来ました。

決勝への意気込みなどを…

 しばらくして解説会場から西田五段と永瀬九段も戻りました。

西田五段(左)の疲労感がハンパない
まだ32歳、一日で老けた?

「投げる(投了する)タイミングがわからなくて長くなってすみませんでした」と西田五段。笑いを誘いながら正直で温かいお人柄。

 そして司会者から「14時30分に羽生会長の挨拶、決勝戦は14時45分からです」と発表がありました。
 とにかく急ごう!30分ちょっとしか無い!


🌼〜🌼〜🌼


 一番近いコンビニでお握り2個を買い、直ぐ様ロビーに戻るも空いているソファーは無し。
 仕方無くぼっち立ち食いを敢行する。お母さんごめんなさい。立ち食いに凄く厳しかった母の顔がまぶたに浮かぶ還暦目前女子…(ちなみに母はまだ元気です)

 一気食いで食道が詰まって焦ったけど(あぶねー)羽生会長のご挨拶前にちゃんと着席しました。


羽生善治将棋連盟会長

「皆さんも準決勝から見ているだけでなんというか、かなりエネルギーを使うというか…」
 はい、その通りでございます。みんな笑っちゃった。疲れを吹き飛ばしてくれる優しい会長。

 そしていよいよ決勝戦。

対局開始直前

 対局は藤井先生に細かい所でミスが出て(ご本人談)永瀬九段が鮮やかに寄せ切って勝利。お見事でした。

終局直後
二人とも途中から上着を脱いでました
永瀬九段の脚が少年ぽい


「今日は藤井さんに矢倉(戦法)を教わろうと思って」と謙虚に語る永瀬九段。
「教わる」と言う言い方は、棋士が相手をリスペクトした上で相手の得意な戦法を敢えてぶつける時に良く使う言い方です。
 永瀬九段のこういう「教わる」発言は、藤井竜王名人が中学生でプロデビューした頃からずっと変わりません。

 藤井竜王名人が八冠を達成した時の相手として一般の人にも図らずも知られる棋士となりましたが、近い内にまたタイトル戦で二人が戦う日が来る!
 そう思えた一日でした。


羽生会長から表彰状授与
永瀬先生おめでとうございます


 そして対局観戦後のお楽しみ、抽選会の結果は!?



 やっぱりハズレ💔

 優勝者の色紙はその場で優勝者が抽選し、ステージで直接渡されます。
 今回は私の後ろの席の方が当たっていました。
「良かったですね、おめでとうございます、見せてもらえますか?」と言う言葉を掛け…ませんでした。羨まし過ぎて悔しくて💧心狭き観る将3級おばちゃん。

 最後に名古屋在住の読者Kさんの為に、お土産写真を。


モニターに映った藤井竜王名人
を激写
一番よく撮れてる

 私の席からスマホじゃ小さくて上手く撮れなかったから、これでご勘弁下され。藤井竜王名人の敗因はもしかしてこれかな?

王将戦名物「勝者の罰ゲーム」で
対局室をお掃除

 これが朝日杯の前日ですからね。いくら何でも前日は遠慮して欲しかったですよスポニチさん。


楽しそうですけど☺️



🌼〜🌼〜🌼


 毎年2月にこの朝日杯に行くことが私の生きる目標です。
 電車で1時間10分。近くはないけど遠すぎない距離。健康で気持が充実していてお金にも余裕が無くては行けないから。

「心・技・体」ならぬ「心・金・体」を整えてまた来年有楽町に行くぞー!おー!🙋

 本日もご訪問有難うございます。







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