二項対立は分かりやすいけど

最近、「統合」という考え方を学んでいる。

他者貢献か自己実現か
利己的か利他的か
好きなことか得意なことか

こう問われたとき、どちらかしか選べない、どちらかを選ばないといけない、ような気がしていた。

そして悩むのだ。
私はどちらを大切にしたいんだろう？私はどっちなんだろう。

一方で「統合」という考え方は、どちらも大切にすることだ。ピアノで例えるとすれば、正確性と表現の統合だろうか。

狂いなく一定のテンポを外れないように弾く曲は、正しいかもしれないけど面白みがない。
かといって表現ばかりに気をとられ、音やテンポを外してばかりだと曲の世界に入り込みたくてもむずかしい。

正確性と表現のどちらも大切で、「どうすれば統合できるか」「自分はどこでバランスを取るのか」を考えていく必要があるんだと。そう教えてくれる人に出会ったのだ。

片方だけ選んで、もう一方の選択肢はそぎおとす。そうしたほうが圧倒的に楽だし分かりやすい。

それに「田舎か都会か」なんてタイトルの記事を見たら面白そうで読んでみたくなる。

まだまだ「統合」初心者だけれど、ひとまずは「Aであれ」と言われたときに

・もう片方の選択肢Bを忘れないこと
・どこでバランスを取るのかは自分で考えること

は心がけたいと思っている。