
「小学校前の3年間にできること、してあげたいこと」をラテン系ばあばが要約してみた
今のママとパパの助けになる本
こんにちは、ラテン系ばあばのyokitaです。
忙しい人のために5分でサクッと本の内容紹介をしていきます。
記念すべき第1回目にご紹介する本はこれ。
「小学校前の3年間にできること、してあげたいこと」
私にはまさに今
子育て真っただ中の娘夫婦と息子夫婦がいるのですが、
中々本を読む時間もないようなので
忙しい二人のためにも要約しようと思ったのが
今回記事を執筆した理由です。
4,5歳くらいの子どもを持つパパとママにぜひ読んでもらいたい1冊。
この本の核を一言で言うと…
小学校前にさせてあげたい「幼児教育」とは
勉強の外にある知的な遊び

祖川泰治著 すばる舎
4つの土台
1.国語力の土台
① 語彙を増やしておく。どうやって?子どもは親との会話から多く学ぶので、親が語彙を豊かにして話そうとするといい。例えば、「月が出てるね」より、「まんまるお月様が光ってるね。」がベター。それから、一緒に買い物に行った時、野菜や物の名前を言う。その時も飾りの言葉を添えてね。例えば、「美味しそうな大根だね。」とか。少し難しい言葉でも、前後のニュアンスで、案外、子どもは的確にとらえることができるので、言っちゃって大丈夫。とにかく、インプットをどんどんさせていきましょう。
② 本の読み聞かせ。子どもは会話から口語を学び、本から文語を学ぶ。本に書かれている文章はきちんと主語、述語があり、「て、に、を、は」が使われている。同じ本を何百回も読んで文章が頭に入っていく。素晴らしい文章をインプットしておけば、大きくなってから、きちんとした文章が書けるし、自分の気持ちを的確に相手に伝えられる。
昔、人形劇をやっていたばあちゃんは、読み聞かせが大好きで、一人芝居みたいになっちゃって、夜寝る前に読むと、逆に子供が寝てくれなかったけど・・・でも、おかげで二人の子どもは大人になっても、本は読んでるみたい。
③ ひらがなは、まず読めればOK。100均ショップでお風呂にはるひらがなシートなんかもありますね。自分の名前から始めましょう。子供が興味を持てば、漢字も教えてあげるのも有り。例えば、町を歩いていて、看板などを見て、子供が「あれ、何って書いてあるの?」とか、聞いてきたら、教えてあげましょう。
2.算数力の土台
① 日々の生活の中で、いろんなものを数えて、幼児期から数字感覚を身につけて、数字に慣れさせましょう。まず、1をみて、「いち」、7を見て「なな」と言えること。次に、「これいくつ」と聞いて、箱の中に入っている物を数えさせながら、別の箱に移動させる。ピザを3人で分けるにはどう切ったらよいかと考えさせる。お菓子を一列に並べて、「右から3番目を食べよう」。買い物に行ったときに、100円を渡して、好きなものを選ばせる。遊びながら数字に慣れさせるには、サイコロを使ったすごろくがお勧め。慣れてきたら、サイコロを2つ使って、それぞれの数を足すことも、やってみましょう。カレンダーを毎日見て、予定を書き込んで、「今日は何日、あと何日で○○だよ」で日にちの感覚を身に着けられる。トランプの7並べや神経衰弱も良い。(その場合は、1から10までのカードだけを使うこと。)
② 図形センスはパズルやブロック遊びで養う。
こんなこと、ぜーんぜんしなかった。だから、2人の子どもは数学が苦手です。両親とも文系だからって、あきらめてたけど、違ったんだ・・・
3.身体の土台
① 筋力も力もついていないので、小学校に上がる前は、特にスポーツを習う必要はない。
縄跳びは足腰が強くなる。ボールを投げるのも手と足を同時に鍛えられるし、将来の球技に強くなる。体操教室に行かなくても、「お父さん登り」とか、お父さんと相撲をするのも良い。水遊びをたくさんして、水に慣れて、顔をつけられるようにしておけば大丈夫。あとは、よく歩いて足をきたえておくこと。
② 手先を良く動かすために、あやとり、じゃんけん、折り紙もよい。
4.芸術の土台
① 家で音楽を聞かせたり、コンサートに連れて行くだけでも音楽的センスは磨かれる。おもちゃのピアノや楽器で音楽に親しんでおく。好きな絵をたくさん描く。
習い事も子供目線で
子どもはすぐにあきるので、色々なパターンを作って、遊びながらやれるものを準備しましょう。
習い事をさせる場合は、「本人が好きなこと」に。先生との相性も大事。子供が笑顔になっているかどうかがポイント。嫌々行っても、身につかない。
今すぐの、目に見える効果を期待しない。子どもがうまくできたときは、ほめる。認められたらうれしくなって、次も頑張ろうと思える。
これは、失敗したなあ。息子が嫌がるのに、年少さんの時、無理やりスイミング教室に入れて、毎回、ごねられた(泣)。あんなに嫌がる時期じゃなくて、もっと大きくなって、自分から行きたいと行ってから始めたら、たぶん、短期間で泳ぎが上手くなってただろうし、私もイライラしなかっただろうにね。
入学前に身に付けたい良い習慣
自分で身の回りのことをする。(着替えとか、片付けとか)
大人に言いたいことを言えるようにする。(トイレに行きたい、とか)
挨拶(親が率先して挨拶して見せる。親がしないことは、子どももしないよね。)
1日10分机の前で座る(お絵描きしたり、おもちゃで遊んでいてもよい)
鉛筆とお箸を使う(正しい持ち方が上達の早道)
時計でだいたいの時間がわかるようにする(学校では、何時までに○○しなさいとか、結構言われるので)