【アラサーOLカナダでオフィス採用】
前記事で就活の奮闘記を紹介したが、
オフィスワークを手にするのは正直かなり苦戦した。
ビザの期間の短さと語学力不足の問題である。
正直飲食店でアルバイトはもうしたくなかったので、
仕事が決まらなかったら帰ろうと思っていた。
もう半ば諦めていて飛行機のチケットを探し始めていた頃、
夏休み中の友達と、最後の思い出になるかもしれないとビクトリア島に旅行にきていたときのこと。
カナダ在住アジア人なら誰でもしるあの企業!
観光を楽しんでいた私の携帯に留守電が残っていた。
それは、Indeedで見つけたカナダ全土に10店舗構える日本の生活雑貨を扱う小売業の本社から✨。
倉庫の在庫管理の求人が出ているのを見つけて、希望の職種ではなかったけど応募していた。
日本製品を扱う会社であれば、日本人であることが有利なになると期待できたし、
なによりカナダに渡った当初からお世話になっているお店。
しょっちゅう買い物にも行く大好きなお店だったので凄く興味があった。
旅行中だったので雑音の中では折り返さず、
翌日家に帰って気を静めて折り返しの電話を入れることにした。
まさにラッキー!希望職種の求人発見!
そして家に帰り、改めて求人内容を確認しよとIndeedを見てみると、
同会社から営業事務のポジションの募集もかかっていたのである。
しかも求人掲載されたばかり!
一日待って、ちゃんと調べて本当に良かった!!!!
応募理由や会社の事業内容について改めて整理し、
心の準備をしていざ電話。
人事担当者はとても優しそうな男性だった。
まず応募したポジションではなく、営業事務の方が私の経歴にもマッチするし、興味もあるんだと伝え、
そこからは今現在は働いているのか、ビザの期間や種類など聞かれ、
とてもリラックスした雰囲気だった。
そしてオフィスの場所が辺鄙な場所にあるけど大丈夫?と。
そんなことは大した問題ではなかったので、全然大丈夫だよと伝えた。
そこで電話面接は終わり、結果待ち。
そして翌日にまた電話が来て、「対面面接がしたいからオフィスに来れるか」と。
明日じゃなければいつでも大丈夫!と答え日程が決まった。
なぜ明日じゃダメだったかというと、面接に着て行くような服を1着も持っていなかったから。
慌てて翌日ユニクロへ。アンクルパンツやジャケットを購入、
カナダにいてもユニクロは最強の味方なのだ。
いざ、人事・営業マネージャーと対面面接!
オフィスの場所はシェアハウスからバスを3本乗り継いで、1時間はかからないくらい。
レジュメをStaples(カナダの文具オフィス用品店)で3部ほど印刷したものを持参した。
辺鄙な場所と念を押されたくらいなのでバスの本数は少なく、
早めに着いておきたかったのでオフィス前でだいぶ時間を潰した。
周りに飲食店が何もない倉庫街のような場所だった。
オフィスも倉庫直結して付いている平屋の建物。
ドキドキしながらいざ!!出陣。
「面接にきた○○ですが、」と受付で名乗ると、すぐに人事担当者がやってきて会議室に通された。
頭では、カレッジでやった模擬練習を思い出し、
前日に考えてきた前職でのエピソードを何個か考え、ド緊張しながら待つ。
そしてやってきたのは、
明るくキビキビして、だいぶ早口で話す人事マネージャーの女性と、
にっこにこで穏和そうな、とても背の高いセールスマネージャーの男性。
どちらも香港系のお二人。
英語も普通にペラペラだけど、母国語は広東語である。
人事マネージャーからは、「色んな国の人が働いてる会社だから安心してね」と言われたけど、
働き出して嘘つかれたのかなってくらい9割は中国系だった。
(内訳は香港系8割の本土1割・台湾1割)
残りの1割がマレーシアと日本人と韓国かな。
色んなエピソードトークや自己アピールを用意してきたけど、
ほとんどはどんなソフトを使ったことがあるかとか、
業務の詳細内容など、本当に具体的なことばかりだった。
正直、前職で使用していたものが全然グローバルなものではなかったので、メールのOutlookや受発注システムのSAPもつかったことがなく、
しかも商社での経験はあるけど、小売り業界は未経験。
こりゃダメかなと思いながらも、
必死でFast leanerであることとか、コミュニケーション能力あるよとかエクセルとパワポは問題ないよと自己アピールをはさんでいく。
在庫管理とかもしてたし、物流と近い仕事もしてたし、
と、拙い英語で頑張って伝えていると、今までニコニコしてそんなにしゃべらなかったセールスマネージャーが「まさに僕たちがお願いしたいのはそういうことなんだよ」と乗り気になってくる。
色々早口で質問攻めにしてきた人事マネージャーもその反応を見てか、
今度は「永住権を取る気はあるのか、こんな交通の便が悪い場所だけど大丈夫なのか、採用になったらいつからこれるのか」という内容に。
あ、これはいいぞ。受かるかもしれない!
という感触があり、私も「もちろんCo-opビザからワーホリビザに切り替えて、その後は永住権を取りたいと思ってる!東京で働いてたんだから通勤時間長いのも慣れてるよ!採用なったらすぐ働けるよ!」と返し。
授業で習った通り、二人の名刺をもらって、
結果はいつ来る?と形式的に質問して面接は終了した。
そして採用連絡、「明日から来れる?」
これで落ちたらもう何の悔いもなく帰国できるなぁ、と
すがすがしい気持ちで過ごしていると、
翌日早々に、「採用だよ、明日から働ける?」と電話が!!
やったーーーー!!!!
カナダでオフィスワークの就職が、決まったーーーー!!!!!
え、でも明日って言った???!!!!!
面接の最後では採否の連絡は他の候補者の面接もあるから1週間前後はかかるって聞いてたんですけど!
しかも来週頭は前から予定してた友達との日帰り旅行の予定が。
そして心の準備もできてないし、明日からーーーー><💦?
となってしまい、「今週はコロナのワクチン打つ予約もしているし、
Co-opビザで働くなら学校にも申請して書類も出さないといけないから、もう何日かくれませんか」というと、
「面接ですぐにでも働けるとあなたが言ったと聞いてるけど」
と言われる。
確かに言いましたけど。。まだ契約も結んでないよ。
なんとか学校の就職アドバイザーにビザの確認は必要だからと、
1日でも延長させようと粘る私。
人事担当者が、やれやれって感じで「じゃあ確認して折り返すね。」
と言って電話が切れた。
まさか、やっぱりなかったことに、とか言われる?と怯えながら待つ。
気持ちがジェットコースター波に上下する。
でも万が一、営業事務ではCo-opのビザ使えないとか言われたら違法就労になるしな。。。
怯えて待つこと半日、
「本当はあなたが入る部署の子が最終日だから引継ぎがしたかった。
しかも来週頭はマネージャーは店舗にいるからその前に本当は来てほしかった。でも仕方ないから来週からでいいよ」と連絡が来た。
あー、良かったぁーーー
来週の旅行は当然キャンセル。
友達も「そんなことより仕事が決まって良かったね」と喜んでくれた。
そんなこんなで、
無事!
アラサーOL 、正式にカナダで就職が決まったのだった。
おめでとーう✨✨
次回は、実際にはどんなことをしていたの?の記事。
短期間で部署異動も経験して、念願の?輸入部署も経験したよー
お楽しみに🎵
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