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Aesopの定番香水 Tacit Hwyl Marrakechについて語る

香りものが好きで、今まで色々試しているけれど飽きずにリピートしつづけているのはAesopの香水だけ。
Aesopへの熱い愛を今日は語ってみようかと。

Aesopに出会うまではゲランやランバン、グッチなどフローラルな香りをまとっていた。若いこともあって、女の子は可愛らしい香りがいいっていう思い込みも当時はあったのかもしれない。
 ウッディな香りにめざめたきっかけはAesopでないのです。SABONの男性向けに展開されている「ジェントルマン」の香りを試したときに、人生で初めて香りに酔いしれたのである。店頭で試してからその日は手を洗いなくないくらい香りに酔いしれた。一目惚れならぬ一嗅ぎ惚れである。
 ジェントルマンの香りのベースがサンダルウッドが入っていたからだと今になって気づく。

 Aesopはハンドクリームをもらっていい香りだなと思いお店を覗いたときに香水のMarrakech(マラケッシュ)に出会った。つけた瞬間は、スパイシーが強いのだが、1時間くらいするとだんだんまろやかになって、半日経ってもサンダルウッドの残り香が上品。仕事でつかれたときもこの香りに何度癒やされたことか。ただ、この香りは結構癖がつよいのだ、国際空港ターミナルのバッゲージで欧米人やアジア人の体臭がまざった独特の香りは伝わるだろうか。つけたては少しそんな感じがする。パジャマでボサボサ頭でこの香りをつけちゃうと一つ間違えると加齢臭にもなる。でも好きな人にはたまらん香りでもある。美容師さんとか、Aesop愛用者の知り合いではマラケッシュの話題でひと盛り上がりするくらいファンは多い。
 マラケッシュはロールオンタイプも販売しているので旅行にはとっても便利で持ち歩きはロールオン、家にはスプレーと使い分けていた。

 2回くらいリピートした頃に、なんか他の香りを試したくて出会ったのがHwyl(ヒュイル)。トップノートはピンクペッパーやタイム、その後にゼラニウム、最後はベチバー。甘さはまったくないのだけれど、スパイシーが強いわけでもない。この香りを言葉にするのは本当に難しい。樹木の香りと店員さんは話してくれるのだが、最初はちょっと石油を連想させるピリッとした香りなのだが、最後がたまらん香りなのです。奥深い香りなのよ、もうこれは店頭でテスターして5時間たったときに手首を香ってほしい。世の中には似た香りって結構あるけれど、これはどこにもない。Hwylは3本目をリピート中。これがなくなったら毎日気分が落ちるくらい私には日常の愛用品。

 そして最近、Hwylと重ね付けもできて、寝る前にもつけれるTacit(タシット)をお迎えしました。トップノートはユズでさわやかなのだが、すぐにバジルとシダーウッドが主張してくれてほどよくスパイシーでも爽やか。でもかるすぎない。Hwylと同様に数時間後の香りがほんとに心地よいのです。夜これを付けて、朝はHwylの後にTacitを振りかける。夏は爽やかになるし、この香り万人受けするくらいの個性なので会社には最適なのだ。

 Aesopっていかにも香水って感じの香りじゃなくて、香りをまとってじわじわ余韻を楽しむって感じなのです。このじっくりあとから来る香りから抜け出せなくなる。

最近Aesopの香水の種類が増えているけど、この3本は廃盤にならないでほしいと切に願っている。
今日も寝る前の香りが楽しみで、夜がすきになってる。


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