これでもう、"リッチブラック" が何処にいても見つけてやれる...?
どうも、フリーで活動するデザイナー ようこです。私は、デザインに関する学びやTipsをブログに残してます。
苦労してたこと
印刷物のデザインをしてて、毎度苦労することがある。
そう・・・
「文字の色が "リッチブラック" かどうかチェックして、そうじゃなかったらリッチブラックに直すこと」だ。
リッチブラックとは
いつもお世話になってるラクスルさんで、次のように説明されてます。
リッチブラックとは墨ベタ(K100%)にCMYの色を加えて、深みのある黒を表現することができます。ブラックオーバープリントでおこる透過を避けるためにも使用します。ラクスルおすすめのリッチブラックの設定は「C50 M40 Y40 K100」です。
CMYKの数値の設定によって様々な黒を表現することができますが、CMYKの総インキ量が高くなり過ぎると、4色ベタと同様のトラブルの原因になります。
なるほど。透過を避けたい時は、リッチブラック設定にしないといけないのね。
しかし・・・
イラストレーター上で墨ベタ(K100%)がリッチブラックに見えるんだが
ずっと気のせいかと思ってた。
でも気のせいじゃなかった。
イラストレーターの環境設定から「ブラックのアピアランス」を見てみると・・
「すべてのブラックをリッチブラックとして表示」
「すべてのブラックをリッチブラックとして出力」
こ、これか・・・。デフォルトでこうなってるのね。
印刷トラブルを防ぐため設定変更する
表示も出力も「すべてのブラックを正確に〜」に変更した。
これでもう、リッチブラックが何処にいても分かってやれるぞ。
本当に見つけてやれるか試した
ドキュメントは CMYKモードで、次のパターンを作成。
1)白背景 + 墨ベタ
2)白背景 + リッチブラック
3)リッチブラック背景 + 墨ベタ
4)墨ベタ背景 + リッチブラック
・・・白背景だったら気付きにくい。
「あんま、意味ないのかな?」と思った。
いやいや。あくまで白背景の話。このわずかな策で「なんか違うかも」と気づき、大きなミスを防げるならどんな小さな策でもやっておくことにした。
🌻私がよくやる黒の統一方法はまたの記事に。
次の疑問は残る
1)何故デフォルトで「リッチブラックに見えるように」という設定があるのか。設定があるということは、それにメリットがあるということだと思う。
2)「すべてのブラック」ってどこまでの範囲だろう(K100だけかな)
疑問は残るけど、今日はここまで。
本設定はAdobe 公式ページで推奨されてる
以下、InDesignにはなるけど、黒の表示方法は適切な黒で表示・出力する設定に変更するのを勧めている。
InDesign ことはじめStep1:チラシを作る方法:環境設定を変更する
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