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人が人を呼ぶ!美しくておもろいエリア@徳島県阿波、美馬、つるぎ町

とにかく阿波/美馬市に着いたとき、どかーーんと真ん中に流れる吉野川、ぶわあーーっと広がる田園風景に四方が山で囲まれた風景に、涙が出るような感動を覚えた。川とどかーーーんと開けた山を眺めながら道を走ってるだけで、なんか感動して泣けてきて、幸せーーーって叫びたくなる感じ。

感動的な美しさなのです!!(私の写真力だと伝わらないのが残念~~)

阿波も美馬も一気に好きになってしまって、町を歩いててつながった方と話してたら紹介でご縁にご縁が広がりまくって、ヤバい。ついでに阿波市では移住センターとかも行ってみたら、担当の方も親切で、いろんな人を紹介頂けてありがたすぎる。

今回思ったのは、結局、人。
そして、おもろい場所は、人が人を呼ぶということ。

まずは、美馬でおもしろいゲストハウスがあるので、ぜひ行くといい、と勧められた「のどけや」さん。

めっちゃステキなおしゃれ古民家

ここのオーナーさんを求めて、いろんな地からおもろい方が集まってくるらしい笑。オーナーさんは、アーティストだけどビジネスマンという両極の感覚を持ち合わせられており、実はADDressという他拠点コミュニティサービスの原型を立ち上げた凄腕の方。今はお金中心の世の中になってしまっているので、人中心の世の中に変えていくために、どう資本主義から外れる仕掛けを物理的にもつくっていけるか、という視点でDAO(ブロックチェーンを活用した自律分散型組織)の発想をベースにいろんなことを仕掛けようとしてらっしゃるやり手のすんごいおもろい方でした。
そして、やりたいことを語ったら、住民3名の限界集落はどう?と候補地に連れて行ってくださったり笑、知り合いの農家さんにご縁をつないでくださったり。もう、いろいろ本当にどうもありがとうございました!

ちなみに限界集落は、場所としてはすごーーくステキでした!! ぶわーっと大地のエネルギーを感じるような…!

案内いただいた猿飼集落 めちゃくちゃ素敵な場所だった! 

ただ…お猿さんが大量発生、水道が止まると1時間かけて水道管の破損や目詰まりを直しに行くとか、冬は雪も降るし、四駆でないと山道ムリ…みたいな、だいぶハードモード笑。

限界集落の発想はなかったけど、確かにおもしろいかも。一応、候補地のひとつ……になるかもしれない笑。

とにかく美馬滞在、おもしろすぎて、濃すぎた。
なにはともあれ、美馬に来たら、ぜひ「のどけや」へ!
お宿もおしゃれ古民家でとっってもステキです☆彡


それから、もうひとつ。
美馬の隣町、つるぎ町に家賀(けか)という集落があるのですが、ここもすごかった!!!
世界農業遺産に認定されたエリアで、何がすごいって、山の傾斜を利用しながら、無農薬無化学肥料、機械を使わずに助け合いながら自給自足に近い生活を送っている集落があること。
助け合いと自給的くらしは、山間の町や集落に行くと残っていることが多いなと感じるんだけど、無農薬無化学肥料、機械を使わない暮らしが残ってるのはマジですごい!!
というのは、無農薬無化学肥料で畑や田んぼをやろうと思うと、慣行農法の地域の人からは反対にあうケースが多いという話もよく聞き、昔ながらの形が残ってること自体が、マジで奇跡的だと個人的には思ったからだ。

世界に誇る農業遺産:傾斜地農業が残る地域

ちなみにここでは、かつて藍の生産地だったことから、藍の栽培を復活させて、「食べれる藍」として販売をし始めたら大ヒット!ちなみに今、家賀産の藍入りチョコレートがアメリカでメガヒットしてるらしい。

藍粉、藍そうめんなどなど家賀産の藍を活用した商品がたくさん

さらに、最近有名なshogenさんや、ひすいこたろうさん、はせくらみゆきさんたちも訪れていて、土地のエネルギーに感動されて、心が震えたと言われてらっしゃったとか。
そして、藍を植えたり、竹筒晩茶を作ったり、さまざまなイベントがあるごとに今や各地からいろんな方々が何十人も集まるそう。

伝統農法で栽培している藍畑 藍がキラキラしてました

さらに「家賀再生プロジェクト」というすばらしい構想が。

そもそも地球にやさしい自給的な暮らし、助け合いのつながりがすでにあって、そこにさらにサテライトオフィス誘致など現代を融合した新しい集落として生まれ変われるように動かれているそう。

構想も明確で、すでに大部分はできあがっているそう

なんと、すごすぎるーーー!!!

そして、この家賀のキーマンのおひとりが、スーパーおばあちゃんのきょうこさん!!
お人柄がめっっちゃステキで、超パワフルで、あたたかくて、笑顔と元気をもらえるような方。集落の地域の方から信頼を得ながら、外の方々ともつながりつつ、これだけ外からの人を招き入れ、新しい動きを推進していくのは、本っ当にすごいことだし、こんな稀有な存在の方がいらっしゃることそのものが奇跡だと思った。
いろいろお話聞いていると、そもそも一般的には閉鎖的な集落の方が多く、外から人が来ること、新しい動きをすることそのものを拒否されることの方が多いらしいからだ。
ちなみにきょうこさんお手製の藍入りのそうめんや、藍てんぷらなどごちそうもいただきました。めちゃうまでした。感謝!

藍てんぷらに藍そうめん、すべて家賀産のお野菜たち

そんなきょうこさんに会いに、家賀まで来ている方も少なくないそう。
やっぱり人が人を呼ぶ。

そんなこんなで、刺激的過ぎた美馬、つるぎ町滞在でした…!
候補地として心にとどめて、次は香川へ。

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