健康習慣(行動)が認知を変える

 6月に入り「湿気の多いジメジメした季節がやってきた―」と身構えていますが、カラッとした晴れのお天気が続き、ほっとしているsumidaです。
 さて本日は、先週末学んだ認知行動療法にちなんで考えたことを綴ります。


1.退職後の健康状態

 3月末に退職し、「通勤」という習慣がなくなり、思いっきりデスクワーク偏重型の生活になって2ヵ月が経とうとしていた先月下旬、座りっぱなしにより身体は凝り固まり、足のむくみ、肩こり、首こり、頭痛は毎日で、頭痛薬の服用が常態化してきていました。
 頭痛薬を飲みながらふと、こんな生活を続けていたらどうなるんだろうと考えていると、クリアではないものの、ものすごい不健康な状態が想像されました。

2.取り組み始めた健康習慣

 そうしたら自分でも不思議なくらいスイッチON状態になり、その日から以下のことをはじめました。

1)You Tubeを見ながら20分の宅トレ&寝る前の10分間ストレッチ
 宅トレは間違いなく汗をかきます。汗をかくくらいの負荷をかけることで「運動してる!」と実感できるけれど、長時間続ける自信がないので、20分がちょうどいいです。
 ストレッチはむくみ対処のために始めました。凝った体を凝ったままにせず、ほぐしてリンパを流すことが目的です。これも、「10分」というのがちょうどいい時間です。

2)ルイボスティーを1日2杯、煮だして飲む
 これもむくみ対処と悪化予防のためです。煮だすことでカリウムやマグネシウムがたくさん抽出されるようなので、煮だした濃いめのルイボスティーにしています。
 因みに、とことんこだわってオーガニックのものを。

 総じて言うと、身体の凝りとそこからくるむくみや倦怠感をとるための健康習慣です。

3.取り組み始めての感じた変化

 これを続けて約1週間経ちました。
 今のところ、こんな変化を感じています。

①頭痛薬をほぼ服用しなくなった
 身体状態の大きな変化としてはこれが一番大きいです。特に宅トレを始めた頃は筋肉痛で身体が重く感じることもありましたが、全身の凝り感は緩和され、特に頭痛を感じる頻度が大幅に減りました。少し頭が重いと感じた時は肩甲骨や首をぐるぐる回すと割とすぐ解消し、「どうしようもない」という状態に陥ることはなくなったように思います。
 頭痛が落ち着いていると仕事がはかどるので、プレゼンティーイズム(体調不良やストレスなどが原因で、本来の能力を発揮できない状態)の低下につながっているようにも感じます。

②自己肯定感が上がった
 宅トレをして汗をかくと、「頑張ったよね、私」と達成感、満足感を感じ、ストレッチを終えると、「これでリンパの流れがよくなってむくみが取れる気がする」と不調が緩和される気になるのです。ルイボスティーを飲んでいる時も、「身体に良いもの(プラセボみたい)を良い飲み方で飲んでいる」と思いながら飲んでいます。即ち、健康に向けて行動していることで「これだけ取り組んでいる」と自信につながっているのです。そして自ずと、そんな自分のことを肯定する気持ちも増しています。

4.これは認知行動療法?

 先週末学んだ認知行動療法は、問題や課題がどういう悪循環で起こっているのかを明確にし、認知や行動にアプローチする方法を学びました。
 そこで印象的だったのが、認知を変えるより行動する方が簡単にできるということです。考えてみれば当たり前なのですが、今回の私の「宅トレ、ストレッチに取り組む」「ルイボスティーを飲む」というのも、健康状態に問題を感じてから認知より先にアプローチした行動です。これらの行動は、「身体に良いことをしている」という認知を生み、自己肯定感が上がるとその行動を続けたくなります。まさに「行動活性化」というやつです。
 健康習慣に取り組み始めた矢先にたまたま認知行動療法を学んだので、自分の行動が認知行動療法の枠組みにピタリとはまり、「行動が認知を変え、行動を活性化する」ということを身をもって実感しました。
 自己肯定感を上げようとするよりも、健康習慣に取り組んで自己肯定感が自ずと上がる方が、無理なく持続性もあるように感じます。

5.実感の強み

 認知行動療法は心理療法ですが、そのアプローチはキャリア形成支援にも大いに活用できればと思います。そのためには、心理療法を自分自身が体験・実感することで、自信を持って、また、説得力を持って伝えることができると考えます。自分の仕事の上でも、実感を強みの1つにしていきたいですし、そんな自分を想像しワクワクしながらこれからも精進します。


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