「保育園が決まれば働ける」は大間違い。新たな18時お迎えの壁。
「0歳さんクラスは18時までには迎えにきてもらいたいんです」
いつもニコニコの園長先生からの一言に
一瞬思考が停止した。
0歳児は体力もなく
少しでも早く家に帰って休ませてほしい。
もう、その通りすぎて異論なし。
ただ、現実的に18:00はかなりの無理ゲーだ。
「6月生まれなんですけど、1歳になったら19:30まで大丈夫ですか?」食い下がる私。
「そうですよね、6月生まれですよね。でも0歳さんクラスはやっぱり、なるべく。。」
いつも本当に協力的な園長先生。
その園長先生が心を鬼にして言っているのがわかる。
これはもう、こちらがなんとかするしかない。
保育園が決まれば働ける
そう思われている世の中の風潮と
現実とのギャップに頭がくらくらする。
地域性かもしれないが、1歳児以降もやはり延長保育を利用する人は驚くほど少ない。
私の産褥期に夫が19:30にお迎えに行くといつも最後の一人。
先日忘れ物で18:30に園に電話したら、もう誰もいなかった。
我が家のために2時間も残業する保育士さんがいるのか、と思うと申し訳ない気持ちにもなる。
保活で20時まで延長保育をやっている園をわざわざ探した。もっと近所もあったけど、19:00お迎えなんて絶対無理、そう思っていろんな園を諦めた。
それがまさか、こんなソフトな理由で預けられないとは。
でもね、もう変えられないものは変えられない。
この18時ルールをいい機会にするしかない。
現実、2歳と0歳のいる生活で、家族みんなが家に揃うのが20時というのはやはりかなり厳しい。
帰ってからもお風呂、夕食、歯磨き、寝かしつけ。30分でも早く帰りたいのは正直なところだ。
転んでもタダで起き上がるものか。この逆境を力に変えてやるー!
私はここで、こっそり誓った。
絶対に自分だけで解決しないぞ。
営業の私が、夕方のアポイントを全部入れず、カンファレンスや会議もブッチして、なんとか18時に迎えに行ったところで、夫の帰宅が20時を過ぎるなら1番過酷な時間をワンオペで過ごすことになる。
残業しない分、日中死にものぐるいで働いて、そこからワンオペでは身も心も持たない。
まずは夫に会社と交渉してもらおう。
夫側も無理なことはわかってる。それでダメなら転職も視野に自分ごととして考えてもらわないと我が家は進めない。
なんとかなるなら、任せちゃおう、の夫。
これは夫が悪いのでは無く、日本の社会がそういう風潮なのだ。
たとえ妻が働いていても、子どもがいるなら会社も配慮してくれるだろう。という前提でしか物事を考えていない。
強制的に夫を動かし、私は自分の力で早く帰る。そうすればツーオペの日が増える。
「今日、会社と話してくる!」
意気込んで出かけた夫。
18時お迎え問題を、「どうするの?」ではなく「どうしようか?」と夫婦で向き合うこと。
この姿勢で子育てをできることが、我が家の強みだと思う。