最上義光(もがみよしあき)の野望(その1 全4回)
今日はね、山形のお殿様、最上義光のお話だよ。
義光の妹義姫は独眼竜伊達政宗のおよめさんになった人だね。
ポンと昔。今から500年くらい前の天文15年(1546年)に山形城で最上義光は生まれたよ。徳川家康より四つ年下だったよ。
義光の生まれた時期は戦国時代だった。日本中あちこちで、勢力をのばすために戦いがあったんだ。もちろん、山形の周りでもしょっちゅう戦いがあったさ。
義光はね、えらくなりたかったんだ。お金持ちのお殿様になりたかったんだよ。自分がえらくなれるためならどんなこともできた人さ。
義光には男の子4人と女の子のこどもがいたんだよ。
「これから、どうしたものか」
義光は山形城の奥の自分のお部屋で一人春の夕風に吹かれながら、考えていたよ。
つつじにはもう花がついていたよ。
「桶狭間で、今川義元が倒された、浅井長政も倒された、甲斐国の武田信玄も死んでいった。嘘のようだが織田信長も明智光秀も倒されていった。今は豊臣秀吉公が天下を獲ってはおるがのお、お子はおらぬし、、、大坂や京都は遠いのお。次に強いは徳川殿じゃ。そうだ、贈り物を盛大に送っておくとするか。たしか、家康どのは鷹狩がお好きじゃったの」
義光は、国自慢の鷹や駿馬や織物なんかをちょいちょい送っていたんだよ。
でもね、家康に贈り物をしているのは義光だけじゃない。日本中からプレゼントは集ってくるよ。
今日はここまで、読んでくれてありがとう!続きは明日のお楽しみ!お休み、ポン!
#日本史 #戦国時代 #最上義光