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「Petrichor.」feat.たこはら
雨は、髪の毛がほわほわになるので、苦手です。
こんにちは、夜桐蒼です。
寂しい夜を彩る、優しくて儚い曲を書いています。
2024年9月13日に投稿しました『Petrichor.』についてのお話しをしたいと思います。
数の部分で不安でしたが、ありがたいことに想定以上の反応を頂けました。
今でも毎日少しずつ再生が増えていて、見てて本当に嬉しいです。
僕の曲を好きになってくれて本当に嬉しいです。これからもよろしくね。
僕は音楽はボカロしか聴かないような、そんな人間でした。
別にこういう曲を書くような人間でもなかったです。
横にいる(と勝手に思っている)仲間たちがみんな評価され始めて焦る。
そんな中で、自分が最短で輝ける方法は何だって
考えた結果がこんな感じの曲調でした。
割と周りとちょっと違う場所を取れたと思ってます。
大学受験で曲作れなかったし、考えることしかできなかったので、
いっぱい考えてました。これからの動きも考えてるから楽しみにしててね。
まずたこはらさんについて。
「あぁ、いつかこの人に歌ってもらいたいな」
2023年4月、衝撃でした。
たまたま出会った一本の歌ってみた動画にこんな感情が湧いたのは初めて。
この時は別に活動方針とかも全く決めてなかったし、
歌唱依頼とかfeat.とか、もうとにかく何も分かってなかった頃です。
伸びとか評価とかから無縁にめっちゃ適当な活動してた頃です。
でもなぜかそう思ったんです。記憶違いじゃなければ、
何も考えずにDMで「いつか曲書きたいです」って言ってたと思います。
大好きだけど、ただの大好きじゃなかった。
本当にこの人に歌ってもらいたかった。
その気持ちは途絶えることもなく、1年以上あっためにあっためて
やっと歌ってもらえました。
活動してる中で、ひとつ夢が叶った気分でした。
それだけ、この曲は大切なんです。
(曲ができてないっていうのもあるけど)ずっと擦っちゃうんです。
大好きなんです。本当に、この曲が。まだ擦るよ、ごめんね。
そんな背景があったので、制作は難産of難産でした。つらかった。
僕の役割は「作詞作曲」に全振りみたいなものなので、
メロも歌詞も完璧なものにしないといけないです。
こだわらないといけないんです。「僕の曲」にするために。
でも本当にずーーっとハマんなくて、もうしんどかった、本当に。
曲名はできてました。「Petrichor.」でいこうって思ってました。
終わりかけてる苦しい恋愛を綺麗なままで書こうと思ってました。
この次の曲を誰に歌ってもらいたいかを明確に決めてたので、
繋がるように、余韻が残る終わらせ方をイメージしてました。
そんな中で、やっと降りてきたメロと歌詞の一文が、下の引用です。
話題もないのに繋げてる通話
生温い雨が僕たちみたいで
雨上がりの匂いが揺らした
カーテンを横目に話をしようよ
「話題もないのに繋げてる通話」、この言葉完璧だと思ってます。
喋らなくてもずっと一緒!みたいなポジティブにも取れるし、
マンネリ化してる状態にも取れる、曖昧な歌詞。
「通話」って言葉は、Petrichor.の「コール」の部分にもかかる。
これ以上ない完璧でしょ、やばいでしょ、自画自賛祭りですよ。
こっから全部もうハイスピードで制作進みました。よかった。
メロ決まって、歌詞も決まって楽器陣とたこはらさんに共有したら、
うずらさんが褒めてくれて、
あぁ、これでいいんだ、よかったって思えました。
何が正解かわかんなかった時だったので、救われた気分でした。
ギターはうずらさんがトンデモギターソロも含めて入れてくれて、
リファレンスをいっぱい共有したんですけど、
それを理解してくれて、フレーズ組んでくれました。
ベースはぶん投げちゃったのにずまくんが汲み取ってくれました。
春浅葱姉は僕が馬鹿すぎて何度もリテイクしたのに
すっごい優しくて、寄り添ってくれて100倍良い音源にしてくれました。
本当によかった。ありがとうございました。
雨模様とその後を暖かく、時に冷たく、細やかに表現できたと思います。
たこはらさんから返ってきた素音源を本当にどこかで共有したいんです、、、
信じられませんよ、ピッチビタビタ、タイミング完璧、ニュアンス完璧。
いや、独り占めしておきます。
僕本当に!間違ってなかった本当に!この人やばいって思ったんですよ!!
先見の明があるらしいです、
この曲はたこはらさんのボーカルしか考えられません。
曲ができて、MVはなかった頃、聴いてもらいたくてたまらなくなり、
TikTokを投稿することに決めました。
漠然とみんなやってるような、demoの投稿をしたかったんです。実写で。
仲間にマイナスに思われるような投稿ではありました。
そんなのどうでもよかったです。伸びるのに必死でした。
伸びればMVを出した時に沢山みてもらえるんじゃないかと思ったんです。
どうやったら一番みてもらえるかなーってめっちゃ研究しました。
これです。
「お洒落な曲作ったからちょっとだけ聴いて」
羞恥心やいらないプライドを全て消して投稿しました。
めっちゃ見てもらえました。肯定的なコメントだらけでした。
本当に嬉しかったです。報われたし、救われた気がしました。
初めて僕が「ちょっと伸びた」瞬間でした。自信になりました。
しかも求めていた、みんなとちょっと違う伸び方。
これからも力入れていきたいと思ってます。
数字は目に見えて認められたり貶されたりするものだと思ってるので、
苦しいし、大切な部分なので、これからも一生付き纏われて
生きていくんだろうなって思います。
上手く付き合って、心が折れないように頑張りたいです!笑
最後に、この曲は見ての通り、素敵な人脈に支えられて成り立っています。
Vocal-たこはら https://x.com/oct_tak00
Music-夜桐蒼 https://x.com/s0h_y0kiri
Guitar-うずら https://x.com/uzura9111
Bass-ずま https://x.com/z__uma
Illustration-梓 https://x.com/azusa_307
Movie-Kakuly https://x.com/kakuly_
Mix Mastering-春浅葱 https://x.com/spring_asagi
VocalEdit-陽裕 https://x.com/sigh8225clam
LogoDesign-終末うにこ https://x.com/QQxQxQQ
僕は本当に周りと比べて笑えないほどスペックが低いので、
みんなに頼って頼って頼って頼って頼って完成しました。
僕だけでは胸張って出せる曲になってないんです、本当に。
やりたいことと自分のできることがあまりにも乖離している状態だったので
音周りは友人の陽裕に相談しながら、
うずらさんとずまくん、春浅葱姉のハイパーキャリーで完成しました。
梓さんは曲を完璧に理解してくれてイラスト描いてくれたし、
Kakulyくんは爆速で雰囲気を最大限引き出してくれるMVを作ってくれたし、
うにこさんは超曖昧な依頼文から読み取って完璧なロゴを作ってくれた。
僕のために動いてくれて、本当にありがとうございました。
この場を借りて、感謝したいです。感謝してもしきれないです。
また、これからも、お願いします。
次のMVは、2月以降だと思います。
道民コンピ『Dosancore』に書き下ろさせていただいた、
『ennui.』という楽曲を、ボカロver.と、歌唱ver.の二面で出す予定です。
この曲も、僕の全てで描いた曲になってます。
『ennui.』の歌唱ver.も、もう一人大好きで大切なシンガーさんがいまして、
その方に歌唱をお願いする予定です。また胸がいっぱいになりそうです。
僕は本当に恵まれてるなって感じます。
また、曲を上げたら、想いをここでぶちまけたいと思います。
自分が今できる全部を出しつつ、いっぱい協力してもらってできた曲です。
最高のMVを用意しておきます。あなたに、聴いて欲しいです。
楽しみにしてて欲しいです。
拙く長い文章をここまで読んでいただき、ありがとうございます。
これからも皆さんに好きになってもらえるような曲を作ります。
応援してくれているあなたが、将来自慢できるような人間になります。
夜桐蒼 / yokiri soh