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国際平和・SDGs出前講座・校外学習

2023年9月から12月にかけて横浜市立小学校等40校 約3,000人のこどもたちが横浜国際協力センターを訪れ、国際平和やSDGsについて一緒に考えました。

「国際平和・SDGs出前講座・校外学習」とは?

 「国際平和・SDGs出前講座・校外学習」では、世界が平和で安心して暮らすことができる未来の地球を「SDGs」を通じて横浜の小学生のみなさんが考える講座を開催しています。
 また、横浜国際協力センターにある国際機関の取り組みを知り、子どもたちが自分事として国際平和やSDGsを具体的に考えます。

校外学習の様子1
国際協力センターに入口にて

3か月間で40校約3,000人の小学生が参加

 2023年度当初は、YOKEスタッフが小学校に訪問して講座を行う「出前講座」型が主流でした。新型コロナウイルス感染症が5類に移行した後はガラリと変わり、小学生のみなさんが横浜みなとみらいにある横浜国際協力センターを訪問して学ぶ「校外学習」型が主流になりました。そのため、9月から12月の3か月間で2022年度の総受講者数の約3倍となる40校、約3,000人の子どもたちがYOKEや国際機関を訪問し、にぎやかな日が続きました。また、久しぶりの課外活動に子どもたちも目を輝かせて楽しく学んでいました。

ウクライナ交流カフェ「ドゥルーズィ」を見学

「直接感じる、直接見る、直接聞く」

 一方で、世界情勢は日々深刻な状況が続いており、世界平和について誰もが真剣に考えなければならない時代に突入しています。子どもたちも例外ではありません。受講中、飢餓や戦争に関するニュースを心配しながら話している子どもたちの姿を目一方で、世界情勢は日々深刻な状況が続いており、世界平和について誰もが真剣に考えなければならない時代に突入しています。子どもたちも例外ではありません。受講中、飢餓や戦争に関するニュースを心配しながら話している子どもたちの姿を目の前で見ると、私たち大人は今すぐ何ができるのだろうかと胸が痛むこともあります。
 横浜国際協力センターの見学でウクライナ交流カフェ「ドゥルーズィ」を訪れた子どもたちが、ウクライナスタッフと会話をする姿や、質問する姿が見られました。アンケートでは、「『直接感じ、直接見て、直接聞く』ことで今まで以上に自分事として国際平和を考えるようになった」との回答が多く集まりました。

ウクライナ交流カフェ「ドゥルーズィ」で質問する児童
ウクライナ交流カフェ「ドゥルーズィ」で質問する生徒説明を聞く児童たち

私たの生活につながっている「国際平和・SDGs」      担当者の願い

 ウクライナ交流カフェ「ドゥルーズィ」で質問する生徒私がこの講座を担当して1年が経過する中で、予想外のことがありました。それは、毎日給食を食べ、家で食事ができることが地球では「当たり前」ではないことに多くの子どもたちが驚いていたことです。ウクライナの国旗の下半分の黄色は「小麦」を表しています。私たちが食べているパンも、世界平和があってこそ。全てのことが世界の国と密接にかかわっています。そしてSDGs各項目も密接に関連しています。国連の説明内容を小学生のみなさんがより関心をもって理解することができるよう「国際平和・SDGs出前講座・校外学習」のプログラムを検討し、開催しています。普段の行動をSDGsの行動としてとらえ、地球の未来と平和に心を向けて欲しいと願いつつ、日々改善しながら話をしています。

グローバル人材育成支援課 紙谷 元己


事業担当 紙谷

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