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国際機関実務体験プログラム2022年度春期「私たちの70時間」

2023年2月から3月にかけて実施された「国際機関実務体験プログラム」に4名の学生が参加しました。YOKEの実務を体験する70時間の活動を通して
感じたことなどを学生のみなさんから教えてもらいました。
学生のみなさんが来られたことは、YOKEスタッフにとっても自身の業務を見つめ直す良い機会となりました。YOKEで見たこと聞いたこと、携わったことが学生のみなさんにとって有意義な体験であり、将来の夢に役立つものであることを願っています。

国際機関実務体験プログラムについて

YOKE は、市内国際機関等及び市内6大学と連携し、国際機関等や YOKE での実務体験(インターンシップ)を通じ、国際協力や多文化共生のまちづくりなどについて学生に考える機会を提供しています。
「誰もが安心して豊かに暮らすことのできる世界」を目指す若者の育成を図るプログラムです。横浜国際協力センターに入居する各国際機関で 70時間~ 100時間の実務を行います。

インターンのみなさんに聞きました

※在籍する大学、学部、学年は2023年3月現在の情報です。

駒宮 拓海(こまみや たくみ) さん

國學院大学 人間開発学部 初等教育学科4年

①国際機関実務体験プログラム参加を希望した理由 
今までは、教員になるために学校現場で実習やボランティアを実施してきました。ですが、現在は、大学卒業後に大学院で学び、国際機関で働くことを目標としており、実務体験プログラムに関心を持ちました。

②国際機関実務体験プログラムで一番印象に残った事業  
日本語教室運営者向け研修会です。リタイアされた方が地域のために活動されている姿に刺激を受けました。

③実務体験の感想 
毎日楽しい日々をYOKEで過ごさせていただきました!さまざまなバックグラウンドを持つ方々と関わることが、自分にとって一番勉強になりました。各事業を通して、人と人のつながりに携われることにやりがいを感じており、外国につながる方々と有意義な時間を過ごせたことが嬉しかったです。また、YOKEの他にもいくつかの国際機関や団体の方々とお会いする機会もあり、自分のキャリア形成が幅広くなったと実感しています。

④将来してみたいこと・夢
大学2年時にガーナの小学校でボランティアをした経験から、途上国の人々の暮らしに貢献したいと考えています。国際機関で経験を積み、途上国のみならず世界の人々の役に立てるような人間になりたいです。

駒宮 拓海 さん

西坂 里衣那(にしざか りいな)さん

明治学院大学 文学部 英文学科2年

①国際機関実務体験プログラム参加を希望した理由 
私は、将来教員になることを目指しています。グローバル化に対応できる資質を身に付けるために、日本に暮らす外国人に対する理解を深めたいと考え、本プログラムに参加いたしました。

②国際機関実務体験プログラムで一番印象に残った事業  
横浜市国際学生会館運営事業です。イベントや出前授業の補助を通して、留学生と会館スタッフと交流できました。

③実務体験の感想 
多文化共生のためにYOKEをはじめ、各ラウンジ、事業がさまざまな取り組みをしていることを知りました。共生を実現することの難しさを実感するとともに、外国につながる方とお話しできたことは大変貴重な経験となりました。私は、みなみ市民活動・多文化共生ラウンジとなか国際交流ラウンジの事業にも参加しました。そこで、ラウンジが各地域の特色を活かし、区民と外国につながる人々との架け橋的役割を担っていることを学びました。実務体験で得たことを将来に生かしたいです。

④将来してみたいこと
多文化共生のためにYOKEをはじめ、各ラウンジ、事業がさまざまな取り組みをしていることを知りました。共生を実現することの難しさを実感するとともに、外国につながる方とお話しできたことは大変貴重な経験となりました。私は、みなみ市民活動・多文化共生ラウンジとなか国際交流ラウンジの事業にも参加しました。そこで、ラウンジが各地域の特色を活かし、区民と外国につながる人々との架け橋的役割を担っていることを学びました。実務体験で得たことを将来に生かしたいです。

西坂 里衣那 さん

野口 美音(のぐち みおん) さん

神奈川大学 国際日本学部 国際文化交流学科2年

①国際機関実務体験プログラム参加を希望した理由 
文化交流や多文化共生に関して興味があり、それらの興味関心を中心とした事業をYOKEが行っているため参加を希望しました。

②国際機関実務体験プログラムで一番印象に残った事業  
(ウクライナ交流カフェ)ドゥルーズィ日本語みらい教室の事業が一番印象に残りました。ウクライナ避難民の方々とお話しできました。

③実務体験の感想
横浜市が多文化共生に力を入れている都市だということを肌で実感しました。世界の複数の都市と姉妹・友好都市提携があり、市内に国際交流ラウンジが数多くある点で横浜市は多文化共生や国際協力に力を入れていると感じ、今まで住んできたこの横浜市に誇りを持ちました。実務体験プログラムを通して、地域的にも国際的にも貢献しているYOKEを深く知ることができました。このプログラムに参加できてよかったと心から感じています。

④将来してみたいこと
一度日本を飛び出して海外に住んで働いてみたいです。
自分が生まれ育った国だけでなく、広い視野で世界をみて、言語や文化から世界を知りたいです。

野口 美音 さん

李 欣李(り きんう) さん

横浜国立大学 国際社会科学府 修士1年

①国際機関実務体験プログラム参加を希望した理由 
国際協力・国際交流のことをこれまで以上に理解し、自分の力で貢献できるようになりたいと思いました。また、実務体験プログラムを通じてグローバルな視点を育てるとともに、コミュニケーション能力と働く能力の向上につなげることを期待し、応募しました。

②国際機関実務体験プログラムで一番印象に残った事業
地域日本語教室運営者向け研修会

③実務体験の感想
在住外国人を対象とした日本語教室の補助を数回行いました。ウクライナ避難民対象の教室もありました。学習者の勉強意欲が高いことを感じて、私も一層やる気になりました。また、交流会、研修会を見学しました。活動中に見つけた課題を仲間とシェアして、互いにヒントをもらうことは、とても有意義な活動であると思います。多くの人が在住外国人のより良い生活のため、積極的に解決策を探していると感じました。私は外国人として、とてもありがたいと思いました。

④将来してみたいこと
人と人が気楽に交流できるようになるため、人々の言葉の架け橋になりたいです。日本語が不自由なために交流ができないという課題を克服し、文化交流、ビジネスを行うことに自分の力をもって貢献したいと思います。

李 欣羽 さん

横浜国際協力センター入居機関でのヒアリングの様子

CITYNET横浜プロジェクトオフィス
国際農業開発基金(IFAD)
国際農業開発基金(IFAD)


アメリカ・カナダ大学連合 日本研究センター(IUC)
アメリカ・カナダ大学連合 日本研究センター(IUC)

国際機関実務体験プログラム事業担当松田から

コロナ禍により2年半にわたり中止となっていた本プログラムは、ようやく一部再開することができ、今回は4名の学生をお迎えしました。
実習のテーマは、「自らの学びをデザインする」。各々の興味・関心に沿って自ら実習70時間を組み立て、積極的に各事業に携わっていただきました。さまざまな人に出会い、そこから得た多様な視点が、今後のみなさんの糧となることを願っています。

グローバル人材育成支援課 松田

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