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私家版「領解文」/松月博宣 さん

南無阿弥陀仏
「われにまかせよ そのまま救う」の弥陀のよび声
声となりて届きし弥陀は
煩悩生活そのものを
浄土に生まれる身と定め
常に照らしたもうなり。
光の中に我が身を愧じ
救いたもうみ仏に
感謝の念仏申しつつ
愚かなる身を生き抜かん。
この世のいのち終わる時
直ちに浄土に往き生まれ
さとりの身となるうえは
縁ある人より導かん。
これ宗祖親鸞聖人と
法灯継がれし
よき師をはじめ
あらゆる方のお育てと
深くご恩を噛み締めん。
救いに預かるそのうえは
弥陀の願いに促され
日々のくらしの心得を
つつしみ たしなみと
思い定めて生き抜かん。
南無阿弥陀仏



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